安生の満足度は200%~12・31PRIDE男祭り2004コメントチェック
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試合後コメントから「選手の意思」や「その後の展望」を紐解いていくコメントチェック。久々にやってみる・・・
~コメントチェック 12・31PRIDE男祭りさいたま決戦~
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他のブログサイトでよく見受けられるような「試合結果+寸評」とかぶらないように、試合後のコメントに重点スポットを当てて「選手の意思」や「その後の展望」を紐解いていくってことを、ちょっとやってみます。評判がよかったら恒例にするかも。手法は記事自体をご覧ください。
では、12・31PRIDE男祭りさいたまスーパーアリーナでのコメントをチェック!
▽第1試合
○美濃輪育久(1R27秒、カカト固め)ステファン・レコ×
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===試合後コメント レコ===
[スポナビ]
・ (今後、PRIDEでどうしていきたいか? また何かプランはある?)今回の試合が自分でPRIDE初戦だと思っています。前回は負傷していましたし、ちゃんとトレーニングもしていませんでした。今回は本当に十分、トレーニングをしてきまた。100パーセント大丈夫だと思って、安心して来たんです。今回の試合を振り返って、やっぱり自分はスタンドでの試合にこだわるべきだったな、と。
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小川直也との試合ではトレーニングしてなかったことを何気に告白。もちろん、K-1戦士との対戦自体に緊張感があるのでかまわないのだが、それだけではレコ選手の言う通りやっていけない。ミルコばりに「グラウンドでのガード法はある程度マスター、戦慄の打撃で堂々と勝負」ってなると面白いのだが、この日の試合を見ている限り、時間がかかりそうだ。
▽第2試合
×ジャイアント・シルバ
(1R5分47秒、肩固め)
○チェ・ム・ベ
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===試合後コメント シルバ===
[スポナビ]
・ (―試合の感想は)今回は残念ながら負けてしまいましたが、もう一度またトライをしたいと思います。絶対にあきらめたりはしません。私はリングの中で死にたいと思っているので、またトライし続けていきたいと思います。
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先日の観戦記で「シルバは新日本プロレスで日本マット界に上陸したのに、こんなに顔面殴られまくりの世界に足を踏み入れて本意なのだろうか」なんて書いたが、なんと「リング上で死ぬ」宣言。ちょっとシルバのことが好きになった。これからも「プロレスラー」としてPRIDEに挑んでいく彼を応援したいなぁ。
▽第3試合前
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===リング上コメント 桜庭===
桜庭です。雪の中、来場ありがとうございます。怪我で試合ができなかったんですけど、期待してくださった方、関係者、シウバ選手、本当に申し訳ありません。来年はGP優勝できるようにがんばりますので、またよろしくお願いします。まだ残りすごい試合があるので、PRIDEを楽しんでいってください。
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この日はテーマ曲がかかることなく、ひっそりと上がって挨拶。「シウバと闘う資格が今の桜庭にあるのか」といった見方で賛否があった末の欠場なだけに、ファンの反応も残念ながらイマイチなものだった。グランプリに出るそうで、こんどは決勝でシウバと対戦するシチュエーションをつくることができればファンも納得するのではないか。いや、納得させてほしい。復調を待ってるぞ、桜庭選手!
▽第3試合
×安生洋二
(1R8分33秒、腕ひしぎ逆十字固め)
○ハイアン・グレイシー
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===試合後コメント 安生===
[日刊スポーツ]
・ 短い期間でかなりいい感じに仕上がった。相手のほうが疲れていて、自分の方があまりにも疲れていなかったので、それが過信につながったのではないか。攻めの姿勢からこういう結果を生んでしまったことなので、自分的には満足している。
[スポナビ]
・ (病院に直行した後、会場に戻ってきて)診断は多分、靭帯損傷です。バキバキと音がしたんで。ヒジの靭帯です。
・ 打撃でいきたかったんですけど、パワー的にファーストコンタクトが思った以上に強かったんでね。それでも、寝技ではしのげていたんで。まあ、自分の予想通りの展開ではあったんですよね。まあ、問題があるとしたら、自分があまりにも元気が良過ぎたということですよね。スタミナ的に全然ロスがなかったんで。
・ (満足感は何パーセントぐらい?)何パーセントですか? 負けですから、満足感って言ったら変ですけど、ただ、リングに上がる前、自分の名前がコールされた時点で、もうなんか、変なもやもやというのはワーッと晴れて、本当に変な緊張も何もなく、まっ直ぐな気持ちでリングに向かえたという部分では、そういう満足感では200パーセント、きっちりありましたね。勝負についてはそういうことは言えないんで。結果は負けましたんで、満足感って言ったら、そんな高いパーセンテージではないですけど。
・ (前は悪者にされたが、会場では安生コールも起きた。今思うことは?)ちょっと勇気もらって。今はファンの皆様に、本当に心から応援ありがとうと言えるような気持ちになりました。
※ハイアンはノーコメント
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取材陣の何が何でも「200%」という言葉を言わせたい意図が見える。安生の答えは「リングに向かえた満足感は200%、試合自体は負けたこともあって満足感はそんなに高くない」と、なんとか200%という言葉を使ってみせた。
安生自身の敗因分析。日刊スポーツのコメントは要約されているようだが、この要約が正しいとすると、「相手の方が自分に比べて疲れていたことが過信になって、攻めていたら負け」。うーん、試合を会場で見ている限りは、テイクダウンやグラウンド技術ではハイアンが圧倒していた。スタミナ切れのハイアンにあれだけグラウンドで圧倒されていたのだとしたら、かなりの技術差があることになる。正直、試合では「幼少から絶えずこのスタイルを練習してきた」ハイアンと「UWFスタイルから移行してきた」安生の差は歴然としていた。
だけれども、安生の言葉どおり、安生の必死さが伝わったことで観客の反応はあたたかかった。最後はハイアンがPRIDE29に参戦する(中村和裕と対戦?)きっかけづくりという点でもPRIDEに貢献できたし、よかったんじゃないかなと思う。
中村とハイアンの因縁(?)については、
「シュートファイター中村カズ、男祭りでガチ(ある意味)。」
で、くまページBlogさんが詳しく書いていらっしゃいます。ぜひ、チェックを!
