中邑vs柴田~新闘魂三銃士と近未来プロレス
しかし、テレビ朝日でボクが独裁をふるえるとしたら、同じく大阪大会のメインエベント中邑真輔対柴田勝頼を放送したい。あのときの「いったいこのド迫力の高山対健介の後にどんな試合をしようっていうの?」という雰囲気の・・・
この夏のGIに対するテレビ朝日の放送は、かなり積極的でした。8月15日決勝戦当日には、時間差ありの準生放送。加えて、前日には「決勝戦前日までのダイジェスト」をスタジオ(テレビ朝日アナウンサーが出演)からの生放送。翌週には「GIベストバウト」として、帝王・高山入院の高山対健介ノーカット。放送でもGIを堪能できたのです。ここで、ちょっと気になったのは、自分だったら翌週の特別放送に何を持ってきただろうか、ということ。
もちろん8月8日大阪大会セミファイナルとして行われた高山対健介の試合は、会場の盛り上がりから言っても間違いなくベストバウト。プロレスラーの肉体と肉体のぶつかり合い、折れない心を見せつける代表的な試合でした。これを翌週放送にもってくるのは“順当”です。
しかし、テレビ朝日でボクが独裁をふるえるとしたら、同じく大阪大会のメインエベント中邑真輔対柴田勝頼を放送したい。あのときの「いったいこのド迫力の高山対健介の後にどんな試合をしようっていうの?」という雰囲気の中で行われた試合は忘れられないのです。セミファイナルの試合とはかなり毛色の違う試合で、言うなれば「近未来プロレス」。高度な技の競い合いが、観客の目をとらえて離さない試合です。
開始早々、上半身が下がった中邑に対してPKを放つ柴田。一発目は身をマットにかがめてかわし、二発目は身を後方にそらして空を切らせます。スタンディングで腕を取られた際の中邑の切り返し方も独特の動きとリズムがありました。この試合を推すのは、もちろんこの試合がボクの好きな試合であることはもちろんですが、「新世代の選手」だけではなく「新世代の動き」をフューチャーしたい。その可能性がGIの中でいちばんあった試合が中邑対柴田だったのです。
試合後こそ、柴田の「今日の試合のテーマは笑顔でした」というベタなマイクアピール、呼応した中邑がリングに戻ってきての大乱闘という“おまけ”こそ旧プロレス的ではありました。が、プロレスが世間に勝負していくヒントが見えた試合が、大阪大会のメイン、中邑対柴田だったのです。■□
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