上井氏、第2新日本旗揚げ
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これはゴング(金沢氏)のスクープか? 新日本プロレス元取締役の上井文彦氏が個人事務所を設立。「来年、20興行を目指し旗揚げ」との見出しが躍った・・・
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今週発売の『週刊ゴング』1050号(12/15号)。編集長を辞任したばかりの金沢克彦氏(現・週刊ゴングプロデューサー)による連載『疾風怒濤!GK激場』に出た話題から。
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新日プロ元取締役 上井文彦氏が個人事務所設立!
来年、20興行を目指し旗揚げへ
・12月の半ばまでには個人事務所を立ち上げる。
・金沢さんによくこぼしてたじゃないですか。「第2新日本プロレス」をやりたいって(笑)。幸い協力してくれる人がかなりいますので、1年で20試合弱を目標にトライしたいなって」。
・「ハッスルとは正反対のものを見せたい」
その他、上井氏の近況、新日大阪ドーム観戦でのトピックス、上井氏の団体設立意図についての考察、氏の実績・人脈から見込める参加選手リストなど記事にあり。ぜひ、ご購入を!
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動向が注目されていた上井氏が、ついに動き始めたようだ。本格的な団体設立というよりも、ハッスルのような“場”をつくりたいとのこと。しかし、マット上は“闘い”を提供するものでありたい。つくりたいのは、そういった理想的な場。
上井氏の選手・関係者との信頼関係や手腕をもってすれば、かなり現実味のある話のように感じる。先日、「蝶野正洋・新日本、武藤敬司・全日本、橋本真也・ゼロワン、長州力・WJで“新日本が4つになった”と一時言われた」と触れたが、選手ではなく上井氏が主導権を握っている点、引き抜きを前提としたものではない点では新日本分裂とは違う動きかもしれない。
ただ、よくよく考えてみると、設立当初のZERO-ONEと同じようなことをやろうとしているのではないかと。
11月25日に「活動停止」記者会見を開いたZERO-ONE。橋本真也代表が辞任し、団体としての活動は大谷晋二郎によって継承されていく。残念な節目を迎えてはいるが、そのZERO-ONEも旗揚げは華々しいものだった。
2001年3月2日旗揚げ戦「真世紀創造」。両国国技館/観衆11000人。
メインイベントでは橋本真也&永田裕志vs三沢光晴&秋山準という夢の顔合わせが実現。ZERO-ONEというリングで、新日本とNOAHが交流。メジャー団体同士による刺激的な空間ができあがり、試合後には小川直也の乱入まで。
「ハチの巣をつついたような」という言葉はあの日のためにあったのだろうというほどの興奮は、旗揚げ第2戦へとつながっていった。
2001年4月18日旗揚げ第2戦「真世紀創造。II」。日本武道館/観衆13000人。
小川が村上和成と組んで三沢&力皇猛と対決したメインイベント。この試合も三沢組が制し、ZERO-ONEは結果的にNOAHのプロモーション活動をやらされたような格好となったが・・・。
これらの動きに、ボクは橋本真也はてっきり、PRIDEのような“場”をZERO-ONEでつくるものだと思っていた。ところが橋本は自分の団体だけで興行が打てるように陣容を整えていく。きっかけとなったのは、旗揚げの華々しさをつくりあげた立役者・三沢光晴の「これからの交流云々という前に、自分の団体をきっちりとつくれ」というメッセージだったのではないか。当初からそういう意図があったのかどうかは不明だけれども、橋本は“団体”を抱える方向へ。
そして、3年半の興行を経て、活動停止・・・。
歴史にIFはないと言われるけれど・・・もしも三沢の挑発(?)に橋本が乗らずにあのままZERO-ONEが“場”として機能していたなら、今回上井氏が口にした「ハッスルと正反対のコンセプトを持つ“場”」になっていたのではないか。少なくとも、あのZERO-ONE旗揚げ戦には、夢舞台としての可能性を大きく感じたのは確か。
「自分なりの新日本らしさを求め続けた結果、新日本から飛び出さざるを得なかった」というのが、ZERO-ONEと上井氏「第2新日本プロレス」構想に共通する動機にはなる。かくも新日本プロレスへの愛情は屈折しながらも純粋に生き続けるわけだが、できることならば上井氏の“第2新日本プロレス”には、経営を(ファンも選手も)気にせずにリング上の戦いに集中できる場を期待したいと思う。
■□T.SAKAi
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