「橋本真也は殉職した」古舘伊知郎が伝える
* * *
BLOGをやっていても本当に無力なんだと思う。なんだか言葉が出てこない。
会社で普通に仕事をしていた。パソコンに向き合っている。知り合いからメールが頻繁に入ってくる。ほんとうか? ほんとうらしい。情報源が増える。ひとつ、またひとつ。ポケットの中もブルブルしている。携帯にも知り合いからメールが入り始めた。
「嘘だよね」「人違いであってほしい」「マジですか!」
ボクだってそう言いたい。でも・・・。
↓比較的くわしめの情報はこちらか・・・
・ プロレスラー橋本真也さん急死、40歳 (夕刊フジ)
##
・ 橋本氏に関する代理人を務める弁護士法人「フェニックス」の関係者が同日午後、死亡を認めた。
・ 捜査関係者によると、橋本氏の同居人が同日午前8時55分、フラフラになって意識朦朧(もうろう)としている橋本氏を見つけて119番。午前10時半に心肺停止状態で病院に運び込まれたが、まもなく死亡が確認されたという。死因は脳内出血とみられる。
・ 人気プロレスラーとして長く活躍した橋本氏だったが、関係者によると、最近は自らの故障や主宰するプロレス団体をたたんだことによる借金問題、夫婦間のいさかいなど、仕事や家庭内のトラブルが絶えなかったとされる。
##
テレビ朝日『報道ステーション』は、政治の話題からスタートした。かつての橋本真也の主戦場、新日本プロレスの中継局である。何か伝えてくれと願いながら、画面に向かっていた。トップニュースではなかったが、政治の話題から続けざまに、そのニュースは10時を10分ほど過ぎた時間から始まる。
▼ ▼ ▼ ▼ ▼
古舘伊知郎アナウンサー「次のニュースですけれども、私、この人、よーく知ってます。ホントにびっくりしました。
プロレスラーの橋本真也選手が亡くなりました。まだ40歳でした。」
■「破壊王」「闘魂三銃士」「小川直也との死闘・・・」
人気プロレスラー 橋本真也 若すぎる死
(テーマ曲『爆勝宣言』を背に、入場を待つ橋本のシーン)
(映像は横浜・市民総合医療センターへ)
きょう午前、横浜市内の病院で亡くなりました。40歳の若さでした。死因は脳幹出血とみられています。
■死因は脳内出血(脳幹出血)とみられている
(坂口征二映像)
新日本プロレス相談役 坂口征二「今日の朝11時頃に聞いてね、信じられなかったですけどね。血圧が高かったらしいね」
■午後5時過ぎ
(蝶野正洋映像)
橋本選手と同期入門 蝶野正洋「オレが気にしてたのは、心臓の方が悪いと聞いてたんですけどね。絶句しましたよね」
(橋本真也vs藤波辰爾の映像)
橋本さんは1984年に新日本プロレスに入門。デビュー当時から将来のプロレス界を背負ってたつ逸材として期待されました。
(試合映像 実況・古舘伊知郎)
「・・・そして卒業と同時にシンニップロの門を叩いております・・・おーっとバックドロップ!(放ったのは蝶野) 後頭部を痛打!
