中邑真輔について知りたい!/恋するハニカミ!出演
pick up 乙葉(ワールドプロレスリング出演経験有)が藤井隆と婚約┃インリン様がアジャの要求を却下┃中邑真輔「電話番号は聞いていません」
ゴールデンウィークにつき、真理さんはお休み。そこで、「真理の疑問」は番外編。『恋するハニカミ!』出演で中邑真輔やプロレスに興味を持った“初心者”のためにお届けします・・・[写真]デートコースの一つとしてカップルヨガに
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『恋するハニカミ!』(ゲスト同士がデートする番組)5・6放映分は、中邑真輔(新日本プロレス)と夏川純がゲスト。番組のラストに、広島サンプラザ大会での試合前の映像が挿入される。控室で黒のブレスレットを巻き、その上からリストバンドをつける中邑。デート中に交わした「お揃いで買ったブレスレットを試合のときに付ける」約束を果たしたシーンだ。
放送では試合には触れてなかったが、残念ながらその広島大会(デート2週間後=4・19新日本プロレス広島サンプラザ大会)では、ケンドー・カシン選手に敗れている(NEW JAPAN CUPトーナメント1回戦)。プロレスファンからの「そんなことをやってるから、負けるんだよ」という突っ込みの場所をつくったというオチはついたものの(笑)、 5・14東京ドーム大会が間近に迫った中での放映は、中邑流の大会プロモーションともなった。こればっかりは、“イケメン格闘家”にしかとれない方法だ。
デートの途中で、中邑が「花粉症を食事で抑えている」という話題に。腸の調子が悪いと症状が出るから、発酵食品である納豆・キムチ・糠漬け・梅干などの必要性を説く中邑。こういった健康面での心がけには、中邑らしいアスリートっぽさが漂う。かつては“人間離れした大食”というイメージもあったプロレスラーだが、食事やカラダづくりにプロとして気を配るようにも現代のプロレス界の特徴である。
↓「食事で花粉症を抑えている」アスリートらしい得意の会話でドライブ
おっと、知らない人には、ここで「プロレスって何? K-1とは違うの?」なんて疑問も浮かぶかもしれません。リングを使う主な格闘技を初心者向けに整理すると・・・。
ボクシング
┗立ち技の中のパンチを打ち合う競技。
K-1(キックボクシングとほぼ同じ)
┗立ち技の中のパンチとキックを打ち合う競技。
魔裟斗、武蔵などが出場。
PRIDE(バーリトゥード、総合格闘技とほぼ同じ)
┗立ち技(パンチ、キック)のみならず、寝技も含まれる競技。馬乗りになってのパンチ、首を絞めたり腕を極めたりといった関節技も含まれる。
桜庭和志、吉田秀彦などが出場。
プロレス
┗PRIDE同様に立ち技、寝技が有効。ただし、顔面パンチは無効(グローブも原則として使用しない)。競技性だけではなくショー的要素にも重きが置かれる。「観客にわからない技で勝ってもしょうがない」「相手の技を封じて勝ってもしょうがない」ことを価値観として持っているため、相手の技を敢えて受けて鍛えた肉体を誇示することも是とする。
戦後の日本の格闘技界を支えてきたのは、間違いなくプロレス。だけれども、最近は新興格闘技としてのK-1やPRIDEに押されている。そんな中で、中邑は業界最大手の新日本プロレスに所属し、最近の東京ドーム大会でもメイン・イベント(大会の最終試合)を5度務める看板選手。時にはK-1選手と対戦してプロレスラーの強さを実証するなど、ジャンルとしての底上げにも努力している選手。彼のプロフィールを追ってみよう。
中邑真輔(なかむら しんすけ)
本名:同じ
身長/体重:188cm/101kg
生年月日:1980年2月24日生
出身地:京都府中郡峰山町
血液型:A型
デビュー:2002年8月29日
趣味または特技:読書・健康
好きな言葉:心温きは万能なり
【プロレスデビュー前】
おばあちゃんのヒザの上で、テレビのプロレスを観た幼少期。プロレスゲームが流行した小学校6年くらいのときには、自らプロレスを観始める。中学校の時にはプロレスラーになろうと思っていた。どれだけレスリングで成績を残そうとも辛くて辞めるような練習がプロレスで待っている、そこを耐えたら強くなれると考える。総合格闘技が出てきたときも、『いつ新日本のレスラーは仇を討ってくれるんだ?』と思っていた。
高校時代からアマレスを始め、青山学院大学時代はレスリング部主将を務める。1998年JOC杯全日本ジュニア選手権フリースタイル83キロ級優勝、2000年世界学生選手権予選フリー85キロ級3位、2001年全日本選手権フリー97キロ級4位など、輝かしい成績を残している。
【プロレスデビュー】
そんなレスリングの実績もプロレス界ではアテにならないと中邑は考え、「顧問の口利き」を断り新日本入門テストを受ける。
・ 2001年9月、新日本プロレスの入門テストに合格。
・ 2002年3月、新日本プロレス入門。
