ムタ&小島登場 観戦翌日報/12・5全日本両国決戦
pick up 北斗書き込み「ジャマールのケツには首がバキバキ」┃川田は5針縫う裂傷も10度目防衛戦vs健介決定┃「2004年の忘れ物」ミルコvsランデルマン決定┃高田総統フィギュア3990円
12・5全日本プロレス両国国技館大会に行ってきました。本日は観戦記を書いてみたいと・・・最終回として、ムタ、小島、ベイダーの試合をまとめて。
* * *
■第4試合 諏訪間幸平試練の七番勝負
○ベイダー(6分28秒、片エビ固め)諏訪間幸平×
↓甲冑から煙が吹き上げる懐かしの風景・・・全日で蘇った!
=写真は↑クリックすると大きくなります=
試合前のVTRで流れたベイダーのトレーニングシーン。久々の日本マット登場に張り切っている様子がうかがえたが、登場したベイダーは足がひと回り細くなったように思える。しかし、さすがに落ち着いた動きで、諏訪間の豪快なジャーマンを食らいながらも、ボディプレスで逆に圧殺した。
試合後には諏訪間と握手し、諏訪間の手を挙げて健闘を称える。まるでその姿は、日本マット界の先輩として未来の大器を迎え入れているかのようだ。特に目立ったアピールもなく、諏訪間の相手をしてみせたベイダー。この先、全日本の闘い模様に食い込んでくるのか?
■第5試合 シングルマッチ30分1本勝負
○小島聡(16分52秒、ラリアット→体固め)
×スーパー・ラブ・マシン
この日のパンフレットに、2004年の全日本プロレス総括として、関係者の「団体カラーを出せた1年。地方巡業のメインの試合でお客さんを満足して帰らせられる選手が武藤社長、川田さん、小島選手と3人いるというのは大変な強みですよ」というコメントが。
確かにビッグマッチをとってみても、この3人が主軸となってマッチメークが組まれてきた。コジの葛藤、武藤の華麗な動き、進化するデンジャラスKが入れ替わりで、全日本プロレスの幅広さをつくってきたとも言える。
しかし、この日の全日本プロレス2004年最終興行では、まるで川田利明(メーン)と佐々木健介(セミファイナル)に主役を譲ったような試合順・組み合わせ。GREAT MUTAはラブマシンズが連れてきた刺客であることから、おのずと第5、第6試合は、ラブマシンの乱入がちらつく展開へ。
そんな中で唯一のリアリティは、マシンをフォールした小島が本当にサッサとリングを折り、花道を引き揚げてしまったこと。アピールも余韻もなし。「やってられるかよ! オレはゼロワンに行く」とでも言いたげだと勝手に推察したが、スポーツナビによると、次のようにコメントしていたとのこと。
「何もねぇ、ちくしょう、 あー。何もあるか、バカヤロー、オイ!! クソったれが!! あー!! ふざけやがって。オレの目標は、こんなにちっちゃくねぇんだよ、バカヤロー、お前!!」
大きな目標は天山なのか。それとも、その先にある何かなのか。マット上では小島の爆発はなし。
■第6試合 特別試合 30本1本勝負
○グレート・ムタ(10分12秒、片エビ固め)
×GREAT MUTA
上半身を覆う黒いベールがやけに物々しく登場したムタ。まずは、顔面部分を覆う布を取り、マスク姿を見せる。観客「ウォー」。次の瞬間、上半身を覆うコスチュームを取り、肩から背中にあしらわれたデビルマンのような模様を見せる。観客「ウォー」。このあたりの見せ方は、まさに武藤の真骨頂。
しかし。いざ始まると試合は淡々と進み、思わずあの試合を思い出した。グレート・ムタvsグレート・ニタ。1999年8月に新日本プロレスが神宮球場で行った興行のメーン。ちょっと調べると、「ノーロープ有刺鉄線バリケードマット時限装置付き電流地雷爆破ダブルヘルデスマッチ」だったようである。
ペイントレスラーで感情表現しづらい両者。相手にも感情表現してもらえない。イス攻撃をかいくぐっての毒霧攻撃。イスを挟んでのシャイニングウィザードといった見せ場はつくったものの、ややアッサリ目にフィニッシュ。
前回の両国では武藤が三沢光晴とのタッグで主役を張り、それ以前の夏から秋にかけての主要興行では小島がシングルで連戦した。そして締め括りは川田ということだったのか。しかし、2004年全日本プロレス締めの興行にしては、武藤と小島の両国はちょっとさびしかったなぁ・・・。
1週間後、12・11新日本プロレス大阪大会で天山広吉と対戦する小島。次の物語を見せつけられるか。
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