ラストドームからの再出発、ネクストドームへの道
pick up 復活信じてドーム大会終止符┃何色のマットに立とうが、このオトシマエはいつか必ず@金本浩二┃頭の中はドーム@小島聡┃1・5リキプロ速報・・・最後に立っていたのは新日本・後藤洋央紀┃柴田ファンが観た柴田vs棚橋@今夜が山田さん┃1・8「ファン感謝祭」新日本後楽園主要カード┃1・8風香vs萌花が「萌え萌え対決」格闘美┃1・11ノア永源遥還暦記念試合┃曙1勝!視聴率戦争では「男祭り」吉田に勝った&大仁田氏襲撃せず┃紅白“ユーミン効果”で格闘技に粘勝┃紅白歌合戦の最近10年間瞬間最高視聴率┃レイザーラモンHGがCDデビュー
2006年の「1・4」。最後の東京ドームと言われた新日本プロレス興行、会場観戦した感想を一夜明けで記します。なんだか自然とドームの歴史も振り返ってみたくもなった・・・
[写真]ドーム外に大会タイトル「闘魂始動」が掲げられた・・・
* * *
カクトウログの1月4日は・・・
(のべ来場者数としてカクトウログ旗揚げ以来過去最高)。
びっくりしてます!
リアルタイム速報におつきあいくださったみなさん、ありがとうございました。
↓カクトウログ、携帯からの速報
・ カクトウログ: 2006 1・4新日本プロレス東京ドーム、速報観戦記まとめ
↓新日本プロレス公式サイトにポイントまとめ付き記事
・ 試合結果~1月4日(水)東京ドーム 観衆 43,000人(満員)
・ ベルト初防衛成功!~ブロック・レスナー選手帰国 (1/5)
・ ベルト挑戦に意欲~ジャイアント・バーナード選手帰国 (1/5)
↓レスナーに敗退。両肩をセコンドに担がれて引き揚げていく中邑・・・その表情は悔しそうだ
メイン・イベント・・・ブロック・レスナーと中邑真輔は、残念ながらドームで輝くことは出来なかった。2人の技量もあるのかもしれないが、それ以上に2人は観客に自分を刻み込めていない。急造メインイベンターに急に盛り上がれるほど、ファンは単純じゃなかった。さらに言うなら、この2人に因縁は感じづらい。ここがプロレスの難しいところだろう。
プロレス界にはアントニオ猪木・藤波辰爾・長州力というスターがいた。彼ら“第一世代”は、いわゆる「金曜夜8時」時代で名を売った(『ワールドプロレスリング』がゴールデンタイムに放映されていた)。
東京ドームという場所は、“第一世代”が世界の強豪、あるいは他団体の名優たちと闘う場所として始まる。お茶の間でキャラクターが浸透しきったレスラーが動くのだ。彼らのどんな技が相手に効くか、どんなリアクションをしたらヤバイか。観る側は知っている。けっして観戦には適さないドームという場所でも、彼らは輝くことができた。
その“第一世代”と競演したのが“第二世代”。いわゆる闘魂三銃士の武藤敬司・橋本真也・蝶野正洋ということになる。三銃士はドームで育って、ドームで名を売った。“第一世代”超えというテーマもあったし、1995年の「新日本プロレスvsUWF 全面戦争」に代表される団体間抗争も課せられた。
スターがいなければ業界は廃れる。その当たり前の事実に対して、新日本はしっかりとしたスター育成に成功。三銃士という3人体制をつくった猪木も揮っていた。「誰かがやられても誰かが出陣する」というドラマをも生み続けたのだから。
残念ながら、蝶野はケガに泣くことが多く、橋本・武藤がチャンピオン街道を歩むことになる。ところが、他の誰でもない、その武藤と橋本が新日本プロレスを出て行った。新日本の悲劇が始まった。
永田裕志や中西学、西村修、天山広吉といった“第三世代”は、“第二世代”と競演する時間も、対決する時間も少なすぎた。苦しい新日本には、小川直也・高山善廣・藤田和之ら外敵の占拠、あるいは新闘魂三銃士(中邑真輔・棚橋弘至・柴田勝頼)の台頭といった状態が生まれていく。
