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2005.01.01

第2弾 12・31PRIDE男祭り2004

pick up PRIDE男祭り2004速報[スポナビ日刊
K-1 PREMIUM 2004 Dynamite!! 速報[スポナビ日刊

041231otokojinjya記=T.SAKAi 会場に着いたのはけっこう開始直前。かけ足で男神社の横を通りつつ、うーん、写真は撮っておこうか。ここでは、メーンイベント以外を記しておくことに・・・

大晦日PRIDE会場観戦!

             * * *

▽第10試合
×ヴァンダレイ・シウバ
(3R終了 判定2-1)
○マーク・ハント

 隣の見知らぬ女性は「ハントォ~」と終始声を張り上げていたけれど、会場全体は「PRIDE無敗のシウバがどう勝ってくれるんだろう?」状態。シウバにとっては酷である。桜庭和志相手にコンディションを整えてきたのに、土壇場でマーク・ハントに変更。

 ミドル級から一転、ヘビー級へ。遠目には、シウバは体重を絞っているように見えた。やばいかも、シウバ。

 急に決まったというのはハントも同じだ。ところが、この日のハントは動きがいい。これがK-1を制した男の動きか。それがヘビー級の肉体から放たれるのだから、破壊力も伴っていく。

 1Rだけでも、シウバはフラッシュダウンを二度喫した。一度はすぐに立つことで、ダウンをとられなかった。二度目はハントがすぐさま覆いかぶさったことで、ダウンをとられることなく進行した。だけれども、二度目のダウンの方がきつそうだが。

 1Rのいちばんのどよめきはこのシーン。ハントが桜庭のように宙を舞って(グラウンド状態にある)相手を踏みつけ。1R終了後のインターバルでもこのシーンが何度もスローで流れ、観客の注目を離さない。

 2R目でも、シウバはフラッシュダウンしてしまう。寝技で押さえ込まれたシーンもあったハント。だけれども、巨体を回転させるとシウバの関節技がほどけてしまう。どうしたんだ、グラウンド対策ができているぞ、ハント。

 2R終了後インターバルでのどよめきは、フラッシュダウンにつながったハントのパンチ。スローで何度も流れるが、確かにガツンと入っている。

 まるでハントは密かに(カード発表前から)この試合に備えていたんじゃないかと思わせるくらいの堂々とした闘いぶりで、判定勝利。これだから、試合というのは面白い。総合はムリという印象のあったハント、見事な巻き返しを見せてくた。

 シウバはPRIDE20戦目で初黒星とのこと。ハントは試合後にミルコ・クロコップとの対戦をアピール。

▽第9試合
○五味隆典(1R6分29秒、KO)×ジェンス・パルヴァー

041231gomi 五味選手のことはよく知らなかったが、入場シーンの電飾が華やかだったり花火が上がったりで、PRIDEが相当プッシュしているようだ。試合順からも、それはわかる。魔裟斗に対抗させようとしているのかな。

 スタイルもほとんどが立ち技で、K-1の試合、いやボクシングの試合のようでもあった。だから、リング上が見づらいアリーナ席(雛壇なし)の観客も、いちばん肉眼で観ていた時間が長い試合となった。

 五味は見事なKO勝ちで、観客も盛り上がった。五味はPRIDE連続「1R・KO勝利」を5に伸ばしたそうだ。

 いい笑顔でのマイクアピールもなかなか。「大晦日にね、判定はダメだよ。KOじゃなきゃ。みんなどんな気分? 最高です! みなさん最高にうまいビールを呑んで帰ってください。チャンネルはこのままで!」

▽第8試合
×近藤有己(3R終了 判定2-1)ダン・ヘンダーソン○

 リングス時代からのミドル級の実力者、ダン・ヘンダーソン。グラウンドに長けており、シウバに勝つ可能性がある選手の一人と見られている。この選手に勝てば近藤の実力は本物だが。

