小島が武藤をフォール! 3・21全日本プロレス後楽園ホール大会観戦当日報
* * *
昼興行12:00開始。豪華カードがメーンだけあって、会場は超満員。開始10分ほど前にチケットはソールドアウト。
▼メーンイベント タッグマッチ 60分1本勝負
小島聡&川田利明vs武藤敬司&佐々木健介
メーン開始は14:00少し過ぎ。健介、川田、武藤、小島の順に個別テーマ曲で入場。メーンに看板選手を温存した興行となったため、声援大爆発! どの選手への声援もさすがだったが、川田・小島にくらべてフリー健介が少し小さめ、社長・武藤が少し大きめといったところ。
ボディチェック後には武藤と健介がさりげなく握手。小島と川田は握手は特に・・・と見せて、ゴング直前にガッチリ握手。両者はいろいろ“口撃”しあった間柄だったこともあり、「おー」という大きなリアクションが。
ひじょうに心地いい空間の中で、武藤と小島が先発。ねちっこい腕の取り合い、力比べがつづく。
両チームタッチが何回か行われるうち、動きがあったのは健介による逆水平チョップの音。パシッ! この一流4選手の中でも随一な響きぐあいに、どよめき。体当たりもハンパじゃない。
さすがにホール。じっくりした攻防も伝わるが、弱い“当たり”は観客に見透かされるし、逆は説得力を生む。
気がついてみると、パワーで押しまくる健介、蹴りでエグさを出す川田、フラッシングエルボーなど華麗に舞う武藤。その中で、小島が個性を発揮できないまま相手チームにつかまっていく。
4冠王といえども、3人ほどの独特の“型”を小島は持ち合わせていない。行っちゃうぞエルボーやコジコジカッターは決めるが、いちばん強烈だったシーンは健介と川田の攻防に奪われる。会場全体がマジで心配するほど垂直に決まった川田による垂直落下式ブレーンバスター。なのに健介は気合いでスクッと立った。ノーザンライト・ボムですぐさま反撃。
最後はシャイニング・ウィザードをブロックした小島がラリアットの連発で武藤をフォール。
▼メーンイベント タッグマッチ 60分1本勝負
○小島聡&川田利明
(23分57秒、片エビ固め)
×武藤敬司&佐々木健介
これが小島の勢いなんだろう。いちばんにマイクをつかんで、4・9開幕チャンピオン・カーニバルについてアピールする。
小島「四冠王の私がブッチギリで優勝します!」
川田「ベルトいくつ持ってんだ? 5つ目はいらないだろ。今年は俺が優勝する」
健介「ちょっと待ってくれ。優勝は俺だ」
次は武藤!?と思いきや、ブードゥー・マーダーズ(VM)が乗り込んでくる。武藤は健介からマイクを受け取ろうと伸ばした右手のやり場に困り、「おいおい」という様子。
かまわずVMがアピールしているところへRODもリングで合流。フォールされた挙句にマイクアピールできなかった武藤はスネるようにひとり花道を後にしていく。
ここで、大武藤コール!
立ち止まった武藤はリングに戻ってくる。社長の威光か? 他のレスラーは「しょうがないな、アピールさせてやるよ」とばかりにリングから降りて、武藤がリング中央でマイク。
「多数ご来場、ありがとうございます。みんな忘れているかもしれないが、去年の覇者は俺だ。今年もカッコいい武藤敬司をお見せします」
うーん、かなうならばこの試合には、「フォールを奪う、奪われる重み」「4冠王小島への反発(非情さ)」をもっと見たかったなァ。そこから4冠王の立ち上がる姿も求められたと思うし。だけれども、さすがに濃厚な攻防と、最後には観客との絶妙なやり取りを見せたことで、興行としては締まった。全日本としての会場の一体感はありましたよ。
小島は試合後にこう語ったとのこと(携帯サイトから)。
小島「何もめずらしいことじゃない。武藤が、やられるのは、これからの光景だ。取られたのに最後にマイクするところも、あの人はカッコイイと思ってんだろうけど、俺に言わせれば全然カッコよくないよ。CCは三冠王者が優勝することが難しいことは、よく知っている。でも不可能じゃない。
今日も試合中あれだけ攻められても怖くない。武藤、健介に攻められても、川田にマイクで何言われても怖くない!」
葛藤し、克服し、成長するチャンピオン。プロセスもファンと共有するのが小島流でいいんじゃないか。本当に新しい王者像を驀進中の小島選手を、ボクも支持します!
他の試合を結果だけ。メーンに看板選手結集で、同士討ちなどの「ネタ」に頼りすぎの試合多し(ごめんなさい)。もちろん、メーンへの期待からそれも許されていた雰囲気ですが。
▼オープニング
TAKAみちのくvs北斗晶との提案は全日本プロレスが却下したそうで、TAKAがクレームをつけていた。携帯サイトによると「北斗が指名する選手」になるとのこと。
▼第1試合 タッグマッチ 30分1本勝負
○ラブ・マシン・ストーム&魔界ラブ・マシン2号
(5分35秒、ラリアットからの体固め)
×森谷俊之&佐野直
佐野を熱烈にコールする観客がチラホラ。「俺は佐野が観たい!」「観たくない!」といった観客の掛け合いも。森谷はワイルド・シングで入場、大仁田キャラ。こういう人なんでしょうか。佐野組はリストラBOX行き。
▼第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負
○平井伸和&渕正信
(7分17秒、ヒライエンドからのエビ固め)
×雷陣明&本間朋晃
渕は“間”で試合を組み立てられるんだよなぁ。渕をロープ際に押し込んでも、独特の威厳?にブレイクしてしまう雷陣。ところが、本間にタッチ後は、同じ攻防でブレイクする本間に対し「行けよ!」とアピールするネタ。
▼第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負
○歳三&AKIRA
(6分32秒、フィッシャーマン・バスターからのエビ固め)
×ミニ・ラブ・マシン2号&ミニ・ラブ・マシン
AKIRAの大きくアクロバットな動きは映えます。
▼第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負
×荒谷望誉&石狩太一
(6分34秒、バックスピンキックからの片エビ固め)
○中嶋勝彦&諏訪間幸平
石狩の攻撃がやたら荒谷に誤爆するという試合。石狩は肩を組むようにして荒谷を抱き起こしながら「(中嶋の蹴りが)来るぞ来るぞ来るぞ」と口で言う。いざ、中嶋の蹴りが放たれると石狩は身をすくめ、荒谷に中嶋の蹴りがヒット。これがフィニッシュ。荒谷って一時期、身体絞ってませんでしたっけ? 戻ってた・・・。
▼第5試合 タッグマッチ 30分1本勝負
×NOSAWA論外&カズ・ハヤシ
(12分38秒、ラリアットからのエビ固め)
○近藤修司&“brother”YASSHI
カズが不知火を披露。
▼セミファイナル 8人タッグマッチ 30分1本勝負
×BLUE-K&TAKAみちのく&太陽ケア&ジャマール
(16分17秒、ボルドーボムからのエビ固め)
○ジャイアント・バーナード&TARU&ジョニー・スタンボリー &チャック・パルンボ
巨漢にまじって的確な技を相手に仕掛けられるTAKAはさすが。巨体を持ちながらも動ける選手を集めた全日本・・・ド迫力。
■□T.SAKAi
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