しかし、vs外敵は迷走を続けたし、新闘魂三銃士はまだ育ちきっていなかった。新日本が育てたスターも、観客が育てたレスラーもいない新日本の「ドーム」。観客動員が落ち込むのも無理はなかった。
2006年1月4日、最後の東京ドーム決戦。
いい試合も多かったのだけれど、目の前の“動き”に反応するしかない観戦はキツイ。喜怒哀楽や歴史を共有したレスラーが動くから、ドームでも感動できる。痛みや喜びが伝わる。リングから観客席へのとてつもない遠さは、レスラーとの時間の積み重ねが埋めていくものだ。
そんな中で、ボクが興味を持てたのは新日本プロレスvsビッグマウスラウドの2試合。このサイトではビッグマウスラウドをよく追っているから当然でもあるが、背景に新日本プロレスvs前田日明(長州力の顔面を蹴り上げて、新日本を解雇された)という背景があるぶん、感情移入できる。他のインディーとは比べ物にならない背景が見え隠れする。
テレビ朝日スタッフも、何かを感じているんじゃないか。
一夜明け。録画していた3時間45分試合当日深夜スペシャル放送を、さきほどかいつまんでテレビ観戦。試合前の煽り映像、入場シーン、ノーカットの試合。落ち着いてみることができたスペシャル番組。これは素直に楽しめる。やっぱりテレビ放送の復興と両輪でドームも蘇っていくものだ。
ビッグマウスの上井文彦プロデューサーが解説席に座り、棚橋弘至vs柴田勝頼の試合コーナーへ。
いきなりビッグマウスラウド12・29後楽園ホール、前田日明挨拶の映像「新日本の弱虫、意気地なしどもに、ちょっとキツイ注射をしてやろうかと」。前田のテーマ曲キャプチュードをBGMに、前田が藤波の額に踵を当てたニールキック映像。「伝説の格闘王」なるスーパーが踊る。「そのオーラを身にまとい、ヤツが帰ってくる」で柴田勝頼へスライド。柴田の紹介がキャプチュードで行われるというビッグマウス贔屓にはタマらない展開へ。
vs秋山準、vs小島聡・・・まるで柴田のプロモーションが行われているがごとく、柴田の試合が流れていく。まるで今後の抗争継続が約束されているような好待遇。いったいこれは何なのか。
同期対決、新闘魂三銃士対決なんて図式が吹っ飛んでいく。
上井氏の解説。
「直線的な動きに円の動きが加わった。相手の動きを至近距離まで引きつけて、そらす技術を柴田は持った。船木さんとトレーニングしている柴田は、新日本のときとは違う」
「リアル新日本? 昔の新日本が道場でやってたことを船木さんが柴田に教えてるだけ。いま山崎(一夫)さん、教えてるでしょ? これは船木vs山崎の対決なんですよ」
どうせだったら前田日明の物語の続き、新日本とテレビ朝日が引き取ってみたらどうだ? 真っ向勝負してみたらどうだ?
ブロックレスナーの「世界標準」を囲む闘い。新日本vsビッグマウスラウド。ドームとは異なる会場で仕切りなおし、再出発していく際のテーマはこのあたりだろう(ただし、ビッグマウス勢は抗争継続にはドーム前時点では否定的)。また、ビッグマウスラウドには船木誠勝復帰という隠し玉もある。
長州の「柱が1本でも立っていればいい」という言葉にひっかけると、この日に立ちっぱなしだった柱は、レスナー、永田、柴田ということになるんじゃないか。
急がば回れ、ドームを早期に復活させる必要はない。ただ、最後のドームに見えた“芽”は摘まないでいてほしい。願望も込めまくってそんなことを考えた。一夜明け感想、ここまで。
■□T.SAKAi
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