1週間報道総括!ジョシュvsミルコ
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10・31ジョシュ・バーネットvsミルコ・クロコップ戦から1週間経過。ネット情報やスポーツ新聞だけでなく、プロレス専門誌の報道が全国へと流布された。ジョシュ戦の謎かけはどこまで解かれたのか・・・
* * *
「10・31」は「8・15」に続くPRIDEvs純プロレスの首都圏興行戦争だった。
「8・15」は、PDIDEグランプリ決勝(さいたま)vs新日本プロレスGIクライマックス決勝(両国)。このときボクは両国にいた。
「10・31」は、PRIDE(さいたま)vs全日本プロレス武藤20周年興行(両国)。このときボクはさいたまにいた。
専門誌の報道はどうだったか。「8・15」を受けたプロレス週刊誌は天山広吉優勝(新闘魂三銃士を3タテ)のハッピーエンドを表紙や巻頭に据えた。「10・31」を受けた報道(今週号)も、武藤敬司と三沢光晴の夢の合体に揺れた両国を表紙&巻頭から展開した。
結果としてボクは、「8・15」ではその後の専門誌報道の中心となる興行を見たことになり、「10・31」ではその逆だった。
プロレス専門誌が純プロレスを大切にすることは当然の責務。ただ、巻頭から外れたとしても、専門誌なりのジョシュvsミルコへの取り上げ方は、きっちりとほしいところ。
いや、わかってはいる。知り合いに「記者がジョシュの闘いにページを割いたりジョシュを弁護したりしても、46秒の敗北という事実の前には黙るしかないでしょ」とも言われた。
でもだ。
「カール・ゴッチ、ビル・ロビンソン、アントニオ・イノキ、マエダ・アキラのようなオリジナルのレスラー、基礎を知っているレスラーはソウゴウもプロレスもできる。なぜならば・・・」(ジョシュ出撃直前の『週刊プロレス』1230号/11・10号)と、過剰なまでにプロレスやUWFを背負ったジョシュ。
公開練習でキャプチュードやジャーマン、ドラゴンスクリューを披露したジョシュ。
PRIDE3強と称されるミルコとの対戦を飲んだジョシュ。
そして、試合後ノーコメントで引き揚げたジョシュ。スポーツ新聞や中継にはコメントが出ておらず、プロレス専門誌には「より突っ込んだ情報や事実」を、ボクらは求めた。特に、謎が多い試合だったからなおさらだ。
各誌(紙)の報道を追ってみよう。
◆週刊プロレス1231号/11・17号
┗アクシデントで敗北 オレハ・・・シンデナイ!
┗「プロレスラー幻想を守る闘い」という構図と、それに対する会場の高揚感を中心にレポート。「幻想は守られることも、崩されることもなく。バーネットの心意気はまだ、シンデイナイ」。
◆週刊ゴング1046号/11・17号
┗46秒の惨劇 しかし、まだ・・・死んではいない
┗「その瞬間にジョシュ自身はすでに左肩に違和感を感じたという」「病院で再度、検査したところ、骨折の疑いもあるとのこと」という2点が他誌よりも突っ込んだ部分(出所不明だが、恐らくPRIDE榊原社長経由ではないか)。
◆週刊ファイト1892号/11・10号
┗期待外れの結果 大晦日に再戦も
┗「PRIDEマットで新日プロのライオンマークの旗を掲げる構想まで練っていたバーネットだが・・・」という書き方はオリジナル。また、ターザン山本!による「バーネットはうまくすればミルコに勝てていた。戦前に立てた作戦も抜群。ゴングが鳴ると間合いを取ってにらみ合うことをせず、いきなりミルコに向かって突進(中略)ミルコは明らかにアワを食って左のハイキックを出した」という見解は他より踏み込む。
◆週プロ愛モード(携帯有料サイト)
┗EYEコラム安西漂流記(木曜更新)
┗「両者が倒れたとき、かばい手のような形でジョシュがマットに左手をついていて、これが脱臼の瞬間だったと思われるが、足元がすべって、強く左手を打ってしまったのか(中略)もしすべってしまっていたとしたら、これは総合の試合では致命傷になる」等、総合における勝敗ポイントについて安西伸一氏が書き込み。
┗登録方法等は「Web週刊プロレス」へ
どの報道についても、カギとなるジョシュ本人のコメントがとれていないだけに、大枠ではスポーツ新聞等の守備範囲以上の踏み込みが行われていないといえる。しいて言えば、ファイトと週プロ愛モードは少し踏み込んだ。
試合後にリング上で、ミルコに怒りの表情で何かを訴えていたジョシュ。その謎解きは一切行われていない。訴えていたという事実自体にさえ触れられていないのだ。
アクシデントで試合がきまっただけに、関係者にも問いようがなかったのか、コメントなし。では、写真ならどうだ? ライオンマークタオルで左腕を吊るしたまま引き揚げたジョシュの控室の様子は・・・1枚もなし。病院直行だったらしいが、その直前の様子さえシャットアウトだったのか。それだけ記者泣かせの試合・試合後だったのか。
事情を知らずに本当に申し訳ないが、ボクはかなりガッカリ。プロレス専門誌なりのPRIDEジョシュ戦見解がほしかったと思う反面、ジョシュ戦の謎かけは解かれないままにファンの中に依然としてグルグルとめぐり続けていく。
■□ T.SAKAi
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□ 『sportiva』誌次号11・25発売分予告 ←公式サイトより
┗まだジョシュについてのコンテンツ表示なし。どのくらい踏み込むのか、スペースがさかれるのか・・・謎は続く!
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