前田日明で逆転していくマスコミ、そして歴史
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1・22前田日明プロレス界復帰会見から2号目のプロレス週刊誌(紙)が店頭に並んだ。前田を軸に上井氏が仕掛ける(もたらす)“逆転”とは・・・
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そろそろ上井文彦氏(ビッグマウス代表)は、柴田勝頼に交渉の電話を入れたんだろうか。
1月末に契約が正式に切れた“元”新日本プロレスの柴田は、多くの団体にとって“欲しい”人材なんだと思う。契約交渉に乗り出す旨を、上井氏は堂々と専門誌・紙の中で口にしていた。
前田日明信仰派の柴田が新日本を離脱したニュースとも相乗効果となって、1・22前田日明プロレス界復帰会見から2号目の週刊誌にも前田情報がたっぷりと割かれていた。書いている記者たちのワクワク感が読んでて伝わってくるし、明かされていく事実も刺激的なものばかり。どうなんだろう、購入者も増えているんじゃないだろうか。
専門誌がファンに対して求心力を持つとしたら、プロレスニュースサイトでは知りえない情報(事実)と見解が誌面に展開されなければならない。ニュースサイトでは、「試合結果・経過」「記者会見内容」が主に伝えられていく。試合後の選手コメントも、広い意味で記者会見であろう。
昔はスポーツ紙やインターネットで結果を見ずに、プロレス中継やプロレス専門週刊誌発売を待つファンも多くいた。しかし、「携帯サイト含むネットの発達」と「プロレス中継の深夜化・不定期化」が、そんな純粋なファンを減らしていった。一次情報をすでに“消化”したファンに向き合うことを、現代のプロレス専門誌は求められている。
前田日明復帰や柴田勝頼新日離脱に対して、プロレス専門誌がどう向き合ったか。武器になったのは、会見や会見後囲み会見をできる限り詳細に再現すること。追加取材・インタビューを行うこと。多数の写真を組み入れて事実に迫っていくこと。取材力や人脈(レスラーとの信頼関係)に裏打ちされた見解を出していくこと。
そういった定石をこれでもかと繰り広げてもなお、前田日明本人からの追加コメントは出ていない。柴田勝頼と上井氏の交渉模様もまだ明かされていない。まだまだ“活字プロレス”していく部分が多く残されているわけで、かつてあった週刊誌発売日の緊張感がよみがえってきていたりもして面白い。
「記者会見プロレス」から「活字プロレス」へ。“逆転”まではいかないけれども“揺り戻し”は起きているんじゃないか。そんな活況を感じてしまう。
そんな動きの中心にいる上井氏はこんなことを言っている。
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週刊プロレス1244号=2/16号
・ 僕は前田日明を何回かリングに上げようとしましたもん。『プロレスラーとしてもう一回カンバックしないか?』って。彼がまだリングスの社長をしてる頃ですよ。でも彼は(いちど引退したことでの)男の筋を曲げなかった。
・ 新日本プロレスでやってて、三つ実現しなかったこと。前田日明をリングに上げること。船木(誠勝ではなく)優治vs山田恵一(現:獣神サンダー・ライガー)をやろうとしてできなかったこと。田村潔司を新日本に上げること。
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新日本プロレスからUWFが飛び出し、UWFを経てリングス等のU系団体に枝分かれしていった格闘技系プロレス。そのリングスの興行形態(ネットワークという考え方やメガバトル・トーナメントという発想)を引き継いだのがK-1、リングスの選手(エメリヤーエンコ・ヒョードル、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラら)を引き継いだのがPRIDEという見方は一般的だ。
このPRIDEやK-1が格闘技界で全盛を誇っている現代において、その通過点である「UWF」の存在意義を問い直す関係者は少ない。そんな中で上井氏の見方が面白いのは、「新日本プロレスの復活」と「UWFの台頭」がイコールになっていること。いや、“面白い”という言い方は軽すぎる。かつて他の誰でもないプロレスラーによって切り拓かれた「誰が一番強いか決めよう」という夢舞台を本気で肯定する男、それが上井氏。
「総合格闘技/立ち技格闘技最強」から「格闘技プロレス」へ。絶対にできないであろう“逆転”に必死に向かえば、少しばかりの“揺り戻し”くらいはできるんじゃないか。そんな勢いを感じてしまう。
上井氏もそうなんだろうし、とにかくボクたちは、前田日明から多くのものを教えてもらいすぎた。長州力顔面襲撃やアンドレ・ザ・ジャイアント試合放棄事件に漂った喧嘩プロレスも、ヴォルク・ハンや田村潔司によるサブミッションの華麗な攻防も、ノゲイラやヒョードルに見えた“グレイシー柔術以上”の強さの競い合いも・・・。前田の世界には、それらのすべてがあった。
マスコミ、そして歴史は「前田日明」をキーワードに“逆転”をたどっていくのか。無謀な挑戦を語る上井氏に心躍らされる自分は心底プロレスが好きなんだろうと思う。そして、話が具体化していくそのとき、柴田勝頼や田村潔司はどう絡んでいくのか。
■□T.SAKAi
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