・ 2002年8月29日、日本武道館における安田忠夫戦でデビュー。スーパールーキーデビュー戦というタイトルがつき、安田相手に好ファイトを見せて初陣とは思えぬ大物ぶりを発揮してみせた。
その後、アメリカ・ロス道場で格闘技修行を積む。
・ 2002年12・31猪木祭でバーリ・トゥードに初挑戦。ダニエル・グレイシー相手に善戦した。
・ 2003年1・4東京ドームではタッグながら安田から金星奪取。
・ 2003年2・16両国では村上と一騎打ち。
・ 2003年5・2東京ドームでK-1戦士ノルキヤを総合ルールで撃破。
・ 2003年6・13武道館では高山のNWFヘビー級王座に挑戦した。
・ 2003年8月には新人として異例の第13回G1CLIMAXに大抜擢、初出場を果たした。
・ 2003年12月9日大阪大会で天山の持つベルトに初挑戦で勝利、第34代IWGPヘビー級王者となる。デビューわずか約1年4ヶ月史上最年少での載冠で新日の歴史を塗り替えた。
・ 2003年12月31日のK-1名古屋大会では、IWGP王者としてアレクセイ・イグナショフと対戦(総合格闘技ルール)。不可解なレフェリングと判定に抗議し再戦が決定した。
・ 2004年1月4日東京ドームではIWGPヘビー級&NWFヘビー級王座統一戦が行われ、高山の猛攻に耐え大逆転勝利。復活後のNWF第2代王者となったが翌日自ら封印した。
戦線離脱によりIWGP王座を返上。
・ 2004年5・22K-1「ROMANEX」にてイグナショフとの遺恨対決にギロチンチョークで見事勝利を収める。
・ 2004年12・11大阪では棚橋との新世代タッグで、第47代IWGPタッグ王者となる。
・ 2005年1月4日東京ドームでは、パートナーである棚橋とU-30無差別級王者の座を賭けて戦い逆十字固めで勝利。第2代U-30王者となるが、U-30のベルト封印を宣言。
・ 2005年3・26両国大会では、小島聡(全日本)に奪取されたIWGPヘビーを取り返すべく挑戦したが、60分フルタイムで引き分けとなり奪還ならず。
【中邑真輔の魅力】
魔裟斗によって「K-1 MAX」の人気が上昇したように、新日本プロレスは中邑真輔のスター性に期待している。実際に、新日本の会場では女性の声援が増える一方だ。
さらに、中邑のプロレスラーとしての方向性には、「新世代」というだけでは片付けられない主張がある。
影響を受けた言葉として、新弟子のときに木戸修や山本小鉄に言われた「強かったら何を言われてもいいんだ」を中邑は挙げる。強くならなきゃという思いは強く、その一心でプロレスと総合格闘技の両方をやってきた。
単なる競技ではなく、試合運びのうまさや、技を受け止める分厚い肉体なども要求されるプロレス。そのためのキャリアが浅い点、身体が細身の点で、中邑はファンの批判を受けることも多い。あるいは、新日本プロレスを盛り上げる点での発言や行動が身勝手ととられるケースもある。
だけれども、中邑は信じたことは必ず実行に移す。自らがプロレスに励まされた経験から「プロレスファンがプロレスを見て、元気になるようじゃないとダメなんです」という。デビューして間もないながら、数々のチャンピオンに輝いてきた中邑。「若い選手が盛り上げるプロレス界にしなきゃいけない」とも言う。
PRIDEやK-1の隆盛した結果、プロレスが格闘技の中心からどんどん外れようとしている。そんな中で中邑真輔には、「かつて有力格闘家を次々と破っていったアントニオ猪木」の姿をつい期待してしまう長期ファンがいる。新世代なのに、旧きよき時代のプロレスも背負っているかのようで・・・。もちろん、中邑の勝ち上がっていく姿に自分の成長を重ね合わせていく若いファンもいるだろう。
そんな中邑の試合でボクがよかったと思うのは、2度の柴田勝頼戦、後輩・後藤洋央紀戦、鈴木みのる戦。潰しに来た相手に対して感情むき出しになるときの中邑の試合は魅力的だ。そのときには、「一歩引いて客観的に行動する」中邑から、「奥底にある本音や生身の人間らしさ全開」の中邑に変化しているんだと思う。
▼5・14新日本プロレス東京ドーム大会
~IWGPタッグ選手権試合 60分1本勝負~
中邑真輔&棚橋弘至vsケンドー・カシン&中西学
※中邑&棚橋第47代王者チームの防衛戦
参考・引用:新日本プロレス公式HP、週刊プロレススペシャル10「プロレスは死なない!」
■□T.SAKAi
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・・・ウソはいかんよウソは。
これが新聞のテレビ欄見たときの第一印象です(笑)それはともかく、大反響の中?昨日放送されました、中邑出演の「恋するハニカミ」。
番組の作りとしては、中々良く出来ていたのではないでしょうか。出演者の“素っぽさ”の演出という目... [続きを読む]
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