長州力蹴撃の真相・・・前田日明が語った
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因縁の二人がビッグマウスで肩を並べる。今週の『週刊ゴング』No.1065(3/30号)の表紙を飾ったのは、前田日明と長州力の最新スクープ2ショット・・・
* * *
同スクープショットが実現したのは、2人の会談情報をキャッチしたゴング・金沢克彦プロデューサーがダメモトで上井文彦氏に交渉したからとのこと。詳細はゴングをどうぞ。
ゴングでは以前にも、前田の長州観をスクープしている。
┏ゴングNo.1061(3/2号)
(今までやった日本人レスラーで最強は?)
それは長州力だよ。腰が重くて動きゃしない。長州さんはビクともしないんだよね。
この2人の関係がクローズアップされるのは、1987年11月9日(後楽園ホール)での顔面蹴撃事件があるから。当時新日本プロレスのリング、6人タッグマッチで激突した前田日明と長州力。パートナーが長州のサソリ固めをかけられそうになったとき、前田はカットプレーで長州の顔面を蹴り上げる。そのとき、長州の顔面に異変。眼下底骨折となり、前田はこの事件を機に新日本を解雇される。
この事件からファンが「前田を応援しなければ」という流れをつくり、新生UWF格闘プロレス誕生へとつながっていく。長州力というモノサシに圧倒的に打ち勝った前田がスターダムにノシ上がった。
ここに来て、顔面蹴撃事件の背景が前田の証言によって明かされようとしている。さらに、『東京スポーツ』から。
┏東スポ3/8発売分
(顔面蹴撃事件と言われた試合について)たまたまケガをさせちゃったけど、それはオレの方がズッコイから先手を打っただけ。逆の可能性もあった。それにあれは正面きっていったら、相手にならないからね。長州さんはまともじゃテークダウンはできないし、グラウンドの技術も凄かった。腰が重くて強かった。
これは、UWFブーム全盛の時には言えないなぁ。ビッグマウスに参戦する長州への敬意だろうか。前田が長州を認める発言を展開し始めた。もちろん、これで前田の強さがかすむわけではなく、逆に“仕掛ける”前田のハートの強さを再確認させられる。
一方の長州は、“仕掛ける”ことをタブーとしたプロレス観を持つ。
┏カクトウログ:過去ネタ!長州力の恐るべしプロレス観[後編]
1995年9月23日横浜大会。UWFインターナショナルとの対抗戦第1戦に、長州は自ら出陣した。
「(互いの目を潰しあった安生と永田が熱くなったことについて)永田、仕返しで安生の顔を殴ったのか!?」
「いえ、狙ったわけじゃないです。向こうが防御して動き回るので、たまたまパンチが目に入ってしまったんですよ」
「そうか・・・、わかった。もしオマエが“やり返した”と答えていたら、俺はオマエをクビにするところだったぞ」
長州が顔面蹴撃事件についてほとんど語らずにきたのは、自らのプロレス観の中でプロレスを完結させるという無言の主張だったのかもしれない。そんな長州力は、前田に「やられる前にやれ」と直接アドバイスされた柴田勝頼と4・23WRESTLE-1で激突する。前田を理解する男と言われ始めた長州は、柴田のどんな闘いを受け止めるんだろう。興味は尽きない。
・・・それにしても。プロレスはいろんな言われ方をするけれども、ギリギリの闘いになればなるほどレスラーの器量が問われるし、アクシデントも起こってくる。試合を成り立たせるプロの技術とともに、そんなところもプロレスの楽しみどころなんである。
■□T.SAKAi
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