『Number』愛読者が目撃~圧倒的な「過程」が生んだ小川物語~
杉崎 徹=文
職種(プロレス・総合・その他競技の種類など)で 自分のカテゴリを制限せず というか そんな窮屈なしがらみによって表現を自制する気は 小川にはないのでしょう 小川は発言において 秘めたる内情や真意をタブーなく公表し続けている様に感じています・・・
* * *
「日刊・週刊誌と月刊誌との違い」
・・・そういう「ニュースソース」の差を超えた「過程」を
常に配信してくれる『Number』を愛読する僕とすると
『Number』595号(2/19)動乱のP61、
「35年前のキックボクシングブームを覚えていますか」は
年末年始に乱立した興行とファン心理との乖離を
分析するには良い教材だと思います
猪木や馬場のように
徒弟としてプロレスラーを名乗るのが是か? 否
天龍や長州のように
前歴をリセットしたプロレスラーがいいのか? 否
サッカー・レスリングからの
「転職」を強調した蝶野や馳がいいのか? 否
前歴なく出てきた
新三銃士がいいのか?否
前歴(柔道)の経緯をそのまま継続し
発展させ
認知を受けたのが今のプロレスラー小川である
柔道の記憶・技術なくして今の小川なし
柔道を引きずりながらもレスラーとして振舞う
小川にこそファンは狂喜する
前田が綴った
高田が綴った
佐山が綴った歴史よりも
小川はわかりやすい
小川はどこにでも立つ
そしていつも小川でいる
小川と比べてしまえば
前田も高田も佐山もカメレオンに思えてしまう
そう
小川は表裏を余儀なくされる
マッチメーカー(責任者)ではなく
レスラー小川なのだ
そして彼はずっとその位置を守るだろう
だからファンは「小川」を求める ■□
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