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2004.12.19

判定物議でK-1異例反論

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041217K-1SITE先日12・4K-1GP決勝での判定決着に対しては、ファンからの反響が大きかったようだ。K-1が「競技統括委員会による検証」の結果を発表・・・

             * * *

 最初にゴメンナサイ、K-1についてはまったく明るくありません。まぁ、プロレスも部分的なことしか知らないのですが、K-1はほとんどわからない・・・。

 ほとんどの場合「プロレスが好き」ということを言うと、「K-1も観に行くんですか?」と聞き返される。それだけの格闘技界の看板ジャンルとなっている証拠だろう。「PRIDEはプロレスラーもよく出るので観に行くんですが、K-1はときどきTVで観るだけですね」なんて答える。

 「キックボクシングに“K-1”という名前をつけてメディアの力で有名になった・・・気に入らないので」なんて答えると、相手も「K-1は敵なんだ、さすがプロレスファン」なんて喜んでくれる。あっ、大意はないです、負け惜しみ以外の何物でもない。以前のボブ・サップvsアーネスト・ホーストあたりの試合では、TVの前で声を張り上げていたクチだけど。プロレス界はK-1を見習わないといけないところ、いっぱいある。

 12・4K-1グランプリについて当サイトで触れる機会はなかったのだが、当日放送をTV観戦した(フジテレビ)。直前12・3金曜深夜の『SRS』(同じくフジ)で、今回の見所を予習。「武蔵の日本人初優勝なるか」「レミーvsホーストの新旧王者対決はどうなる」がテーマか、なるほど。

 結果はみなさんご存知の通り。2年連続レミー・ボンヤスキーが優勝。武蔵も昨年に続き準優勝となった。トーナメント1回戦のホーストvsレミー、決勝のレミーvs武蔵とも緊張感のある試合で、久々のK-1TV観戦を満喫した。そうか、この選手が名前だけ目にしてきた「ガオグライ」なんだ(ガオグライ・ゲーンノラシン)。エッ、マイティ・モーに決まったガオグライの蹴り、スゴイ!

 ちょっと気になったのは、最終試合のレミーvs武蔵での再延長。もう武蔵がヘロヘロで、早く決着をつけてあげたらいいのに・・・なんて思った。

 ところが、この判定に対してファンの間で物議が起こったようだ。K-1の威信に関わると判断したのか、K-1側が12・17にホームページで「アルゼ K-1 WORLD GP 2004決勝戦での判定に関してのお知らせ」との見解を発表。ちょうどK-1における「判定方法」について知りたいとも思っていたので読んでみる。

##
「アルゼ K-1 WORLD GP 2004決勝戦での判定に関してのお知らせ」 

・アーネスト・ホースト選手と武蔵選手から判定に対する異議申し立てが書面で届き、レイ・セフォー選手からは口頭でクレームがあった。
・K-1の試合では、KO決着で勝負が決まらない場合、3人のジャッジによる採点で勝負が決まる。1R10点を満点とし、減点して採点をする。
①ダウン -2ポイント
②ダウンに近いダメージ -1.5ポイント
③フラッシュダウン、明らかな差 -1ポイント
④微差 -0.5ポイント
これに注意・警告・減点の有無が加味される。
また差をつける場合、以下の順番で優劣の差をつける。
①ダメージ
②有効打
③クリーンヒットの数・手数
④アグレッシブ度・主導権
このほか、反則行為も減点対象。最終の延長戦では、通常のレッドカード(減点1)、イエローカード(マイナス0.5)に加え、通常なら減点対象にはならない口頭注意も判定の材料に。
トーナメントでは、3Rまで引き分け有りで採点(ただし、0.5ポイント差では無効。1ポイントが有効差)。最終の延長戦のみマストシステム。延長戦でも差が見い出せなければ、1Rから最終Rまでの全体を通じて、再判定。延長戦のみ0.5差有効。
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 どうだろう。かなり難解なルールだ。記事では、この採点基準にのっとって、「特に問題となった」武蔵vsセフォー、レミーvsホースト、レミーvs武蔵の検証へと続く。

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(武蔵vsセフォー)
ほとんど互角に見えるが、有効打という点については武蔵はセフォーの攻撃をほとんどかわしている。その点は、専門家でなければ難しい。
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 ふむふむ、アナウンサーは「手数は○○が上回っている」なんて言うが、有効打という視点できちんと判断しているわけで。これは納得。専門家のジャッジが不可欠だし、有効かどうかというのはジャッジも分かれるんだろう。

