アジアにおけるプロレスで疑問
真理mari =プロレスについて質問する人
毎週土曜日は、「プロレスのことがよくわかんない」真理がプロレスをチラ見して感じた疑問をぶつけて、カクトウログの人に答えてもらう・・・
「(^-^)真理の疑問(?_?)」の
日ですっ。
[写真]仕事先の近くで女性用ウィッグ(カツラ)のセールをやっていました。
こうやって並んでると恐い(@_@;)
(>_<) (>_<) (>_<)
真理(^-^)/~:
FUJIiさん、だいじょうぶでしたかぁ~。
お答え:
いやあ、まいりました。
新日と全日をかけもちして、GRAGON GATEには金髪で登場し、DDTでは師弟そっくりさんタッグを結成し、さらには覆面被ってみちのくプロレスにも上がっちゃった、っていうくらいの忙しさでした。
真理(?_?):
・・・意味がわかりません。
お答え:
で、今週の質問って、なんだったっけ?
真理(ToT):
質問は2週間前にしたじゃないですか!
今回は、サイパン旅行中に思いついた質問(?_?)・・・もういちどコピペしますよ。
『サイパンで働いてる人達ってだいたいがフィリピン系の人達なんです!
しかもほとんどの人が日本語がお上手(^.^)b
それだけ日本人観光客が多いということですよね。
でも、真理達が行ったホテルには中国や韓国の人達も沢山いました。
そういえば日本のプロレスって外国人選手っていうとだいたいアメリカ人とかが多いじゃないですか? アジア系の外国人選手っているんですかね? 最近プロレス以外の格闘技だと、タイ人キックボクサーとかは見かけますが…。
アジアでプロレスがメジャー化してるのは、日本くらいなんですか~?
教えてくーださい(^3^)/』
お答え:
思い出した! 今回は日本プロレス史における、アジア系レスラー活躍の変遷と、日本でここまでプロレスが繁栄した背景について、考えてみましょう。なかなかヘビーだぞ。
真理(>_<):
いや・・・そんな歴史的な質問をしたつもりでは・・・。
お答え:
(かまわず続ける)日本でプロレス人気が爆発したのは力道山という人のおかげ、という話は以前にもしたよね。力道山は、日本プロレスにおける「対立の図式」を、戦勝国の大男・アメリカ人と、戦争に負けても心はくじけない日本人の対決に据えた。
これが大当たりしたんだけれど、これだけで終わらないのが力道山のすごいところ。彼はすぐに「アジア」に目を向けた。
彼はアメリカで活躍するアジア系レスラーを日本に招き、アジアNO.1を決める大会を開催した。力道山は多分、日本での開催だけでなく、参加レスラーの出身国を回り、アジア全体のプロレスの繁栄と、日本プロレスの影響力を決定的なものにしようと考えていたのかもしれない。
真理(^-^):
リキドーザンさんってスゴイこと考えてたんですね。
お答え:
この大会には、シンガポールやインド、パキスタン等からなかなかの強豪が集まった。特にインド出身のガマ・シンと、シンガポール出身のキングコングの2人は、いい選手だったらしく、ガマ・シンの持ち込んだインドレスリングの練習法は、今でも脈々を受け継がれているものもあるよ。
しかし、日本における「アジア戦略」が今イチ盛り上がらないのは、前述した「戦いの図式」の持ち方にある、と思うんだ。
アメリカは日本を「占領した国」であり、アメリカ人レスラーをヒール(悪役)とすることで日本人の感情を高揚させることに成功した。
真理(x_x):
映画の話みたいですね。
お答え:
しかし、アジアの国々にとっての日本はどうなのか? 日本人を「絶対的ベビーフェース(善玉)」とする限り、対戦相手は悪役である。日本が東南アジア出身のレスラー相手に「正義の味方」然とするのは、さすがの力道山もできなかったのではないか? 韓国の国民的英雄だったパク・ソンにしても、アントニオ猪木と日本での戦いは遂に実現しなかった。アメリカではヒールで売っているにもかかわらず、日本で猪木を敵に回すヒールを演じることは、問題があったのかも知れない。
プロレスは「戦いの図式のリアリティ」こそが全てである。いくらいいマッチメークをしても、戦う必然性が感じられないと観客はそっぽを向く。戦いの基本は憎悪であり、嫉妬である。プロレスがショーといわれようと何と言われようと、ほかのスポーツよりも僕にとってリアルなのは、そこにあるのは「技術の競い合いを超えた、人間としての表現力の競い合い」にある、と思うからなのですよ。
アジアにおいて、日本においてここまでプロレスが栄えたのは、唯一アジアでアメリカに戦争で敗れた国であったために「戦いの図式が明確に描けたこと」、これこそがもっとも大きな理由だ!と思うのは僕だけかな?
真理(>_<):
・・・うん、たぶんFUJIiさんだけ。そんなこと誰も論点にさえしてないと思いますぅ。
お答え:
アジア系のレスラーで世界に通用する選手は、日本人、もしくは日本生まれの在日系選手以外ではタイガー・ジェット・シン(インド)、大木金太郎(キム・イル=韓国)など一部の選手に限られる。最近はモンゴル出身の選手が日本でデビューといったことはあるけれど、あくまで日本の団体所属だ。
こうした中で、「戦いの図式」を最大限に利用したアジア系レスラーはといえば、日本人でありながら髪を金色に染め、外国人レスラーと組むことで日本人へ復讐する悪役レスラーを演じ続けた上田馬之助さんをおいて、他にはいないだろう。「日本人のクセに」と観客からも相手レスラーからも言われ続けた彼こそが、もっともリスペクトされるべきアジア系レスラーだった、と僕は思うよ。
真理(☆o☆):
そうかぁ、ウマノスケさんってすごかったんですね・・・えーと、私って何を質問したんでしたっけ?
~読者のみなさん、今週もお疲れさまでした~(^-^)/" 真理は日曜日まで頑張りまーす!~
「(^-^)真理の疑問(?_?)」第22回はここまで。
次週土曜に続きます!
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