 かなり渡り合う! ボクには近藤が押していたように見えた。しかもグラウンドで、あと一歩のところまで追い詰める。近藤、グラウンドもけっこうやるんだ。

 観客も目が肥えている。ハーフガードから足を外してサイドポジションになると、そんなオーバーな動きでもなかったのに「オーッ」とどよめく。マウントの体勢にもなるが、かすがに決めきれない。

 判定は近藤敗北だったが、ヘンダーソンはセコンドの肩を借りて、やっとの思いで歩いている。一方の近藤は、視線も前を向いて、しっかりとした足取りで引き揚げていく。近藤、ボクの中では株を上げた試合だ。

▽第7試合
○ミルコ・クロコップ
(1R41秒、前方チョーク式裸絞め)
×ケビン・ランデルマン

 試合前の見どころVTR。「(ミルコ側)今年の汚れ、今年のうちに」(汚点であるランデルマン戦敗北のリベンジ宣言)。「(ランデルマン側)ていうか、ミルコ先生、アンタ意外と勝負弱いですから・・・残念!」。このVTR、ガチンコだなぁ。ノゲイラ戦(暫定王者決定戦)、ランデルマン戦(グランプリ1回戦)を指してのものか。

 あいかわらずの会場人気、ミルコ。観衆の3人に1人くらいが手拍子する勢いの入場シーン。しかし、ランデルマンに気後れなし。ファーストコンタクトから堂々とプレッシャーをかけていく。コーナーに追い詰めるランデルマン。ところが首をとられたのがいけなかった。そのままなんとミルコのフロントネックロックが決まり、ランデルマンは失神ぎみ。

 おそらくハイキック対策をしてきたランデルマンにとって、これは思ってもみなかったであろう展開。グランプリ1回戦でランデルマンが勝ったときには「シーン」状態の中で「やった!」と一人叫んでしまったボク。この日は、まわりが熱狂していてる中でボクが「うーん、ダメだったか」。

 ミルコがマイクをとった。「受けてくれたランデルマンに感謝したい。次はヒョードルかノゲイラとやりたい。尊敬しているコールマンでも受ける」。

 友人から教えてもらったのだけれど、ミルコはゲーム雑誌のインタビューで「アブダビコンバットに出たい」と言っていた。それだけグラウンドや関節技もトレーニングしているってこと。その自信が油断につながった“汚れ”を、関節技による勝利で“大掃除”した。ランデルマンを応援していただけに、その絵にかいたような「忘れ物取り戻し」に悔しさを感じた。

▽第6試合
×吉田秀彦(3R判定 0-3)ルーロン・ガードナー○

 開始早々ガードナーのパンチでフラッシュダウンする吉田。すぐにグラウンドでラッシュをかければ勝てるガードナーだが、そこまでの技術がない。また、吉田も“上”になっているガードナーの前腕部を“下”からロックすることで、膠着させて攻め込ませない。

 これは、微妙だぞ。レフェリーが何度も「ヨシダ、ドント・トゥーマッチ・ホールディング」と注意する。うーん、イエローカードを出してもいいんじゃないか。いずれにせよ劣勢の吉田に観客が「ヨシダ」コールで励ます。1Rの最後こそ、吉田がアキレス腱固めを決めにいく寸前だったが、時間切れのゴング。観客ため息。

 2Rでも、ガードナーが右から組みつきにきたところを吉田が左腕でつかんでやはり膠着という展開に。思うように闘えないせいなのか、2R終了間際にはガードナーが「しゃらくせぇ!」とばかりに吉田を投げ飛ばすシーンも。

 総合の技術としては欠けたところがあるが、試合としては押し続けたガードナー。巨体でありミスター・スタミナとも言えるガードナーを攻略するという図式は、まるでかつての横綱・北の湖に輪島や若乃花が挑んでいくシーンがだぶった。PRIDE参戦選手勢に今後も立ちはだかることになりそうだ。

