超過激座談会はタガタメダ?
pick up 2・16武藤vs棚橋決定!┃1・23秋山と鈴木タッグ対決!┃永田の契約更改日は明日18日┃ミルコ、2月さいたま出場&6月ヒョードル戦へ┃桜庭、負傷でもちをつくのも数回止まり
今週のゴングで「新・三者三様」というべき企画が立ち上がった。これもひとつのスタイルなのか。ファンの立場に立ったとも言えるが、違和感を感じたところもあり・・・
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まずは、2005年新日本プロレス契約保留選手第1号の柴田勝頼の続報から。1/16付『東京スポーツ』(1/15夕方発売分)によると、新日本からの年棒提示は「20%UP」だという。このアップ幅は小さすぎることはないだろうか。
前回記事で触れたように、活躍めざましかった2004年の柴田。彼の父親(柴田勝久)は新日本の旗揚げメンバーであり、いわば新日本の申し子。だけれども“新日本らしさ”を問いかけて、契約を保留している。それもひとつの新日本の危機的状況をあらわしてはいる。
なんとかついていこうとしたファンも、いたことはいた。2004年、秋。不可解な藤田和之のフォール負けによる王者移動(10・9両国)にめげることなく、“明るい未来”を求めて足を運んだ棚橋弘至vs佐々木健介(11・3両国)。驚くべき新日本の地力は、この二つの両国大会ともしっかり満員になったこと。
そんなファンに感謝し、新日本は「足を運んでくれた観客を満足させる」興行にシフトすべきだった。だけれども、11・13大阪ドーム、1・4東京ドームと立て続けに続いたビッグマッチ。空席を必要以上に目立たせる結果となる。どうしてもドームを使うのであれば、「2階席は観客を入れずに、ホームベースあたりにリングを組んで、そこに近い1階スタンドにだけ観客を入れる、かつ特設ビジョン2基」でもよかったんじゃないか。
すでにレポートしたように、1・4新日本東京ドームのアリーナ座席は20列。1・8NOAH日本武道館のアリーナ座席は22列であった。両試合観戦した際には、NOAHの武道館の方が観客が多いのではという錯覚を覚えるほどだったが、実際にアリーナではNOAHの方が入っていたのである。
そんな逆境の中でメーンを闘い抜いた中邑真輔と棚橋弘至。今週号では『週刊プロレス』1241号は中邑の、『週刊ゴング』1056号は2人のインタビューを前カラーで掲載していた。あの興行で責任を取った者だから言える証言を、当然のようにフォローしようとした両誌。だけれども、ゴングはそれだけでは終わっていなかった。
↓ゴング表紙左下
1・8NOAH観戦後、ターザン山本!氏、金沢克彦氏、小佐野景浩氏が行った座談会。今週のゴングのモノクロ誌面を飾る。なんでも、山本氏&金沢氏の2人にゲスト1人を加えた“新・三者三様”ともいえる座談会が隔週レギュラーになるという。従来の「三者三様」との週代わり。
その内容は同誌をご覧いただきたいが、ここではキャッチコピーだけ列挙しておこう。1・4新日ドームと1・8NOAH武道館をメッタ斬りするという内容。
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運命の5日間・・・遂に新日本が陥落?
業界の盟主はノアが取って代わる!!
ノアは何もしなかったことが凄いんです
全てのタイミングが1・8に合ったから(金沢氏)
試合前、自然体で緊張する天龍さんがいた
鈴木のセンスをSWSで見せてくれたら・・・(小佐野氏)
日本一の流れ者・天龍さんにシビレたよ
鈴木は知能犯!今日の小橋は絶対王者だ(山本氏)
1・4は選手もお客もネガティブだった
永田と柴田の可能性に期待したいけど・・・(金沢氏)
今の新日本は突っ込まざるを得ないもん
あれもこれも足し算するから分からない(小佐野氏)
ドームは自滅というか自業自得ですよぉ!
責任をとるのは「猪木さんだろ」と言いたい(山本氏)
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途中で金沢氏が「もう悪いところは悪いとドンドン言わないと」と言っているように、ストレートに言うことが彼らなりの愛情だったのだろう。ファンの気持ちと一致したところもあるとは思う。だけれども、ボクは少しばかりの違和感を感じざるを得なかった。
現場の第一線記者は、1・4で健闘した中邑・棚橋らの想いや主張を伝えようとしている。それを若い記者にさせておいて、自分たちは辛口で言いたい放題、目立ち放題。若手は「(週刊ゴング)プロデューサー(金沢氏)なら、何をやっても許されるのか!」なんて言わないのだろうか。
新日本に今回のような形のまま1・4を実施させてしまったことには、プロレスマスコミの責任はないのか。
11・13大阪ドーム大会前、長州力と対戦することになった西村修は、“長州番”金沢氏を批判。それに対し、「長州さんに記事を指示されたことはなく、取材して組んでいること。“2チャン”のようなことを選手が言うな」(大意)と金沢氏は回答した。だけれども、今回の座談会記事はかなり(金沢氏が言うところの)ネット的だ。
ボクは新日ファンだから敏感になっているだけかもしれないが、新日ファンだって的確な批判なら読みたいものである。だけれども、山本氏や金沢氏が言うことってこんなレベルなのか。読んだ方は、いかがだったでしょうか?
足腰の弱ったプロレス界では、特に山本氏や金沢氏はペンを握る強い立場にある。振りかざしているとは言わないけれども、どうしても感じてしまった違和感。プロレス専門誌としての姿勢、団体との対話を紡いできた過去はどこへ言ったか。
さらに、山本氏はゴング増刊でメーンの試合を「あれをプロレスと呼ぶには勇気がいる」と書いていた。ボクは今回の座談会を「あれをプロレスマスコミと呼ぶには勇気がいる」と思った。
もちろんバランス問題であり、是非の決着を今すぐつけたいわけではない。ただ、歯切れの悪いままにでも記しておきたかった感情が確かにあって、パソコンに向かっている。
山本氏本人の記事(座談会とは違うページ)には、2003年春に週プロへの復帰(ベースボールマガジン社の社長も了承済だった)が決まりながら、内部の反対でキャンセルになったことが明かされていた。
「vs週プロ」で山本氏と金沢氏が仕掛ける過激路線に、新日本プロレスの姿がかぶらなくもない。逆にプロレスクラスマガジンとしての態度を貫こうとしている週プロは、NOAHか。そして、ゴングは「自滅」することなく未来を得られるのか。ファンとプロレス団体の狭間で闘うプロレス専門誌。
スタイルが違っても面白いものは面白いが、過激路線は熱しやすく冷めやすい。中長期的な“好き”を形成するのは変わらぬ信頼の積み重ね。それはプロレス団体もプロレス専門誌も一緒ではある。
超過激座談会はタガタメダ?
■□T.SAKAi
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┏ターザン山本!氏のゴング上での主張はほぼこちらと同じ
□ ターザンカフェ:2005年のマット界について。
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