三回は我慢するが…高田延彦との関係【週刊 前田日明】
pick up 8・28PRIDE決戦速報[ニッカン/スポナビ/BurningSpiritさん]┃川田利明がゼロワン参戦┃小島聡「感じる痛みには嘘がない」/武藤敬司「雷陣だけど」/カズ・ハヤシ「雷陣の様子」┃小島が黄金の左解禁か┃金原弘光がコピィロフと対面┃山本KID徳郁[アマレス極秘特訓/山篭り終了]┃ノゲイラ兄が両ヒジ手術┃曙の3冠挑戦は幻に/顔を潰される曙「ウギャー」写真
前田日明が足りない世の中に、とことん前田日明を発信してみる。毎週日曜日は、前田日明関連の動きをできる限りカクトウログが追う「週刊 前田日明」の日です。さぁ、連載第2回・・・
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情報をキャッチしていながら「月曜から土曜まで」は取り上げなかった前田日明の話題、あれば翌週送りせず日曜にまとめる。あと、その週に取り上げた前田関連記事、リンクも再集約しておくことにします。この連載を毎週見ておけば前田関連の動きは逃さない! 理想はそこですが、どうなるか。
では、今週もいきます!
WEEKLY AKIRA
▼三回は我慢…高田延彦との仲は?
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携帯サイト「プロレス・格闘技DX」のQ&A「大殿が斬る」、盛り上がってます。今週はひとつだけピックアップ。
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Q.前田さん、高田延彦とはプロレス時代から兄弟のように仲がよかったのに今は絶縁状態みたいですけど、この先もとの仲に戻るのでしょうか?
前田「高田とはファンの人が知っていること以上にいろいろなことがありました。基本的に自分は、人間関係でおかしなことをしても三回は我慢するんですが、彼はその三回を軽くオーバーしてしまったし、自分のやったことに対して謝罪もないし、彼には貸しはあっても借りは無いので、今後顔を見るようなことがあってもこの先関係を持つということは無いと思います」
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語り口は冷静ですが、ピシャリとやってます。「この先、関係を持つということは無い」ボクらが知らないことって何だろう?
しかし、強い因縁。前田によるHERO’Sとビッグマウスの両輪活動さえも、「PRIDEとハッスル両輪活動」への対抗にさえ思えるほどだ。
木戸修、藤原喜明、山崎一夫(9・11レフェリー)…UWF勢が前田のもとに結集するムードなんですが、高田だけは絶対にないんですね。前田はアントニオ猪木に対しても‘口撃’してますが、そっちの方にはまだ愛情がある。マット界最大の因縁は前田と高田の間にあると言えそう。
WEEKLY AKIRA
▼9・11ビッグマウス旗揚げ戦会見
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ビッグマウス・ラウド、旗揚げ戦メインカード発表記者会見。前田日明が登場。あらためて、前田の会見‘ほぼ全文’に目を通す。会見文をangle JAPANさんの記事をコピペさせていただきます。
angle JAPAN管理人さんはライターとして会見に立ち会ってる、ウラヤマシイ。そして、会見文のすばやい掲載、グッド・ジョブ!
