ゴング新編集長の所信表明
pick up 新潟出場の縁から・・・サップらK-1戦士が炊き出し┃過去の週刊誌MIP┃カクトウログ番付
祝日の関係で今週は週刊誌発売が1日遅れ。連載も努力不足で1日遅れちゃいましたが・・・毎週火曜日は「前週発売分」から独断と偏見で最も印象に残った記事を選ぶ「プロレス週刊誌MIP」の日です。第7回で選んだのは・・・
発売日前日に前週号を振り返っておく企画。第7回「プロレス週刊誌MIP」において選んだのは、週刊ゴング1045号(11/10号)のこの記事です。
「週刊ゴング 新編集長の所信表明」おめでとうございます!
ゴング編集長ですが、ご存知のように金沢克彦氏が退任。先週から吉川編集長にバトンタッチ。35歳という年齢は、業界的には新鋭といえるのではないか。親近感を覚える。
また、これまではメジャー団体もインディーも担当。これまでの経験を踏まえつつ編集されていくその所信表明には・・・
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米大リーグ、ヤンキースの松井の「平常心を保つというか、常に『ふつうでいる』のがいちばん難しい。でも、何よりだいじなこと」という言葉が耳に残る。新しく編集長になったからといって、必要以上に力むつもりもないし、チームとして動く以上、自分が前面に出るつもりもない。誌面における主役はあくまでも選手であり、私は週刊ゴングの統括者として“ふつう”でありたいと思う。
(誌面より・・・前後記事はご購入を!)
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「前面に出るつもりもない」という言葉。GK金沢氏のようにTV解説・他誌参戦する、あるいは長州-GK対談のような色濃い企画を行う。それはないということなのだろう。記事のみで純粋に勝負していく、いわゆるゴングスピリットがより強まっていく(あっ、ボクは前任者が記事で勝負してなかったと言ってるけじゃないですよ)。新編集長の手腕に期待だ。
“ふつう”であることって何だろう?
松井にとっての“ふつう”は平常心を指しているようだ。イチローもメジャーシーズン案打数記録更新の際に「あとはメンタル面ですね。マスコミに騒がれてイライラしましたから」とコメントしていた。
プロレスにおいては、いくら観戦で興奮したといっても、記事としては客観的に書かなければいけないとも言える。ページ割やレイアウトにも冷静な判断が求められるだろう。
ただ、金沢氏にとっての“ふつう”は、きっとTV解説で誰かが「IWGPが泣いている」ときっちり指摘することだったり、大仁田厚や小川直也のマスコミ対応への違和感を訴えることだったりしたはずだ。つまり、マット界の“ふつう”を保つためには、ときには場外乱闘や過激さも必要とも考えられる。
ファンが観戦で“ふつう”に感じた“ふつう”以上の感動や怒りも、そのボルテージが誌面で冷めることのないよう“ふつう”に伝えないといけないのだ。また、結果的に“ふつう”が伝わるためには、プロセスにおいて過激に書かなければならないこともあるだろう。
これだからややこしい。吉川編集長も「“ふつう”でいることは難しい」とは書いている。
さらに、時代の週刊誌依存度は低くなっている。ボクがやっているようなblogをはじめとするネットでも多くの情報を仕入れることができる時代。もちろん、休日返上で日々取材に奔走するプロレス専門週刊誌の記事の深さにはどこもかなわないわけだけれども、多様なニーズの一部がネットや日刊紙に奪われていることも確か。
これから週刊ゴングがつくりあげていく毎号毎号の誌面が、ゴングの“ふつう”を体現していくことになる。体現されるプロセスにはすべて編集という過程があるのであって、そこには大なり小なりの判断が加えられる。その“ふつう”が読者・業界にとって共感度が高くなれば、おのずと読者も増えていくだろう。
きっと日々“ふつう”に葛藤しているであろう新編集長の船出を祝うとともに、今後の期待を込めてMIPとした。
でも自分に当てはめてみると、生観戦やTV観戦で感じた“ふつう”の感情をけっこうblogで表現できているように思う(お見苦しい点も多いでしょう、ごめんなさい)。プロレス専門誌のような団体とのつながり・関係を気にしなくてよいし。自分としてもカクトウログでプロレス界に“ふつう”を提供していくことを心がけたいと思う。
■□ T.SAKAi
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