みちのくの申し子の面構え
pick up 1・4天山vs蝶野vs長州巴戦(既報:アルティメット・ロワイヤル、東スポ報:棚橋vs中邑 以上3カード決定)┃同12・13発売東スポ「第31回プロレス大賞あす発表」と予告
毎週火曜日は「前週発売分」から独断と偏見で最も印象に残った記事を選ぶ「プロレス週刊誌MIP」の日です。第13回で選んだのは・・・
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「プロレス週刊誌MIP」は、発売日前日に前週号を振り返っておく企画。したがって、『週刊プロレス』1236号(12/22号)と『週刊ゴング』1051号(12/22号)が本日の対決。
他のサイトでも触れられていたのでご存知の方も多いだろうが、朝日新聞で18歳の現役高校生レスラーデビューが報じられていた。
新崎人生がスカウトし、デビュー前には山本“KID”徳郁が合同練習(11・8)でフィニッシュホールドを伝授したフジタ“Jr”ハヤト選手。12・3みちのくプロレス後楽園ホール大会のメーンイベントにてデビューを飾った。
■デビュー戦 30分1本勝負
中嶋勝彦(7分31秒、逆エビ固め)フジタ“Jr”ハヤト
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[ゴ]フジタのデビュー戦は人生だけでなく多くの人たちが期待をしていた。観衆2077人(超満員札止め=主催者発表)の数字がそれを証明している。
[プ]一般マスコミの取材が入るなど、背負った境遇は世間に対しても訴えるものがある。試合前に見かけた時に、金髪は校則違反にならないのかと聞くと「今日だけです。試合が終わったらまた黒に戻さないと。明日も期末テストなんです」と笑った。少しでも観客の目を引くためにとの考えから、一夜だけ染めてみたのだ。だが、その面構えさえ見れば誰もが感情を引きつけられたはず。ごく自然にまとった目つきが、独特のたたずまいを漂わせていたからだ。
[ゴ]人生が「雰囲気がメイン」とフジタを評していたが、その通り、早くもフジタの世界に引き込まれていく。「これが高校在学中の18歳の少年のデビュー戦?」と思わせるほど堂々としたものだった。
[プ]中嶋にとっては、普段の自分の立場にあるのがハヤトであり、だからこそ「とくかく差を見せつけたかった」という。その通り、この日ほど強く、たくましく見えたカツヒコはいなかった。16歳と18歳の攻防に観客は熱くなり・・・。
[ゴ]世代交代が遅々として進まない日本のプロレス界であるが、この若い2人の闘いで明るい光が差した。
[プ]週刊プロレス [ゴ]週刊ゴング
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どんな試合レポートがいいのかという基準のひとつには、「その試合が観たくなるかどうか」があると思う。週プロにせよ、ゴングにせよ、業界誌として団体と持ちつ持たれつの関係にあり、観客動員と購入読者がシンクロして増えていくのが理想だ。その点で、今回のレポートは試合を観たくするものだった。
そして、レポートの中で出てきたフジタの面構えだが。
↓週刊プロレス1236号(12/22号)より ゴング直前の写真を週プロもゴングもメインで使っていた
この写真は、週プロが圧勝。
以前に「プロレス記者は試合レポートを書く際に、レポートしたいテーマにそった写真があるかどうかをチェックする。写真がなければ、テーマ変更もある」というような話を目にした気がする。週プロに割かれていたこの一戦のスペースはわずか2ページ。されど、デビュー戦を彩った数々のシーンをせいいっぱい詰め込み、それでいて今回紹介した面構えは扉風に大きく出した。そのもとに書かれたレポートは、先ほど引用したような流れ。
こういったグラビア+レポートの手法はなかなかネットや新聞ではできないもの。週刊誌の魅力を十分に利用した面も含めて、週プロに凱歌が上がった。
第13回「プロレス週刊誌MIP」において選んだのは、週刊プロレス1236号(12/22号)のこの記事です。
「みちのくの申し子 フジタ“Jr”ハヤトは、その面構えだけで感情移入させた」
おめでとうございます!
=通算MIP獲得数 週プロが星6つ目の受賞です!=
週刊プロレス >>> ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
週刊ゴング >>> ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ところで、ひとつ気になるのは、やはり若い身体で激しい闘いを繰り広げることでのダメージ。前田日明の後見人である野呂田秀夫氏(理学療法士)は語る。
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本人(中嶋)には何度も言ってますし、彼の空手の師匠の武内さんにも言ってますけど、体が相当硬いし、基礎体力も十分に付いていない。U-STYLEで上山(龍紀)君とやった試合を見てね、上山君の蹴りがスパンと入ったらガクン、となった。あれは相当に頚椎が硬い証拠。あと3年は体づくりをしないと。「他人が30分ストレッチするならお前は1時間やれ」と言った。
中嶋君は試合数を限定して出すとか、彼は打撃の才能がある子だから70kgまで絞ってK-1 MAXを目指す方法もあると思いますよ。それで20歳になって身体ができあがってから「やっぱりプロレスがやりたい」というのなら、やったらいいと思うんです。
週刊ゴング1047号(11/24号)
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新しい血がもたらす業界活性化と平行して、団体側による安全対策・危機管理も必要なのだ。団体の大小は関係ない。若い力を堂々と受け入れ続けられるような一層の体制づくりを期待したい。
■□T.SAKAi
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