[(^-^)真理の疑問(?_?)] ロープに振ったらなぜ?
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真理mari =プロレスについて質問する人 ◇ 毎週土曜日は、「プロレスのことがよくわかんない」真理がプロレスをチラ見して感じた疑問をぶつけて、カクトウログの人に答えてもらう・・・「(^-^)真理の疑問(?_?)」の日ですっ。
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真理(-_-# 「ロープに振ったら、どうして戻ってくるの?」
・お答え
頑丈なワイヤーがロープには入っているので、プロレスラーのパワーで投げられたら自然と跳ね返ってしまいます。特にある程度のダメージを受け、体力が減退した選手は間違いなく戻ってくるで・・・
真理(-_-# 「ごまかさないでくださいっ! わかってるはずなのに、わざわざ技を受けにいってるじゃんっ!」
・お答え
お客様に「わかる」技で勝つという前提で闘っているのがプロレスラーなんです。何がわかるかというと、技をかける側の技の切れやパワー、技を受ける側の肉体の強靭さ。
つまり、ロープに振る側は「技の切れや技にかかるパワー」を増すために、ロープに振る。
ロープから戻る側は「技を受ける肉体の強靭さ」を証明するために戻ってくる。
そういった前提に立った上で勝つことに価値観や意味を見出している人種がプロレスラーなのです。もちろん、戻ってきた上で相手の技をかわしたり、切り返したり・・・単に戻るだけでは終わらせず「攻防」「技の華麗な競い合い」につないでいくのもプロレスラーであって。
真理(-_-# 「戻らないレスラーはいるの?」
・お答え
新日本に所属選手ではなく参戦している鈴木みのるは戻らない(ロープをつかんで踏ん張る)ですね。「競技性が強い格闘技」をバックボーンに持っている選手は、戻らないことで自らのキャラクターを形成することがあります。
しかし、そのレスラーは、お互いの技の切れとパワーが大幅に下がる前提で闘うことになる。おのずと、それに替わる迫力をどんな技でどうやって出すかという点で高い技術が求められる。自己責任・・・それもまたプロレスでしょう。
ところで、長州力のラリアートって知ってます?
真理(-_-# 「はい、知ってますけど・・・決め技ですよね」
・お答え
そう。たとえば長州力vsA選手というマッチメークが組まれたとする。A選手はロープに振られてもロープを必死でつかむばかりで、観衆が期待しているラリアートはついぞ一度もかからないまま、最後はA選手が観客にはわかりにくい関節技で勝っちゃったとする。それって本当の勝利だと思う?
真理(-_-# 「それはどうかと思いますよね・・・あ」
・お答え
そういう世界観がプロレスラーにもファンにもある。
フィギュアスケートで伊藤みどりが3回転半ジャンプをきめるとする。でも、着地に失敗した。競技としてのスケートでは、つづくメニューをこなさないといけない。いくら観客が「もう1回」と思ったとしてもね。
ところが伊藤みどりが突然演技を中断して「もう1回、3回転半ジャンプ、いくぞー」とアピールして、助走をつけ始めたとしたら見てみたいと思うじゃない。ワクワクするじゃない。そんなことは実際はないけれど、そういったお客さんの気持ちの中にある欲求に答えた上で対戦相手にも勝ちにいく。それがプロレスの世界なんじゃないだろうか。
競技性が公正に保たれている中での勝利にはもちろん尊いものがあるけれど、そうではない世界がプロレスなんだと思う。
逆に、伊藤みどりにしろ大相撲にしろ、小さなガッツポーズをきめるだけで話題になっちゃうくらいなのが「スポーツ」なんだけどね。
真理(-.-)y-゜゜゜「・・・タバコ、失礼します~」
「(^-^)真理の疑問(?_?)」第3回はここまで。次週土曜につづきます!★☆
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