スモールパッケージフォールド、スモールパッケージフォールド、これはどうだーっ」
(悔しがり、ロープを叩く橋本のシーン)
■○蝶野(首固め、14分11秒)橋本×
(別の映像、橋本が武藤敬司と蝶野の間に入って2人の手を上げるシーン)
その後、蝶野選手、武藤敬司選手と「闘魂三銃士」を結成。「破壊王」のニックネームそのままに、アグレッシブなファイトスタイルで一時代を築き上げました。
(橋本がIWGPベルトを右手に掲げて、東京ドーム花道を引き揚げるシーン)
なかでも、柔道からプロレスに転身した小川直也との死闘は名勝負として語り継がれています。
■ライバルとしてしのぎを削った 小川直也
(小川直也コメント、映像)
「何がなんだかさっぱりわからないし、彼本人の携帯電話にも電話して、鳴ったんですけどね・・・ほんとに」
(蝶野正洋記念興行に橋本が花束を持ってかけつけた両国国技館のシーン)
2000年には新団体(ZERO-ONE)を設立しましたが、去年11月に活動を停止。痛めていた右肩を手術し、リハビリをしながらリング復帰をめざしていました。
(アントニオ猪木と橋本の握手シーン)
訃報を受けたかつての師匠、アントニオ猪木さんは。
■アントニオ猪木さん
「突然の訃報に言葉も出ません これからというときに、あまりにも早すぎる・・・」
(猪木のコメントは字幕のみ、ナレーターが代読)
蝶野正洋「とにかくまっすぐな人間ですから、妥協しないし、でー、プロレスラーらしいプロレスラーでした」
小川直也「一刻も早く、ほんとにほんとの意味での事実をボクの目で確かめてからでないと、言葉出ません。以上です」
(大ハシモトコール、テーマ曲『爆勝宣言』、背中に“闘魂伝承”とかかれたロングガウンを背負って、東京ドームの中央花道を歩く橋本のスロー映像)
古舘伊知郎アナウンサー「お医者さんは、死因はプロレスとはまったく関係ないと言っているようですね。高血圧とか、いろんな原因があると。(首をかしげながら)ボクはそれだけじゃないとどうしても思うんですよね。ほんとに受け身の取りづらい技をどんどん連発していく。それにファンは歓喜の声をあげる。リング上はまたそれにこたえようとエスカレートする。そのデッドヒートだと思うんですよね。ボクはそういう意味では、彼は殉職だというふうに、思います。ほんとうにいいヤツでした。」
▼ ▼ ▼ ▼ ▼
「彼は殉職」と結論付けた古舘伊知郎は、喋りが仕事ながら「プロレスラー」なんだと思った。ボク自身の橋本選手への言葉は見つからない。けれども、古舘伊知郎はあのプロレス黄金時代そのままにプロレスラーを“実況”していた。
この位置に橋本選手のニュースをもってきたこと。彼なりの結論を放映したこと。そこには、ニュースとしての事実の前に、ファンの心の中の事実があった。古舘氏としての闘いがそこにあった。ボクらも橋本の死に向き合わなきゃいけない。あまりにキツイ現実なんだけれども・・・。
■□T.SAKAi
= 事実誤認・誤字指摘メール =
左サイドバーのココログマーク下から直通メール→大変助かります。
カクトウログへの苦情やご希望もお寄せください。
===========================
[カクトウログ■TOPページに戻る▲]
« 橋本真也氏が死去 | トップページ | 『爆勝宣言!』は鳴り止まない・・・橋本真也 »
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 「橋本真也は殉職した」古舘伊知郎が伝える:
» オレごと刈れ!!by橋本真也 [なおのチ・ラ・リズム]
ショッキングなニュース。 特にプロレス好きな訳ではないけど、 ちょいムチ男好きな、なおとしては(かなりムチだけど) 気になる存在だった橋本真也・・・ 強い男+優しい眼差しのコラボレーションは やはり女心をくすぐるもの。 そして誰が買ったのかは不明だが、 何故か..... [続きを読む]
» 橋本 真也さん、急死!! [いとをかし〜趣味丸出しヴァーリ・トゥード!!〜]
嘘かと思って疑っていましたが、事実です。。。
プロレスラー・橋本 真也さんが、40歳の若さで急死。死因は脳内出血とのことです。
破壊王の異名をとり、新日本プロレスの一時代を、武藤・蝶野らと築き上げた橋本は、まさしくプロレス史にその名を深く刻み込む存在でしょう... [続きを読む]
» 訃報:プロレスラー橋本真也(破壊王)40歳の若さで死去 [いいかもねっと【 ニュース 】]
***人気プロレスラーの橋本真也(はしもと・しんや)さんが11日午前脳幹出血のため、横浜市内の病院で亡くなった。40歳だった。代理人の弁護士事務所によると、自宅で倒れ、救急搬送されたが、既に心肺停止状態だったという。葬儀は16日午後0時半、横浜市西区元...... [続きを読む]