声帯壊した! ケロちゃんこと田中秀和リングアナ
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ネガティブな話題が続く新日本プロレスにて、象徴的存在でもあった田中秀和リングアナが退社を表明。その田中氏、昨年12月に実は声帯を壊し、声が出なくなっていた・・・
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『東京スポーツ』紙などには出ていた情報だったが、後楽園ホール試合後に本人が正式発表。
・ 新日本の田中リングアナが退社を表明(ニッカン)
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・ 新日本の名物リングアナ・田中秀和氏(47)が28日の後楽園大会で退社を表明した。24日に辞表を提出済みで、2月19日の両国国技館大会が最後となる。「ケロちゃん」の愛称と独特の前口上で人気を博し、団体の象徴的な存在だった。80年に21歳でリングアナデビュー。雑誌には軽妙な文章でコラムも掲載。昨年からは執行役員に昇格し、マッチメークも手掛けるなど仕事の幅を広げていた。四半世紀もの間「新日本愛」を貫いてきた。ファンの暴動にリング上で涙を流して謝った逸話もある。
・ 田中氏
「(24日に)辞表を出しました。自分の中にある一番大切なものを守れなくなった。(辞表が24日になったのは)先に出したら迷惑が掛かるから(選手の契約更改が一段落してから提出した)」
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コールの抑揚がカッコよく、プロレス・格闘技を通じての代表格とも言えるリングアナ。あの抑揚のつけ方が新日本プロレス。いちばんコールしやすかったレスラーに「長州力」、次点に「アントニオ猪木」を挙げていた。タメて、タメて、最後に「リキ」でシメる。ファンでも憧れた人は多いんじゃないでしょうか。
ボクも学生のとき、何回か大学祭トークショーの司会でリングアナっぽいことをやったことがある。いちおう、その団体の抑揚に合わせたつもりで前振りやコールをするんだけれど、聞きなれた抑揚が頭を支配してるんでしょうね。イベント冒頭の選手入場前、ボクが喋ってコールしているのを聞いた三沢光晴(当時、全日本プロレス)は「あの司会は、新日系だな」と言ってたという。
そんな三沢は打ち合わせで「エッチな話を振ってよ、盛り上げるから」って言い、イベント中は「エッチしてるときは(タイガー)マスクは取ってたけどね」って笑わせていたけど。
話が脱線した。この田中氏、『週刊ゴング』No.1107(1/18号)&No.1110(2/8号)でこんな告白をしている。
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・ 12月15日(沖縄の試合前日)、夜8時半からファンクラブイベント。トークショーのような形。頑張って、笑っていただこうと喋っていたら、あら不思議。声がどんどんかすれていって、どんどん小さくなっていっちゃったんです。飲んでもいない、風邪もひいていないのに。
・ イベント後の打ち上げでは、もう声がかすれかすれ。翌日になったら、もっと出なくなっていた。午後一で病院に。鼻からカメラを入れて診断。声帯が炎症を起こして閉まらないので声が出ないとのこと。でもポリープはないと言われて一安心。薬をもらって、試合のコールは全て山口(もう一人のリングアナ)にやってもらいました。リングアナ生活25年、初めての病欠。
・ 東京に戻ってもよくならない。20日に病院へ。炎症だけではなく声帯に“かさぶた”ができていることが判明。違う薬と特別に歌手の人とかが使う強い薬をいただいたんです。数日後からやっと少しずつ出始めた。1月4日(東京ドーム)までに声が戻るか・・・。
・ ドームの数日前から、すんげープレッシャーや不安がありまして、何とか声は出るようになったんですが、夕方になるとかすれてくる。このままなら個人的には好きなハスキーボイスだが、自分が求めるリングアナもできなくなる。前日の午後からほとんど喋らず、当日に備える。
・ 1月4日、リハーサル。おそるおそる声は出る。イヤホンを付けているんですが、直で自分の声を聞くとひどい。かすれかすれ。スピーカーを通して流れるのは反響があってごまかしが効くのですが、大声は出せない。出したら消えそうで・・・。何とか全試合コール。試合や選手、お客さんの気持ちを後押しできないコールで申し訳ない。全然力を入れられない。ただ謝罪の年頭でした。
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実は、この記事見逃していまして、昨日偶然目にした。ちょっとショッキングな内容。ドームでは気づかなかった。ニッカンによると2月19日まではリングアナをまっとうするとのことなので、今はいったん“復活”しているんでしょうけど・・・。
声が何より“売り物”なわけだから、田中氏にとって相当ツラかったに違いない。ゴングではユーモアをまじえて書いてはいましたが。
ずっと愛してきた会社。昨年は社長交代、会社買収もあった。そして、ドーム大会へのプレッシャー。精神的にも肉体的にも追い詰められた中での不調だったんではないでしょうか。今後も不安。
両国後は少し身体を休めて、治療もしていただいて、また得意のコールをひびかせてほしいものです。かつて実況アナウンサーをつとめていた古舘伊知郎が、いざという試合で“特別実況”したように、ピンポイントでもいいからコール健在でいてほしい。新日本の選手が田中氏のコールを受ける場面が両国後もあっていい。そう思います。
■井上亘と金本浩二は・・・。
さて、離脱者相次ぐ新日本プロレス。離脱をいったん表明した井上亘の情報。
・ 井上亘 - be Real →BBS
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(No Subject) / 井上亘
皆さん、こんばんは。
昨日、金本さんから「これからもタッグを組んでいきたい」と言っていただきました。他にも色々と話をしました。
皆さん、結論はもう少し待っていてください。
No.558 - 2006/01/29(Sun) 22:06
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井上は金本浩二を慕っている。金本と組んだタッグ戦で試合後にマイクを握り、「アニキ! ファンに何か言ってくれ~!」とメッセージを促す場面もあった。生き様に共鳴したところもあったんでしょう。
一方の金本は、シリーズ後に結論を出す模様。
考えてみると、金本が最初に離脱をにおわせ始めた12月から、新日本の状況は変化している。思っても見なかったほどに離脱者が続出。「そこに自分が必要か」「闘いがいがあるか」って考えると、違った結論が出るかもしれない。だから、撤回してもカッコ悪くないと思う。さて、金本浩二、井上亘の結論は・・・。
■□T.SAKAi
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