橋本も!両国新日復活祭 観戦当日深夜報[1]
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前回の台風22号直撃とは大きく違って、暖かな秋日和。けっきょく観に行ってしまった新日両国決戦、ただいま帰宅しました・・・
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10・9暴動寸前の両国決戦。その抗議を込めて観に行かない選択肢もありました。ギリギリまで観戦を迷っていましたが、時間ができたので行ってきました。
新日本プロレス 蝶野正洋20周年 CHRONO STREAM
11月3日(水・祝)両国国技館 観衆 10,000人(超満員)
次の4試合をピックアップして“日記”として残します。
※全試合結果はこちら(新日本プロレス公式HP)
■ 第6試合(60分1本勝負) ■
アジアタッグ選手権試合 長井&成瀬vs渕&天龍
■ 第8試合(30分1本勝負) ■
川田vs柴田
■ 第9試合(60分1本勝負) ■
ダブルメインイベント・IWGP ヘビー級選手権試合
健介vs棚橋
■ 第10試合(60分1本勝負) ■
ダブルメインイベント・蝶野正洋20周年記念試合
蝶野&長州&天山&永田
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■ 第9試合(60分1本勝負) ■
ダブルメインイベント・IWGP ヘビー級選手権試合
○佐々木健介(25分35秒、ノーザンライト・ボムから
体固め)棚橋弘至×
10・9を意識した田中リングアナの前フリ、「IWGPの輝きを取り戻せ!」。
試合が大きく動き始めたのは、このシーン。「コーナーに振って跳ね返りでフラフラと出てきた相手」に「自らをロープに反動させてフェースクラッシャー」をきめる健介お得意の攻め。これを身をすくめてかわした棚橋は、リング中央で体勢を崩した健介に対し、後頭部めがけてシャイニング・ウィザード!
このあと、棚橋がジャーマン連発やドラゴン・スープレックスで追い込む。しかし、最後は健介のノーザンライト・ボム。
25分を超える激闘を制した健介。マイクを持つ。「みなさん、今日はベルトを腰に巻いてもいいですか!」。不透明決着により10・9奪取時には巻こうとはしなかったベルト。しかし、健介はこの日の試合に手ごたえと達成感を感じたのだろう。
観客から手拍子とコールが巻き起こる。「巻いて、巻いて」と言っているようだ。ベルトを腰に持っていく健介。レフェリーがアシストすると思いきや、手を止めて健介のセコンドに目をやる。観客も気持ちは同じ。両国に「北斗」コール&手拍子発生。
そのとき、新日本と観客がはっきりとシンクロした。
北斗が巻いたベルト。そして、中嶋勝彦も加えた3人の健介ファミリーで記念撮影だ。
フィニッシュのノーザンライトはこの日2発目。実はこのフィニッシュ前にリバース・ノーザンライトのような技を健介はかけようとしたが失敗。それを立て直して正調ノーザンで仕留めたわけですが、このノーザンが凄かった。相手をマットに確実に叩きつけるために、相手をガッチリ捕獲していることを健介自身が確認するかの様相。空中で垂直に相手の身体を立てたまま、二歩、三歩整えてから放たれたのだ。
フィニッシュまでの激しい攻防と、フィニッシュの説得力。これにはフィニッシュ直前の技失敗が影響する要素などなかった。
また、今回の北斗はリングサイド席ではなく、セコンドとしてめまぐるしく動いて健介に指示を出していた。北斗もまた必死だったのだろう。
前回10・9から続く、健介の2回完成両国物語を観た。そして、健介試合後アピール前には、引き上げる棚橋に対して「棚橋」コールも自然発生。それだけ両者の健闘がたたえられるべき試合だった。
■ 第10試合(60分1本勝負) ■
ダブルメインイベント・蝶野正洋20周年記念試合
○蝶野正洋&長州力(12分42秒、シャイニング・ケンカキックから
体固め)×天山広吉&永田裕志
最初に登場したのは蝶野。ドームでしか使ったことがない「君が代」バージョンを出だしに据えたテーマ曲が流れる。リングに上がるや、コーナーに立ちいつものポーズをきめる。マイクを田中リングアナから奪った蝶野。
「オレのパートナーを紹介するぜ。ミスター、長州!」
会場にパワーホール全開。続いて天山のテーマで天山&永田が一緒に入場。先発は長州と永田。
両者、張り手の打ち合いからスタート。あの10・9長州登場時の再現だ。攻防の末に放たれたのは長州のラリアート。これに永田がダウン。カウントを数え始めるレフェリー。しかし、天山がその様子を見て、コーナーから飛び出してくる。自軍コーナーへ永田を引きずって、強引に永田とタッチ。
こんなシーンもあった。長州が相手の蹴り足を捕獲したら、いつもならあっさりともう片方の足を“内掛け”で倒し、サソリ固めへともっていくところ。しかし、この日の永田はまったく倒れようとしない。けっして「もがいて、踏みとどまっている」わけでもない。あっさりと長州の首をつかむなどして逆に攻めに転じるのだ。
図式としては、永田vs長州、天山vs蝶野。ただ、張り手や技の応酬は、いつもの試合以上に容赦ない勢いで放たれていく。
セミ・ファイナルのIWGP戦が両者死力を振り絞ったものだったとしたら、メインは新日本らしいゴツゴツしたものがふんだんだった試合だった。(正確にはダブルメインエベント)
前者は「死闘」、後者は「私闘」と言うべきか。
試合後にはCTUがリングを占拠し、ビールで蝶野20周年に乾杯。場内が暗転し、蝶野がマイクアピールをするが聞き取りづらい。「オレはこれからもやりたいようにやる!」それが聞こえたのと前後して、場内が騒がしい。暗闇の中に見えた巨体と大きな花束。タイミングといい、観客は「あの男しか考えられない」というところか。「おっ、橋本」「橋本だっ!」蝶野も気づき、花束をエプロンで受け取る。「ブラザー!」と橋本に対して叫んだ。
そう、CTUはこの日、セコンドにはついたものの一切介入しなかった。長州がいることからきた緊張感なのか、蝶野からの指令なのか、新日への風当たりを気にした自粛なのか、それはわからない。けれども、乱入がなく安心して観れたことも、この日の興行を満足のいくものにした要因だった。
そして、いちばんの新日本らしさは、技に魂がこもっていること。新日本に復活の芽がはっきりと観えた大会。しかも、ボクらが考えていた以上の新日本らしさを伴っての内容。この勢いで、11・13大阪ドームへと突き進んでほしい。
※第6試合 長井&成瀬vs渕&天龍、第8試合 川田vs柴田はこの後にアップ → 「コチラ」
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