・ 前田がBMLを「胸を張ってプロレスにプライドをもてる団体」にする!(angle JAPANさん)
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かねてよりダメになったプロレスをどうするのかと、自分なりにいろいろ考えてきました。WRESTLE-1に至るまで、いろいろ今のプロレスがどうなっているのかみたいなものを、問題点はどこになるのかを考えていって、自分なりに1コの結果、答えが出た気がします。この夏頃、7月くらいから少しずつ動いてきて、BMLで本格的にやっていく実験と言いますか、陣容が80%ぐらい固まった状況です。実際リング上でそれが形として表れるのは来年ぐらいからだとは思いますが。
まぁ日本というのは、東アジアの東端に位置する国でして、外から入ってくるものを自分たちに合った形だとか、モノに変えていく終局的な進化をさせて、それを自分たちの文化にするという体質があると思います。プロレスもその通りで、一時日本はプロレス界の最先端をいっていたと自分は感じています。ここにきてプロレスが失速した原因としまして、元々日本のプロレス界にあった総合格闘技の可能性という部分が細胞分裂で独立して、見事にプロレスの中からそういう部分の要素、強さ、凄さというのが完全に外れてしまった。そういうところから来る迫力だとか、凄味とかがなくなってしまった。あと、やっぱり業界全体に『プロレスなんて、こんなものでしょ』という空気ですね。書く方にもありますし、見る方にもありますし、なおかつここ最近のリングに立つ者の雰囲気とか見ていると、ちょっと全体・全員がちょっと勘違いしているかなと。
その1つは新日本プロレスの失速という、大きな要因があると思うんですけど。新日本プロレスの現在の失速の原因の1つは、何を隠そう自分たち中堅……次代の後輩を育てる位置にあった新日本プロレスの中堅である自分たちの世代が、総合格闘技の方に向いてしまったので、順当に日本プロレス界の最終的な進化の形っていうのを継承する空気が、新日本プロレスから抜けてしまったことで、若い人たちが暗中模索になってしまったのかなという反省もあって然りと考えています。
前置きはこれくらいにしまして、プロレスというものの可能性、プロレスというスポーツ自体をですね……本当にこのスポーツというのは不思議なスポーツで、キツくやれば、どこまでもキツくなる。手を抜けば、どこまでも抜ける。という、本当に不思議なスポーツなんですよね。どっちの方向に行くかというのを、みんな言われていると思うんですけど、ただ危なそうに技をかけて、ただ危なそうに落ちた、危なそうに当たっただけでいいんだろうか? そうじゃないと思うんですよね。やっぱり高い技術、高いレベル、そういうものを兼ね備えた人間が、ギリギリのところで頑張ってやる。そういうのがある意味でプロフェッショナルと言えるんじゃないでしょうか。そう思うと、プロレスのリング上を見て、総合の選手であれ、何の選手であれ、『プロレスってやっぱり凄いよ』と。見たら『凄いよ』と。なおかつ『自分たちが見ても参考になったよ』と。
いま球技の世界では、子供たちが野球ごっこをするよりも、サッカーをするという状況が多くなったというのを聞いたりします。なおかつ子供たちの取っ組み合いの部分では、昔プロレスごっこっていうのをやったんですけど、そういうのも絶えて久しい。K-1ごっこだとか、総合で言えばPRIDEだとか、そういうのを真似てやるようなことになってきますね。
また、2つ目にリング上の求心力がなくなった。やっぱり一人一人のタレント、一人一人の選手、ポテンシャルの高い選手がいなくなったことの象徴……ここにきて野球界もやっぱり海外に優秀な選手がドンドン出て行ったりして、日本の球界が二軍的な要素になってしまった。そういうのが失墜の原因にある。またプロレス界も総合の二軍ぐらいならまだしも、二軍以下のような状況。価値観を戻していかないと。そうじゃないんだという部分を構築していきたいと思います。現場に立つ人も、リング上に立つ人も、やっぱりこの業界に関わって、本当に胸を張って、プロレスにプライドを持って、それが伝統として流れていくような団体作りをしたいと思います。よろしくお願いします。
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あらためて読んで…想像以上の前田の大演説! ポイントは3つ。
「新日本プロレスから自分が抜けたことで後輩たちに‘プロレスの進化継承’ができなかったという反省」
「ただ危なそうに技をかけて、ただ危なそうに落ちた、危なそうに当たったプロレスではなく、総合の選手にも凄いと言われるような高い技術での攻防をめざす」
「一人一人のタレント、一人一人の選手、ポテンシャルの高い選手がいなくなったこともプロレス界失墜の原因」
前田によってできあがった格闘技スタイルのプロレスは、間違いなく格闘技のメジャー化の礎となった。いまや、大晦日紅白歌合戦の裏番組として複数の格闘技番組が君臨するほどになっている。これ自体はイイコトでしょう。そんな時代に中途半端に対応した新日本は求心力を欠いたわけですが、それはしょうがないですね。そもそもプロレスは広い範疇のものに対応していたわけで、どっかに突出した興行に攻め込まれると大きくバランスは崩しちゃいます。
ただ、責任があるとすれば猪木でしょう。中途半端に新日本のレスラーを総合に出撃させたわけだから。
あとの2点をビッグマウス・ラウドで現実化あるいは脱却するのは、かなり難度が高い。ここはまだまだ前田がサプライズを持っていることなんだろうか。その一端が9・11に見られる?
