8・14新日本プロレス「G1クライマックス」両国国技館、速報観戦記まとめ
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公式サイトから補足した部分、追記した部分は色を変えてます。カクトウログの速報記事内ではタイムの間違いなどあったかもしれませんが、そのままにしてます。時間は公式タイム(緑字)の方をご参照ください。
↓新日本プロレス公式サイトより
・ 8月14日(日)両国国技館 観衆11,500人(超満員札止)
・ 2005年 G1 CLIMAX 打上げパーティー
▼15:22 | 新日本G1両国速報その1
開場2時時点で両国まわりグルリと行列。
開始時点で文句なし、満員!
観客のノリがめちゃイイ。
両国はこうでなくちゃ!
全部で9試合、電池が持つかな?
[1]安沢vs後藤洋
昨日仲間割れした2人。
満員観衆、張り手や蹴りの威力にオー!の反応。
8分、鋭いニールキックからの逆エビで後藤が勝つ。
○後藤洋央紀(8分41秒、逆エビ固め)安沢明也×
張り手だけでも盛り上がる!
意地の張り合い、なかなかよかった。
今日はスゴいことになりそう。
さあ、スタートです。
▼15:47 | 新日本G1両国速報その2
[2]飯塚×リスマルクJr
リスマルク、ヘビー級です。
アクロバットな動きで沸かせる。
でも旅の疲れ&時差ボケか、失速。
なんとトペが届かず、
飯塚の場外足元に自爆。失笑。
逆に飯塚に「飛べ!」の歓声、
見事なプランチャーきめた!
あまりにリズムがあわない2人に場内騒然。
最後は11分、バスター系の技でリスマルク勝ち。
うーん、次はないかも。
○リスマルクJr. (11分50秒、片エビ固め)飯塚高史×
※風車式サイドバスターから
[3]ヒロ斉藤×ハングマン
口を拘束するマスクつけたハングマン、長身。
ナゼか上ばかり見てる。宇宙と交信?
5分くらい? 最後は変形ボムでハングマン勝ち。
何ともいえん。
○ハングマン(5分06秒、エビ固め)ヒロ斉藤×
※ストレッチバスターから。
ハングマン初来日。暗転してベートーベン交響曲第九「合唱」が流れたと思ったら突然曲がストップ。照明がつくとすでにハングマンがリングに立っているという演出でした。サブゥーばりに何度も天を指すポーズ、なんだったんでしょう?
▼16:06 | 新日本G1両国速報その3
[4=G1準決勝]蝶野×中邑
視殺戦。両者へのコールがスゴい。
やや蝶野人気だ。
近くの女性「地味すぎる」攻防で5分経過。
両者、場外ダイブ合戦。中邑エルニーニョ自爆、
膝痛める。そこに蝶野裏アキレス。
中邑のジャーマン2発、きまらない。
腕十字を引っくり返した11分、裏STFで蝶野勝つ!
大蝶野コール!
中邑は蝶野に優勝を託す握手。
○蝶野正洋(11分35秒、裏STF)中邑真輔×
※中邑の飛びつき腕十字をつぶして回転しながら裏STFにもっていった流れ。電光石火なフィニッシュに沸きました!
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↓公式サイトから補足
中邑は素早い動きで蝶野に絡みついていく。蝶野がトペで中邑に飛びかかると、中邑もプランチャーと空中殺法も披露。だが蝶野はキック、ストンピング、エルボードロップと容赦なくたたき込み中邑の左ヒザを集中攻撃。中邑も蝶野をジャーマン2連発でマットに叩きつけニードロップを投下したが、それを自爆させた蝶野がスライディング式のケンカキックをクリーンヒットさせ押さえ込んだがカウント2。逆転を狙った中邑が起死回生の飛びつき三角絞めで蝶野を絞めあげたが決め手にはならず、最後は秘技・裏STFでギブアップ。蝶野が決勝進出を決めた。
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▼16:20 | 新日本G1両国速報その4
[5=G1準決勝]川田×藤田
藤田のセコンドにチームジャパン勢。
右膝を気にする川田。
相手の首ねっこつかまえシャレにならないエルボー合戦、
高山×フライを思い出す!
藤田のフロントスリーパー、
バックドロップで川田返す。
川田のフロントスリーパーに大「落とせ」コール。
最後は藤田がグラウンド状態の川田に膝を連発。
6分。3カウントを川田が許し、負け。
川田「この借りは絶対に返したい!
新日本のファンのみなさん、ありがとうございました!」
どよめきがやまぬ、激しい試合。休憩。
決勝は
藤田×蝶野!
