蝶野正洋「取材拒否だよ」ゴングで
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今週のプロレス週刊誌は、『週刊プロレス』『週刊ゴング』(ともに2/2号)とも、橋本真也と柴田勝頼のインタビューが載っていた。沈黙していた“破壊王”橋本、契約交渉保留で渦中の柴田。あとでゆっくり読もうと思いながら、最初に注目したのは蝶野の記事。
蝶野正洋が何を言っているのか、気になってページをめくってみる。今週の『週刊ゴング』インタビュー記事。
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蝶野正洋に聞く~迷走する新日本の行方~
「オレなら取材拒否だよ」
・ (新日本寄りと言われていた本誌にまで「新日本はもう業界の盟主ではなくなった」という記事が載るようになりましたから)
蝶野「もう、この際はっきりさせりゃいいと思うよね。マスコミは新日本を好きなのか、嫌いなのか(苦笑)。嫌いならもう取材するなと。嫌いなやつに書かせてもしょうがないし。ターザン山本とかノアが好きなんだったら、もう新日本を観に来るなと。それくらいのことを新日本が言えばいい。正直言って、そこまで新日本ができるような状態になってない」
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強気なんだか、弱気なんだか。発言のニュアンスが読者によくわからないことをいいことに(?)、表紙に“強引”な小見出しを立てたゴング。ビジネス思考としてスマートな蝶野が、なんだか大本営発表をヨシとするような発言。これは蝶野流の謎かけ? 本音?
蝶野はかつて、週プロが佐藤編集長のころ、記事を求める佐藤編集長に「何行くらいのコメントがほしいの?」と聞いて、その通りのコメントの長さ(特集記事一段分)で答えたことがある。媒体によって発言を使い分けるなど、マスコミをうまくコントロールする蝶野。いったい蝶野は、今回の発言を、どういう意味で言ったのだろう。
と思えば、こんな発言もあった。
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(中邑選手は「夢と希望を与える新日本でありたい」という言葉で(1・4ドーム大会の)最後を締めてました)
蝶野「選手がそういう考えを持ってるっていうのは凄い大切なことなんだけど、それはホントは社長や団体が言うことだから」
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蝶野はちゃんと、プロレスラー本来のスタンスをわかっているようだ。選手のコメントは、闘いに対するものであってほしいわけで、そこを的確に指摘した。台所事情をわかって発言している中邑は、間違っているわけではない。だけれども、ちょっとした安心感を蝶野の言葉からは感じたり。
蝶野正洋は本当に面白いレスラーだ。ロジカルにプロレスを考えていると思ったら、乱入・造反劇などを仕掛けてファンをガッカリさせることもある。ブラックニュージャパンも、新日本のためになっているのか、なっていないのか、よくわからない。だけれども、新日本のことを誰よりも考えている気配もある。
越中詩郎と闘ったとき、トップロープに自ら上がり、越中に「雪崩式ブレーンバスターをオレに仕掛けてみろ」というポーズを蝶野はみせたことがある。また、武藤と闘ったとき、中腰で自らの右膝を立て、そこを指差しながら「この膝を踏み台にシャイニングウィザードをオレに仕掛けてみろ」とアピールした。その是非はともかく、プロレスがプロレスであることをときどき大胆なまでに表現しようとする蝶野は面白い存在。
今回のインタビューでも、何が本音で、何が演出なのか、想像力が働いてしまう。購入した方は、ぜひ蝶野のインタビューも読んでもらいたい。
ところで、座談会。この件で、ゴング吉川編集長が編集後記で次のように書いていた。
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巻頭座談会の反響が凄い。会う人の多くに「ゴングが突き抜けた」と声をかけられた。裏を返せば、従来のゴングの問題点を突くものである。団体や選手への配慮は必要だが、遠慮しすぎるのも考えもの。金沢(前編集長)体制のゴングでは三者三様は治外法権とされてきたが、新体制においてはターザン&GK座談会もまた治外法権だ。対立構造があった方が誌面は面白くなる。
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先日の記事で、治外法権に飛び出して好き勝手なことを急に言い出したターザン&金沢氏についての違和感をボクは唱えた。だけれども、逆に現・吉川編集長から“治外法権”宣言。団体とファンの狭間で仕掛けるゴングの“プロレス”は、なかなか正々堂々としていて面白いんじゃないか。
■□T.SAKAi
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