藤田和之、怒りのドーム出陣
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毎週火曜日は「前週発売分」から独断と偏見で最も印象に残った記事を選ぶ「プロレス週刊誌MIP」の日です。第40回で選んだのは・・・
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カクトウログの毎週火曜日は、「前週発売分」から独断と偏見で最も印象に残った記事を選ぶ「プロレス週刊誌MIP」の日。したがって、『週刊プロレス』No.1282(10/12号)、『週刊ゴング』No.1093(10/12号)が本日の対決。
迫ってきた10・8新日本プロレス東京ドーム決戦。試合順は発表されていないが、メイン・イベントは当然このカードでしょう。
▼IWGPヘビー級選手権試合3WAY戦
藤田和之[王者]vs蝶野正洋vsブロック・レスナー
一騎打ちとは違ってゲーム性の強いルールなだけに、誰がどんな意思でこのカードを決めたのか、多くのファンが疑問視している。ましてや、チャンピオンの藤田は総合格闘技のリングにも上がる。“勝負論”からしても常識はずれのカードをなぜ飲んだのか?
ゴングでの「疾風怒濤!GK激場」から、藤田自身の発言を拾う。
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・ 2年くらい前かな、レスナーが総合のリングに上がるという情報が流れて、僕も対戦候補として名前が挙がった。やるつもりでいた。総合ルールでは流れてしまったが、これが運命。
・ レスナーがこのベルトを取りたいと言ってくれた今が旬だと思う。G1を獲った蝶野もベルトがほしい。2人も受けて立ちますよと。その結論が3WAYになっただけでね。
・ 公約通りG1を全勝で終わっていれば、新日本の連中とはカタがついていた。敢えて言うなら、そこに感情がある。最後の最後でクサイ演出しやがって。あのG1で新しい世界をつくろうと、しゃかりきにやった。負けたのは俺の落ち度だし、これは勝ち負けを言ってるんじゃない。新日本のフロントから蝶野から全てを含めて、あの両国の決勝が新日本の考えの限界ですよ。
・ 橋本真也がどう生きてきたのかをもう一度考えてください。あれで喜んでいたら未来はないんですよって。『爆勝宣言』のテーマ曲と橋本コール。俺には橋本さんの物凄い怖い顔が見えたし、馬鹿野郎!が聞こえた。
・ だからね、それも3WAYに繋がるんですよ。藤田とレスナー、藤田と蝶野、本来なら2試合できるわけでしょ? それを敢えてまとめて一回でやる意味がわかるかって。一回で教えてやるから。今の新日本プロレスがどうなのかを教えてやるから。蝶野は覚悟して来た方がいいよ。
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省略しながら書いたが、手元にある方はぜひ全文を読んでみてほしい。随所に怒りが溢れ出ている。
藤田は今回のカードを希望していた。
言葉通りに受け取ると、「あえて別試合にせずとも、蝶野くらいなら片付けられる」という主張。勝敗という意味だけではなく、蝶野に代表される“新日本の考え”を否定しようとしている藤田。
連戦連勝…強い藤田に誰が土をつけるかというテーマが生まれたG1クライマックス(新日本プロレス夏の最強決定戦)。最終日の両国国技館で声援を集めたのは、藤田に相対した川田利明と蝶野である。それは藤田の絶対的強さを証明すると同時に、(蝶野は橋本人気を利用した側面はあったが)川田や蝶野がいなければG1は盛り上がらないという現実も映していた。
その中で、興行の責任をとった蝶野。
異を唱えた藤田。
何が正しいかの答えはないし、新日本プロレスは自ら答えを選択していくしかない。そのときに、藤田は「これが答えでしょ」を示さなければならない。G1時点では、ファン目のからも団体からも、蝶野が示すものの方に“答え”が見えそうだった。それを覆すものを、藤田は見せることができるだろうか。
もちろん「蝶野なんか片手で十分だ」みたいなものを証明するのに3WAYという形式は好都合かもしれない。まずはレスナーを傍観させておいて、蝶野と一騎打ちから開始という算段か。いったいどうなる、3WAY戦。
展開はさておき、藤田がどれだけ試合を通じて感情を伝えられるか。そこに、新しい新日本プロレス(G1で藤田がしゃかりきになって示そうとしていたもの)を感じられるか。
踏み込んだ発言、重すぎる十字架を背負い、藤田は出陣する。そのとき、当ゴング記事担当・金沢克彦氏も“共犯者”となっていく。
カクトウログのいつものセリフを。
発売日前日に前週号を振り返っておく企画。「プロレス週刊誌MIP」において選んだのは、『週刊ゴング』No.1093のこの記事です。
「疾風怒濤!GK激場 王者が3WAY戦を提案した真意とは? 野獣が激高!1発で新日本に止めを刺す」
おめでとうございます!
=通算MIP獲得数 ゴングが星23個目の受賞です!=
週プロ >>>☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ゴング >>>☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■□選定=T.SAKAi
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