▽第4試合
○長南亮(3R3分8秒、カカト固め)アンデウソン・シウバ×
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===試合後コメント 長南===
[スポナビ]
・ (最後のカニばさみからのヒールホールドは、いつも練習している技なのですか)そうですね。遊びの範囲ですけど。僕は元々はリングスファンで、ヴォルク・ハンとかもすごい好きな選手だったんで。一番最初、格闘技好きになったのがリングス観てからだったんで。そういう足関節とかすごい、試合で使おうとは思ってなかったんですけど、好きな技の1つだったんで。逆転技として最後狙いました。
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うおー、リングスファン! ちゃんと応援すればよかった(後悔)。ここではてっきり「○○選手に教えてもらった」といったコメントが出るかと思いきや、「遊びの範囲」「リングスの足関節」って素直なコメント。確かに、ヴォルク・ハンの足関節には心躍ったものだ。成瀬昌由(リングス出身)が新日本プロレスの中でリングス仕込みの足関節をときどき出していますが、やはり総合格闘技でみると嬉しいものだ。
ところで、観戦しながら考えたことを思い出したので。よく前田日明と藤原喜明が「胴締めスリーパーを仕掛けられているとき、逆に相手の足首を取ってギブアップを迫る」って攻防をやっていたが、あれって総合の実戦では決まりにくいのだろうか。誰か知っていたら教えてください。
▽第5試合
○滝本誠(3R終了 判定3-0)戦闘竜×
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===試合後コメント 滝本===
[日刊スポーツ]
・ あまり緊張もなく上がれた。動き自体は自分の持ち味を出せた。思ったより相手は大きくて、胸板が厚かった。プレッシャーは大きかった。道着を着てよかったかどうかは分からないが、これからも着てやる。吉田先輩が総合に出て、すんなり勝ってるものだから、自分も楽に行けるんじゃないかと思ったけど、甘かった。
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▼コメントをチェック▼
この試合は膠着が目立ちました。スタンドでの膠着も含めて。滝本が勝とうと思ったら、寝技に持ち込まなきゃいけない。だけれども、戦闘竜は立ってブレイクを都度要求(当然の戦法だが)。かと言って、スタンドでも、パンチや柔道の投げをお互い警戒して消極的。案の定、PRIDE観客はブーイング。
だから、試合後の滝本が「なめてました」と言ったことが、勝敗に関することなのか、PRIDEの観客を納得させる点で言っていたのか、少し注目した。だけれども、前者だったようで。うーん、あのブーイングから感じられないようでは、滝本選手、プロとして厳しいのではないですか。
▽第6試合
×吉田秀彦(3R判定 0-3)ルーロン・ガードナー○
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===試合後コメント ガードナー===
[スポナビ]
・ (ボクシングで勝負したのは作戦通りか)そうですね。吉田選手の試合を何度も観まして、マーク・ハント選手との試合からシバ選手との試合まで、試合を研究したところ、吉田選手は大変寝技に長けていて、ガードもマウントポジションも得意だということで、私がその寝技で勝負をしても、得策ではないと考えました。なので、立ち技で戦ったほうが私のほうが強く大きいので有利だと思って、そのように進めました。
・ アメリカを代表して、このような勝利を収めたことは本当に良かったと思います。
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150キロのダミーを投げる煽り映像を観客は期待したのに、ガードナーの作戦は打撃。これには吉田も観客も意表を突かれた。確かに投げ技のその先での決め技に不安があるレスリング出身者にとって当然の作戦かもしれないが、ちょっと寂しい。
アメリカを代表して…か。以前にジョシュ・バーネットが「見せるってことをちゃんと考えてファイトしている日本人を尊敬している」というコメントを出していた。日本には歴史がある。UWFから総合へ移行し、PRIDEも「プロレスVSグレイシー」などの図式で大きくなってきた。だから、日本人選手には「勝つだけでは意味がない」ということが自然にインプットされている(当然、ジョシュにも)。
折りしも、この日、FILAレスリング協会とPRIDEの提携が発表されたが、PRIDEとしての盛り上がりは微妙だ。
※他の試合コメントについは別途。
■□T.SAKAi
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