アレッサンドロ・デルピエロ(イタリア・セリエAユベントス)が・・・
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土曜(6・11)深夜のテレビ朝日『ワールド・プロレスリング』(新日本プロレス中継)。ご覧になった方も多いでしょうけれど、まるごとアレッサンドロ・デルピエロが新日本ファンとして出演・・・
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新日本プロレス勢がイタリア遠征(初上陸)しているのと入れ違い。アレッサンドロ・デルピエロが来日していた。おなじみイタリア・セリエAユベントス所属のサッカー選手。
↓この試合の翌日に収録されたようです
・ 6/1デルピエロ弾!横浜に競り勝つ/親善試合(ニッカン)
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驚かせ、沸かせ、笑わせた。デルピエロの一挙手一投足に、観衆は逐一、反応した。正真正銘のスターだった。
前半早々からトップギアで戦った。22分にトレゼゲにスルーパスを通してスタンドのボルテージを上げると、42分にはトレゼゲが落としたボールを左足でゴールに蹴りこみ先制点を決めた。「ヘディングしようと飛び上がったら、届かなかった。着地してボールがこぼれてきたときは、打つことしか考えてなかった」。右手を高々と上げるガッツポーズまで飛び出した。
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新日ファンということを聞きつけた『ワールド・プロレスリング』スタッフが出演交渉すると、本人が承諾したという。
1970年代後半~80年代前半にかけて、新日本プロレスの試合はイタリアで放送されていた。当時を思い出していくデルピエロ。藤波辰爾に技をかけられたり、木村健悟にタイガーのマスクをプレゼントされるなどして、番組はなごやかに進んでいく。
ホテルの一室で撮影されているようで、通常カメラの他にハンディカメラがもう一台。これが揺れがあって、臨場感があるというか、急造カメラマンが撮った雰囲気も(予算がないのかな?)。
サッカー中継が5割近くの視聴率を獲る時代。こういう番組テーマもプロレスPRのためにはいいんじゃないでしょうか。プロレスの魅力につなぐ部分をもっと番組に入れ込んでほしいなんて声も出そうですが、それ以上にデルピエロの「プロレスが好き」「選手をリスペクトしてる」という気持ちが随所に溢れていたことがポイント。
タイガーのマスクを受け取るときに緊張し、「本物だ!」と藤波らの登場に驚き、プロレスごっこをしていた思い出を語る。余計な味付けをしなくても番組になったのだ。
藤波「コンディションはどうやってつくっているのですか?」
デルピエロ「基本がすごく大事です。基本がしっかりししていれば、スピードやモチベーションがあがってくる」
デルピエロ「タイガーマスクの正体は誰なんですか?」
木村「いやー、わかんない」
デルピエロ「それが正しい答えだよね。(藤波&木村は)正体を知っているんだけれど、秘密を大事にしてくれてるんだ」
番組のハイライトシーン。デルピエロは帰国時、成田空港でタイガーのマスクをかぶってファンの前にあらわれる。写真がチームのホームページに掲載。これはイタリアでも話題になっているかも。
「大好きなタツミフジナミに会えて、しかもタイガーマスクももらった。僕にとって忘れられない思い出と名誉だ」
↓テレビ画面に出たサイトページはコチラ
・ Eventi - 06 giu 2005 - 12:58 Guardate Del Piero!
(ユベントス公式サイトより)
かつて『ワールド・プロレスリング』をゴールデンタイムでやっていた時代。日本のお茶の間への番組上のファーストシーンで“タイガーのマスクが剥がされようとする”ところがときどき使われた。今日には正体がわかっちゃうんじゃないか。そんなドキドキ感、そして悪役レスラーへの怒りを子供たちに感じさせ、求心力のある中継がそこにはあった。プロレスの原点・・・。
あれから選手の集散を繰り返したプロレス界の現状は、格闘技の台頭も加わって、あまりデルピエロに胸を張れる状態じゃないかもしれない。今回のような番組づくりでの工夫が、プロレス復興の一助となってほしいところだ。
一方で。
中継の母体となる新日本プロレスは揺れている。第二の株主であるテレビ朝日に相談することなく社長交代を決行。テレ朝社内には「プロレス中継などやめてしまえ」という意志も一部にあるという。筆頭株主のアントニオ猪木氏も他局で大晦日格闘技イベントを何度もやったくらいだ。新日本とテレビ朝日の関係は、晩年の猪木氏の“ガラスのヒザ”状態か。
「テレビ中継を切られたら、新日本は社員やレスラーを3分の1にしてもやっていけないでしょう。新日本は潰れかねません。債務保証をしている私は非常に困る」
(草間政一氏・前新日本プロレス社長:『週刊現代』6/18号)。
なんだかしんみりするような結びで恐縮だが、ボク自身も「『ワールド・プロレスリング』を録画したのに、見ないまま」なんて週が増えていたりする。がんばれ、新日本プロレス・・・。
■□T.SAKAi
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