▽第5試合
○滝本誠(3R終了 判定3-0)戦闘竜×

 試合後の滝本のマイク「今日試合するまで総合格闘技をなめてました。スミマセンでした。今度はマイッタさせられるように頑張ります」。これは、相手の戦闘竜の強さに対するものなのか。それとも、膠着状態へのファンのブーイングに対するものか。そう、PRIDEではいろんな“強さ”が求められること、リング上で罵声を浴びながら感じたのではないでしょうか、滝本選手。

▽第4試合
○長南亮(3R3分8秒、カカト固め)アンデウソン・シウバ×

 3Rにもつれこんだが、最後のかにバサミからのカカト固めはまるでプロレスでの試合のように見事すぎるくらいに決まった。その印象に尽きます!

▽第3試合
×安生洋二
(1R8分33秒、腕ひしぎ逆十字固め)
○ハイアン・グレイシー

 安生入場。高田延彦の「トレーニングモンタージュ」を入場のさわりに使用し、その後は安生のいつものテーマ(セコンドは山本喧一だったとのこと)。ちょっと、沸く。

 正直、セレモニーでの選手紹介のときも、両選手が入場してからも、盛り上がりは可もなく不可もなく。今のファンには、このテーマ(道場破りでの敗北へのリベンジ、安生の失われた10年取り戻し)には馴染みがない。

 ところが、どうだ。ゴング直前に両者が向かい合う。そのときに安生の顔がビジョンに映る。小刻みにウォーミングアップしながらも、コンディションを整えてきた、なんだかさっぱりした感じで真剣なまなざし。どうもそこに観客がざわざわと反応し始めて、ゴングと同時に安生コール発生。

 途中で珍しいシーン。ロープ際でドントムーブの指示を受けて、リング中央に戻される両者。そこでハイアンが、明らかにブレイクしたときよりも有利な体勢を確保しようとする。数回言っても聞かない。そこに、イエローカード。

 試合はハイアン有利で進んでいき、なかなかグラウンドの攻防で優位な体勢に持ち込めない安生。おっ、体勢をだいぶ“上”にもってこれたぞ、と期待した次の瞬間、下から腕十字を決められて万事休す。実力差を残念ながら感じた一戦だった。

▽第2試合
×ジャイアント・シルバ
(1R5分47秒、肩固め)
○チェ・ム・ベ

 見どころVTRで「韓流vs大巨人」と紹介された後に、チェ・ム・べ入場。ピアノの旋律でチャララランと韓国ドラマ「冬のソナタ」テーマ曲が流れ、それが入場の“さわり”となる。こういうシリーズの日なのでしょうか。観客は大笑い。

 チェ・ム・ベは途中攻めあぐねながらも、しっかり勝利。

 シルバは新日本プロレスで日本マット界に上陸したのに、こんなに顔面殴られまくりの世界に足を踏み入れて本意なのだろうか。うーん、複雑な気持ちになった。

▽第1試合
○美濃輪育久(1R27秒、カカト固め)ステファン・レコ×

 美濃輪をオープニングに持ってきたのは大正解。頭を短く刈り込んで、何かにふっきれたように入場テーマにノリノリで入ってくる。そのリズム感が観客に伝わって、手拍子の中で入場。

 試合前に「いちばんのクイックKO(ギブアップでもよい)には賞金が出る」というアナウンスがあり、観客も自然とそれを期待。そこで飛び出した美濃輪ドロップキックは見事にかわされて、観客は大爆笑。でも、応援する声は大きくなり、美濃輪も足関節でレコを秒殺。

 試合後のVTRでは、ドロップキックをかわされたシーンが繰り返され、これも観客の笑いを誘う。だけれども、それはバカにするものではなく「盛り上げてくれたなぁ」とリスペクトの入った笑いであったと思う。

■□T.SAKAi 
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ご来場ありがとうございました!

うー、途中、食事したり、風呂入ったりしてたら、こんな時間に。

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