 ここでは、ラウンドごとに「両者の手数は○vs○だが、有効打はイーブンなので判定もイーブン」といった検証をしている。延長戦では有効打では互角なゆえに、セフォーのローブロー(反則注意)が判定材料に。武蔵勝利。

 続いて、レミーvsホースト。本戦3Rトータルは29.5vs29で、マイナス1ポイント差がないため延長。延長Rではホーストが試合をコントロールするも、レミーの右アッパーで相殺されて互角に(延長Rは10vs10もしくは10vs9.5でレミー)。よって、延長Rがイーブンだとみても全体集計ではレミーとのこと。微妙だ。

 続いて、レミーvs武蔵。

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(1R)武蔵がダウン、マイナス2ポイント。武蔵はフラッシュダウン(1ポイント)を主張している。フラッシュダウンとは、スリップダウンや直ぐに立ち上がってファイティングポーズをとったなど。武蔵の場合は出会い頭の攻撃に対し背中からマットに落ちいてるから2ポイントダウン。
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 そうか、ダウンにも差があるとは! これは細かい。

 また、決勝戦レミーvs武蔵のみ「延長が最大2R」とのルールだったとのこと。延長1R目はマストシステムが採用されず、「10vs9.5でレミーと見るのも可能性としてはありでしょう」(K-1)としつつ、延長2R目へ突入。そうか、あの延長1R目はマストシステムではなかったのだ。

 延長2R目は有効打でレミーが武蔵の倍以上とって、このラウンドだけでレミー勝利。レミー優勝。

 こうやってひと通り読んで、遅ればせながらK-1のルールがだいぶわかってきた。こういった情報を公開する姿勢は、競技を進める側としての責任の全うを感じた(ただし、文章が難解すぎます。もっとわかりやすく、また1文が9行に及んでいるものもあったりも何とかしてほしい)。

 ・・・まぁ、文章のわかりにくさはボクも人のことは言えませんけれど(涙)。勉強します。

 K-1の見解の最後には、こういった文章もある。

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あえて日本人に勝たせようとする意図的な発想があったというご意見をいただいているようですが、K-1の長い歴史をみてもご理解いただけるように、そのようなことは全くありません。どんなスポーツでも、どんな大きい国際大会でも、地元有利のホームタウンデシジョンというものが存在する中で、我々K-1の審判団は、実直すぎるほど競技に徹した審議を行ってきている自負がありますから、我々としても今回の皆様からの疑義は、非常に心外です。
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 ボブ・サップや曙を出場させず、K-1本来の実力者で構成を心がけたと言われる今回のK-1グランプリ。ボクは久々に見たこともあって楽しめたし、予想以上に武蔵やホーストがコンディションを整えてきたことに感動もした。

 結果として、「武蔵の日本人初優勝なるか」「レミーvsホーストの新旧王者対決はどうなる」の両テーマとも盛り上がっていく。ただ。主催者側が意図した通り以上の展開がかえって“判定への物議”につながった点もあったのか。

 ルール論議はこれからも続くだろうし、必要な改革も行われることだろう。しかし、そもそもヘビー級同士の迫力あるKOシーンでノシ上がったK-1というジャンル。「ルールの有無を言わせない完全決着」が看板だったところに起こったルール論議は、K-1の行き詰まりをかえって世に知らしめた。

 判定主流ではなく、KO決着を奪い合う覚悟を持った者同士の試合を観たいよくばりな気持ちはある。もちろん。

 だけれども、「飛び蹴りの派手さでK-1新時代を築きかけていた」レミー相手に、派手な動きをさせることなく渡り合った武蔵の成長と勇気。ボクはそこで予想外に楽しめたし、またK-1を観たくなったことはここに記しておきたい。

■□T.SAKAi 
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ご来場ありがとうございました!

K-1公式HPより
□ 「アルゼ K-1 WORLD GP 2004」決勝戦試合結果
□ WORLD GPの視聴率は、日韓ともに視聴率トップを記録!!

┏「左ミドルを、もう一発」さん “オレだけのK-1”級の愛情と冷静さを併せ持つオススメのサイトです
□ いざK-1グランプリ武蔵をせめるなよ

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