○藤田和之(6分23秒、片エビ固め)川田利明×
※ヒザ蹴りから。
藤田が総合格闘技流の“相手がグラウンド状態”のところにヒザ連発。結果が想定できない組み合わせだったわけですが、試合前はフィニッシュが想像できなかった。でも、あそこまで食らったら川田もひとたまりもない。されど会場人気は川田が圧倒的でした。
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↓公式サイトから補足
片足タックルで先制攻撃を仕掛け、強烈なヒザ蹴り、フロントスリーパーと川田を窮地に追い込んだが、川田もバックドロップで藤田を投げ捨て串刺しのハイキック、チョップで反撃。藤田をフロントスリーパーで絞めあげた。だが野獣藤田はスリーパーをかけている川田ごと持ち上げボムでマットに叩きつけ脱出。後半はヒザ蹴りの応酬で意地の張り合いとなったが、蝶野戦で傷めた脇腹への容赦ないヒザ蹴りに敗れた。痛撃の一打を受けた川田は、リング上でカッと目を見開いたまま試合終了のゴングを聞いた。藤田が決勝進出。
↓携帯サイト週プロモバイルから補足
川田「目的は優勝でした。その目的以外の目的(藤田へのリベンジ)が今日なんかできたような気がします・・・悔しいです。最初に言った通り、新日本にとってG1というのは、最後の望みかもしれないです。(また出てみたいか)難しいかもしれないけれど、万全な体調で出てみたいと思います。ここ1カ月間、ほとんど休みはなかったんで。」両国の発表の1日前の夜に電話がかかってきて(決定)、心のゆとりもなかったんですけど、かえって何も考えずにこの大会に出れたというのは、自分にとってよかった」
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▼17:20 | 新日本G1両国速報その5
[6]垣原、サムライ、タイガー、金本
×邪道、外道、稔、ライガー
今年G1初めてのジュニアじゃないかな。
連携ではCTUが一枚上手。
13分、邪道が半分タイガーのマスク剥いでの首固めでしとめる。
なんかCTUの攻めがクドイ試合だったなー。
○邪道、外道、稔、獣神サンダー・ライガー
(18分20秒、首固め)
×タイガーマスク、垣原賢人、エル・サムライ、金本浩二
[7]西村、後藤×矢野、鈴木みのる
キャラ対決?
後藤は髪が黒くなっても悪いことしてた。
肩の力を抜いたような試合でした。
みんな適度なキャラ発揮。
みのるが矢野の酒を口にふくんでシュー。
13分、西村が矢野を逆押さえ込み。
○西村修、後藤達俊
(13分01秒、逆さ押さえ込み)
×矢野通、鈴木みのる
今日の両国、暑い。
でも、ヨシ。
▼17:43 | 新日本G1両国速報その6
[8]棚橋、吉江、天山×カシン、中西、永田
セミです。
本隊×チームジャパン。小鉄もセコンド。
あらゆる攻撃の中でも永田の蹴りは盛り上がる。
めずらしいカシンのローリングクレイドル、5周で沸く。
ただ自身がフラフラに。
間違ってレフェリーを丸めてフォールにいく。
13分34秒、
永田が吉江をバックドロップホールドでしとめた。
○永田裕志、ケンドー・カシン、中西学
(13分34秒、バックドロップホールド)
×吉江豊、棚橋弘至、天山広吉
永田マイク「俺の心は! 透き通った青なんだよ」
永田がシメた試合、吉江を投げきった!
決戦前、5分休憩ー。
▼18:05 | 新日本G1両国速報その7
[9=G1優勝決定戦]蝶野×藤田
「この闘いよ、天に届け! 蝶野正洋、入場」
蝶野のテーマの出だしが橋本の爆勝宣言の前奏。
グッとくる。君が代吹奏。大蝶野コール。
藤田の蹴り。蝶野、場外へ投げる。
が、場外バックドロップ食らう。
藤田がヒザ、スリーパーで追い込む。悲痛な蝶野コール。
フロントスリーパー。耐えろ、蝶野!
蝶野が橋本流DDT!
蝶野が自らの右膝を破って剥き出し膝で蹴り。
ニーブレスによる攻撃?
裏STFは藤田が力で返す。
が、蝶野めちゃ強い!
蹴り連発、シャイニングケンカキック連発。8分。
▼18:09 | 新日本G1両国速報その8
[9=G1優勝決定戦]
つづき。
8分、蝶野フォール勝ち!
蝶野「プロレス、ありがとう」
「そして、俺を何かが後押ししている!」
観客、自然と橋本コール!
つづいて爆勝宣言!
泣けた。終了です。
○蝶野正洋(8分52秒、体固め)藤田和之×
※シャイニング・ケンカキックから。
藤田のお株を奪って“総合流のグラウンド相手状態への膝蹴り”連発、シャイニング連発が蝶野の強さを感じさせた試合。何かが蝶野に宿っていた、蝶野の攻めは力強いものがありました。
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↓公式サイトから補足
ゴングと同時に藤田がボディスラムからヒザ蹴りで圧倒。蝶野の頭部へキックを叩き込むと、蝶野はたまらず場外へ逃げる。だが場外でも藤田はバックドロップ、ヒザ蹴りと、蝶野を痛めつける。だが蝶野は橋本のDDT、武藤のシャイニングウィザードで藤田に反撃開始。はいていたタイツのヒザの部分を破り取ると硬化プラスチック製のニーブレスが出現。その部分で藤田の顔面にヒザ蹴りを叩き込む。シャイニングケンカキック連発、STFから裏STFで勝負を決めにかかるが、藤田はなかなかギブアップしない。だが機をつかんだ蝶野はヒザ蹴り4連発からシャイニングケンカキック2連発となりふり構わない強引な攻撃で、藤田から3カウントを奪い、3年ぶり5度目の優勝を飾った。
リング上でマイクを持った蝶野が橋本へのメッセージを伝えると、橋本のテーマ曲~爆勝宣言が国技館に流れた。
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[8/15 8:30 一夜明け追記]
この演出は反則だ(イイ意味で)・・・のっけからの橋本テーマが流れたが、いよいよ決勝戦で興奮が高まったところの曲、ホント橋本が復活する、入ってくるんじゃないかという錯覚を起こしました。
最後の蝶野のマイクアピール。
・・・プロレス、ありがとう!(大歓声、拍手)
それからもうひとつ!(おーっ)
何かもうひとつ、何か違う力が、俺の背中を後押ししている
(「ハシモトーッ」「ハシモトーッ」という声がいくつかかかったと思ったら、すぐに観客が一斉に「ハッシモト!」大コール)
・・・おーい、橋本!