それにしても、節目節目でこういう演説をかませる前田の存在は、やっぱり稀有ですね。かつて新日本プロレスやUWFに熱狂した世代の夢と、柴田勝頼や村上和成の喧嘩スタイルを支持する若い世代の希望を背負って、前田は動いていく。
↓カクトウログ関連記事
・ 第二次UWF再現狙う・・・BIG MOUTH LOUDメジャー化構想
・ 前田日明が所信表明「プロレスは凄いと言わせたい」
WEEKLY AKIRA
▼8・20リングス・エカテリンブルク旗揚げ戦続報
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うーん、報道ないなぁ。ブラック・アイさんが紙プロ携帯サイトをもとに記事を出していた。さすが。
↓ハリトーノフはキックボクシングでも実績のあるフランス人相手に終始圧倒。パウンドでKO寸前まで持ち込むと体を離し「立て」とポーズ。これを3回繰り返し、最後は完全に戦意喪失したのを確認して腕十字でチョン。相変わらずオッソロシイなぁ
・ リングス・ロシア大会(ブラック・アイさんまとめ)
あとは、この1週間でのブログ経由情報などをまとめ。
↓ 昼頃から記者会見とルールミーティング。どうやらルールはKOKで、あいてはグルジアの選手。195cm、110kgとだけは何とかわかったのだが、あとはロシア語で書いてあったので理解不能…
・ 伝承(高阪剛の今日のさかな)
↓ リングスのテーマ曲で入場式。自分の出番。時間は10分5分で、エスケープ0・5ダウンの3ダウンまで。いわゆるオランダ等でやっているKOKルール…
・ 十字(高阪剛の今日のさかな)
↓建物の中にはホテルがあり九月にはディスコ、ボーリング場、レストランができるらしい
・ リングスホテル(金ちゃんのドンとやってみようGT)
↓ リングスロシアの施設は本当すばらしい。 前田さん、ハン、コピィロフ、それと昔のサンボチャンプのヒョードルさんの垂れ幕が入り口にかかってたよ
・ リングスロシア(金ちゃんのドンとやってみようGT)
↓ベキチェフの後ろ回し蹴りが頭にかすって、頭が切れてドクターストップで負けてしまいました
・ ロシア結果報告(金ちゃんのドンとやってみようGT)
↓ 前田日明とセルゲイ・ハリトーノフの2ショットが削除フォーーーーー!! 前田、ハリー、TK、金原のミラクルショットも削除フォーーーーー!!
・ 【ばとる】消えたハリトーノフ(FINAL DOWNさん)
↓ 【提供ZST】ではあるが、ニュースサイトとして唯一の報道
・ 前田、高阪、金原が渡露!リングスロシア大会開催!(ライブドア)
詳報は紙プロ、次号待ちかな。
▼その他、今週リンクを張っていた前田関連情報などまとめ
↓情報がどこにも出ていない8・6山形でのイベント。控室でおにぎりをほおばる様子が。「テレビ中継も無く、マスコミの方もいないと言う事で、HPにも載せられないぐらいの内容でした。ほとんどの内容が○○事件○○事件と10項目ぐらい昔の話をしていました。前田さんが17歳から第1UWFの○○事件を語り大いに盛り上がっていました」とのこと
・ 8月6日<大殿in山形トークショー・・のバックステージ>
(ビッグマウス石川のプロレス我が命)
↓こちら前田ハワイでの休日の様子
・ 8月某日<ほえるプレゼンツ:大殿inわいはー>
(ビッグマウス石川のプロレス我が命)
では、来週も前田日明を追いかけます!
■■■前田日明スケジュール■■■
# 9・7 HERO'Sミドル級トーナメント準決勝、有明コロシアム
スーパーバイザーとして、来場確実でしょう。
# 9・10 特別実技セミナー「カリスマ格闘家のすべて」開催(格闘メディカル協会)
WKA世界ライト級チャンピオン・小林聡選手、メディカルアドバイザー・野呂田秀夫氏とともに後援。
[後援]に注目! サンパルテ山王 / (株)リングス / (有)BIG MOUTH / NPO法人格闘メディカル協会…リングスって!!
# 9・11 ビッグマウス・ラウド旗揚げ戦に来場
いよいよ『キャプチュード』で入場! 前田コールをご一緒に!
■□T.SAKAi
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┏カクトウログ「週刊 前田日明」バックナンバー
□ 暴露本vs前田日明【週刊 前田日明】
8・20リングス・エカテリンブルク旗揚げ戦/暴露本vs前田日明/武藤敬司はリアルプロレスラーか?
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