中邑真輔vs宇野薫、戦う仕事人対決
11・5都内(品川)で新日本プロレス・中邑真輔と和術慧舟会東京本部・宇野薫がヒューマンアカデミーのトークイベントに参加。学生たちに格闘家として働く魅力を語った・・・
[写真]トーク後にファンからフラッシュを浴びた宇野(左)と中邑
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※記事にするのが遅くなりましたが、トークショーに足を運びました。詳細はあまり一般記事にはなっていないようです。せっかくなので、途中までニュース記事(1次記事)風に書いてみる。
総合専門校ヒューマンアカデミー東京校のいわゆる学園祭にあたるイベント「TOKYO WORK COLLECTION」。11月5日に都内・品川で行われ、15:45頃からの1時間プログラムとして新日本プロレス・中邑真輔と和術慧舟会東京本部・宇野薫がステージに登場した。
「TOKYO WORK COLLECTION 第四部 戦う仕事人!」
中邑選手と宇野薫選手が激突!? プロレスラーや格闘家という仕事とは? また、同じ格闘技でもプロレスと総合格闘技という別の舞台で活躍する2人だからこそ見える格闘技とは何か?
“通”なブッキングと思える顔合わせも、学生の話によると先生がブッキングしたとのこと。ただ、リング上で闘う格闘家にこれだけ身近に話を聞けるチャンスはめったにない。会場には学生、そして一般ファンが200人詰め掛けて満員となった。司会者は衛星放送スタッフ、PRIDEガールら3名の女性もステージに華を添えた。
■この仕事を選んだきっかけは?
中邑「中学生のときに、テレビで東京ドーム大会を観まして、長い花道への憧れがあった」
宇野「もともとプロレスラーになりたかったが、自分は体重が軽いんで、階級で区切れる格闘技を選ぶことになった」
■お互いに知っているのか?
中邑「プライベートでは会うことはないですね。宇野さんのブランドのものは買ったことがある。尊敬しています」
宇野「プロレスやりながら総合もやっている、中邑選手は立派だと思っています」
■この仕事を選んでなかったら?
宇野「洋服関係とかやっていたと思います」
中邑「普通に就職していたと思う」
■いまやっていることは、仕事ですか? 好きなことですか?
宇野「自分はギャラをもらってますんで、仕事としてやっていますね」
中邑「仕事と好きなことと半々です」
■好みの女性は?
宇野「価値観が同じ人でしょうか」
中邑「流行りがあるんですよ。うーん。今までは例えば目が輝いてる人とか。今は“エレガント”な人ですね。具体的には・・・イメージなんですよ」
■(女性ファンからの質問)ファールカップはどういうものを使っているのか?
宇野「プラスチックの普通のものですね。(蹴られたら?)あんまり痛くないですね。“小さい”ですから」
司会「おーっ、宇野選手がシモネタを言いましたよっ!」(会場笑い)
中邑「(プロレスでは)ファールカップは使いませんね。まわりで使っている人も知りませんし。(大きさは?)えっ、答えるんですか(笑)。体格から想像してください」
■(女性ファンから中邑選手に質問)ゴングで中邑選手が描いた山本選手の似顔絵がとてもよくってツボにハマったんですが、いつもと違って時間をかけた?
中邑「いえ、いつもと同じ。5分で書きました」(笑)
■(男性ファンからの質問)闘いたい選手は?
宇野「山本“KID”選手です。前回、不完全燃焼(負傷によるストップで負け)でしたから。KID選手との試合では、闘っていて途中で楽しくなりました」
中邑「ブロック・レスナー選手ですね」
■この仕事をやめるときはどんなときだと思う?
宇野「悔しさがなくなったときです」
中邑「考えてないけれど、自分が思う動きができなくなったときでしょうね」
白いフードつきの服のうえにジャケットというお馴染みのスタイルの宇野。中邑もジャケットで登場。スタイリッシュに受け答えした点は両者の持ち味か。時間が短いこともあったか、宇野も中邑もファンとの触れ合いを肩の力を抜いて楽しんでいるようだった。あっと言う間の1時間。
司会者から「絶対王者になってほしい」と声をかけられた中邑。前日は長野での興行、帰京したのが前夜1時。そこからコラムの仕事を3時まで行ったあとに就寝。イベント直前の午後1時まで目覚めることができなかったという。
イベント前半で告げられたその事実に、観客たちは“社会人の働くたいへんさ”を感じてもいた。好きを仕事にするには、苦労や努力が伴っていく。だけれども、それは挑戦しがいのあること。笑顔に溢れたイベントながらも、戦う仕事人たちはイベントの役割はスマートに果たして会場を後にした。
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というように、さわやかにまとめるトーンが相応しいイベントだったかと。ボクのようなプロレスマニアには食い足りない。学生のときを思い出すけど、イベントをやる側の学生には怖いもの知らずであってほしいです。
リングス時代の前田日明を学園祭に呼んで、ボクは司会をやったことがある。事前にリングスの事務所にトークショー形式の中での質問項目は提出しておかなきゃいけなかった。でも、書いてないことを本番でいきなり聞くわけです。「UWF系団体同士の対抗戦はやらないんですか?」などと。(もちろん、前田は整然と回答してましたけど)
ただ、イベントそれぞれに事情もあるでしょうし、学生はあまりタッチしていないようなムードもあった。質問も終始なんだかおとなしめでボクも割り込めなかったですね。
中邑の魅力は、やはり機会あらば総合格闘技に挑んだり、アントニオ猪木に反発してリング上でいきなり鉄拳制裁食らったりといった危険なムードなところ。最近はそういった側面は隠したまま、むしろ初心者受けする立体的なレスリングに傾倒しているようだ。そこがモノ足りない。個人的には中邑には、ムーンサルトなんてやってほしくない。
こんなドロドロした感情をぶつけるのがファン参加型イベントの真骨頂だと思うのだけれど、時代は変わりましたか(笑)。
最後に、このイベントに関しての記事紹介を。
・ 越境者:中邑&宇野対談ご報告
~岡本太郎は凄いと思うな~
・ 宇野 ミックスルール挑戦も視野(スポニチ)
・ 中邑真輔&宇野薫対談(新日本公式)
・ 宇野薫 ミックスルール挑戦へ意欲(デイリー)
・ 中邑 レスナー戦実現へ増量(デイリー)
■□T.SAKAi
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