中邑真輔と永田裕志の攻防
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2月5日深夜『ワールド・プロレスリング』で、1・30札幌月寒大会での棚橋弘至&中邑真輔vs天山広吉&永田裕志(IWGPタッグ戦)が放映されたが・・・
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■第9試合(60分1本勝負)■
IWGP タッグ選手権試合
○棚橋弘至&中邑真輔
(32分35秒、ドラゴン・スープレックス・ホールド)
×永田裕志&天山広吉
※棚橋&中邑、初防衛
この試合、新世代(棚橋・中邑)に第三世代(天山・永田)が仕掛けた「逆世代闘争」なんて言われ方をした。坐骨神経痛に苦しむ天山が実質上戦線離脱した中で、新世代は勝利に30分以上を要す。
この放映をボクは途中からしか観れなかった(観始めた時点からは、天山は一度も出ず)が、ちょうど永田と中邑の顔合わせに。中邑が永田をコーナーに追い詰める。攻防の流れから、コーナーを背に座り込んだ格好の永田。意識はあるようだが、必死に永田の頭をつかんで立ち上がらせようとする中邑の引き込みに呼応しようとしない。根負けした中邑は、座り込んだ永田にヒザを見舞う。
こういうシーンは、ボクが観たところからは一度きり。ではあるが、まるで中邑に「ほうら、思い通りに動かないオレをどうやって料理するんだ?」とでも言いたい、問いかけたいような永田の動き。お前らの勝手にはしない。そんな意思が垣間見えたように感じた。
一方で、永田が見舞った垂直落下式ブレーンバスター、バックドロップホールド、投げっぱなしドラゴンスープレックスなどは高角度で決まっていく。新世代の技は、持ち上がりぐあいや角度で永田に完全に劣っていた。アントニオ猪木に「綺麗に決まっている技ほど効く」と教えられたボクらは、永田の攻撃に威力を感じてしまう。
おそらく観客は、「新世代の勢い」でも「第三世代の壁」でも、どちらでもよかった。とにかくプロレス危機が叫ばれる中でリアリティのあるものを観たかったんだと思う。起こった永田コール。20分近く一人で闘い続けた永田への応援もあっただろうが、やはり応援したくなったほうにリアリティがあったのではないか。
「今年の新日本の会社の方針として、新三銃士の踏み台に第3世代がなるという方針があるそうですが、断固抵抗させてもらいます! よろしいですね! 草間社長!」
1・23後楽園ホールで、マイクアピールした永田。マッチメークなどからその方針通りに会社が動いていることを、すでにファンは知っている。ジャンルとして勝負していく際に、中邑・棚橋といった新世代をプッシュしていくことは必然であることもわかってはいる。だけれども、そういった会社の方針やプッシュを嫌ってきたのがプロレスファンというのも、また歴史的にははっきりしている。
中邑を相手にしたときの永田の態度。相手に見舞う永田の技の切れ味。この試合を“文章”にたとえれば、永田による記述部分の“行間”にもっとも興味が持てたということ。新日本マットに新世代の風はまだまだ吹いていない。
■□T.SAKAi
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□ ターザンカフェ:よくぞ永田は負けた!
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