2005年っ、G1チャンプ、アイアムチョーノ!
(橋本のテーマ『爆勝宣言』が流れて再び「ハッシモト!」大コール、そして蝶野5度目の優勝を祝して万歳‘五’唱)
プロレスってスゴイよ。いゃあ、やられた。
時代を揺り戻す蝶野の勝ちには「アリ」「ナシ」いろんな声があるでしょう。観客もわかっている、本当の強さは川田や藤田にあるんじゃないかって。でも、一日限りに爆発した蝶野の奇跡に興奮させられて、文句なし。ですよね?
両国満員伝説も復活し、このシリーズ「G1クライマックス」がコケたら終わりの新日本プロレスは大成功で幕。外敵や藤田頼みのところはあるけど、ひとまずおいしいビールが呑めました。
速報にもおつきあいありがとうこざいました。
最後、マジで充電が切れそうだった・・・。
↓「やっと藤田は好敵手に会えた感じがする」
バースピさんにトラバします!
G1両国二日目(BurningSpirit)
↓一夜明けニュースサイト、リンク貼っておきます
・ 橋本さんの分も…蝶野41歳の復活V(スポニチ)
・ 故障に泣いた…藤田 決勝で力尽く(スポニチ)
・ 「ベスト4じゃ…」中邑 出直し誓う(スポニチ)
・ 【新日本】蝶野GI制覇!亡き友に捧ぐ「闘魂三銃士」魂!(サンスポ)
・ 天国の橋本さんが後押し 蝶野V(報知)
・ 夏は蝶野だ5度目V(ニッカン)
5度目のG1優勝は過程にすぎない。プロレスを盛り上げ、広げていく。橋本さんが志半ばで果たせなかったことを引き継ぐ。それが自分の役目になる。レスラーとしては10月8日の東京ドームでIWGP王者藤田への挑戦を狙う。
・ 藤田全勝V消えたが闘魂注入(ニッカン)
公約に掲げた全勝優勝は夢と消えた。だが「このリングに上がる理由ができただけ。以上」。知らしめた強さをもう1度新日本勢に見せつけるため、9月からの次期シリーズに一部参戦して暴れ回る。
・ ミスターG1復活!蝶野3年ぶりV5(デイリー)
前回優勝した02年、橋本さんから「蝶ちゃん、行かなきゃダメだよ。今引っ張んなきゃダメだよ」と励まされ、くじけそうな自分と闘えた。今年も弱った時「違うだろ、立てるなら前に向かっていけ」という声が聞こえ、平常心で戦えたのだという。
・ 完敗の藤田 IWGPで蝶野に雪辱だ(デイリー)
第6回大会(96年)の長州力以来となるリーグ戦からの全勝優勝はならなかった。プロレスの壁に阻まれた藤田は、蝶野を標的として、継続参戦することを明言。10月8日の東京ドーム大会で、蝶野とのIWGP戦が浮上した。
・ 中邑「借り返す」(デイリー)
「ベスト4?去年と同じ、何も進化していないかもしれない。何が足りない、キャリアか?」と自問自答。「(蝶野に)恐怖感も強さも感じない。来年はきっちり借りを返す」と誓った。
・ 「悔しい」…川田 再出場示唆(デイリー)
「今、すごく悔しいです。この借りは絶対返したい」。川田のマイクアピールに超満員の国技館が揺れた。川田は「G1の目標は優勝。でもきょうはそれ以外の目標が見つかった」と、藤田との再戦を熱望。
・ リスマルクJr.日本初陣飾る(デイリー)
前半はいいところがなかったが、マスカラスばりの華麗なダイビングボディーアタックでばん回し、ヒーロ・デ・ラ・ケブラーダで飯塚を沈めると「オレは聖なるアステカの戦士。メヒコで一番になって、次はハポンで一番になるためにやってきた」とまくしたてた。
・ サイモン社長「未来は明るい」(デイリー)
就任後、初のG1を終えたサイモン猪木社長は「選手の意識が変わってきている。未来は明るいかな。点数をつけるなら93点」と総評。
■□T.SAKAi
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