「年内復帰」「柴田指名」船木誠勝、現役復帰への序曲
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9・11ビッグマウス・ラウド興行で「皆さんは自分が再び試合をすることを望んでいますでしょうか」とマイクで問いかけた船木誠勝。ノーコメントで会場を後にしていたが、ついに口を開く・・・[写真提供=今夜が山田さん]
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2000年で現役引退してから5年。船木誠勝の心が揺れている。だけれども、あの大フナキコールを浴びたら、迷いや葛藤も乗り越えられるんじゃないかとも思う。
船木誠勝が出した答えは・・・『内外タイムズ』9/13発売分、船木誠勝独占インタビューが一面。
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・ 2000人以上のファンの声がしっかりと頭に入った。今すぐにどうこうというのは物理的に難しい。自分が戦いたい相手、タイミング、そういったものがすべてそろわないといけない。ただ、またリングに上がっていいんだという気持ちをもってこれから生きていく。
・ 明日死ぬかもしれない中で、プロレス界を捨てたままでいいのかという思いが常に心の中に引っかかっていた。体は俳優業でアクション映画が多かったこともあって、手を入れていたからあまり大きな問題ではなかった。一番重要なのは自分自身の気持ち。BMLのリングに上がるまでは、なんだ船木も結局復帰するんじゃねえか、って言われたくないという気持ちが強かったのも事実。自分の中で本当に奮い立つものがなければやっちゃダメだと思っていた。
・ (前田日明スーパーバイザーが年明けに仕掛ける新イベントでの復帰戦が浮上しているが?)上がるならファンにはレベルの高いものを提供したい。中途半端な形では絶対に上がれないが、あれだけのファンがすごい反応を返してくれた。(年明けよりも)もう少し早まるかもしれない。
・ 気になる選手がいた。柴田選手。W-1での秋山戦、新日本でやった武蔵選手との異種格闘技戦をテレビで見たことがあった。今回、生で見て、ファンからすごく期待されているというのが分かった。自分自身、総合格闘家と対等に向かっていくレスラーをBMLから誕生させたいと思っている。
・ (プロレス界復興にはどうすれば?)低迷なんかしていない。プロレス、総合格闘技、キックと分散化しただけ。ノア、全日本でも光る試合を見ているし、全然危険だとは思っていない。このまま続けていれば少なくとも会場に来るファンは見捨てないと思う。
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この新聞記事、「今夜が山田」さんがメールで教えてくださいました。感謝!
↓こちらに柴田選手関連など詳細情報あり!
・ 内外タイムス9/14号・船木独占取材より(今夜が山田さん)
見出しにあった「年内復帰」や「柴田指名」へのニュアンスは発言通りですが・・・なんと言っても印象に残ったのは、このセリフ。
「プロレス界を捨てたままでいいのかという思いが常に心の中に引っかかっていた」
このセリフに全てが見えた気がした。プロレスから離れて、格闘技を先鋭化させた結果、総合格闘技の雄「ヒクソン・グレイシー」と対戦。敗れ去っての引退、そこに逆戻りはないはずだった。だけれども、プロレス界という故郷に対してつのる危機感。
状況が変わって、初めて“好き”だったことに気づいた。
単純かつ本質的な話であって、これはもう船木も前田も一緒なんじゃないかと思う。
船木の格闘家人生。プロレスから離れていったんではなく、「プロレス界に所属する人間が最強だ」をずっと証明したかったんじゃないかと思えてくる。そうは受け止められなかったことの方が多かったけれど、今になってわかる。本人もファンもわかった。
新日本プロレスの若手時代、船木は現・獣神サンダー・ライガーである山田恵一と「骨法」を学ぶなどしていた。それもまた、プロレスと自身の幅を広げるために必死だったんじゃないかと今なら総括できる気がする。
新日本プロレス入団時の同期、橋本真也さんがこの7月に亡くなったというのも影響しているんだと思う。生きていられる人生、プロレスがやっぱり好きであることに気づき、自分でできそうなことが目の前にある。やらなければ悔いが残る。とっても自然な感情でしょう。
さて、船木の復帰舞台は? BML関係者のコメントを含めた記事も出ています。
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・ BMLの年内興行は10月中旬もしくは11月の中旬に第2回大会、暮れの12月に第3回大会を予定。
・ BML関係者「船木さんの意向を尊重する。もし復帰していただけるのであれば、敬意をこめる意味でも、それなりの会場をセッティングしたい」と両国国技館クラスの大会場をセッティングする意向を明らかにした。
・ また、「うちには前田さんのラインで高阪選手をはじめまだまだ出したい選手がいる」。
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10月は早すぎる気がする、そんなに急がなくてもいいでしょう。W-1や新日本ドームなどが収まってからでもいい、慎重に仕掛けてほしいと思う。
「俺がやるのはそれを超えた究極のものだ。プロレスの限界点をファンに示したい。大騒ぎさせてみせる」という前田発言も、実態がありそうなことが“感じられはじめた”段階に過ぎない。焦って失敗するなんて見たくないから。
■□T.SAKAi
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