小川直也、あの瞬間を語る・・・バキッ!グニャッ!
pick up キックボクシングで思わずジャーマン、反則負け┃WWE2・4日本公演結果/アニマル「健介とヘルレイザースII組みたい」┃深夜3時更新・・・MAXさいたま日本代表決定トーナメント結果/公式サイトでは結果更新┃コリアンエアー@#104鈴木浩子更新┃健康診断「肥満です」だって@金原弘光┃川田さんと久々に話せた@小島聡┃HG ゲイ人生命の危機フォー!/健想が「ハードゲイシャ」に変身/健想が新日本の“WJ化”に危機感┃吉江「足りない。米よこせ!」┃高田本部長が総統代理でメッセージ┃みのる「鬼嫁を脱がす」┃節分会に日本のプロレス界を支えるスーパースターが集結┃諏訪間改め“諏訪魔”悪役デビュー/諏訪魔が小島を流血・失神葬詳報┃大仁田氏、プロレスラーを来週にも告訴
2005年大晦日決戦、小川直也vs吉田秀彦。序盤で足をとられた小川は試合中に骨折し、踏ん張りがきかないままに敗れた。あの瞬間について本人が語ったのは初めてではなかろうか・・・
* * *
▼2005.12・31『PRIDE男祭り』メーンイベント
○吉田秀彦(1R6分4秒、腕ひしぎ逆十字固め)小川直也×
↓小川直也マイク「言い訳じゃないけど、最初に足を極められたときに足が折れてた。お前ともっとやりたかったけど、1分1秒を大事にしたかったけどオレの足がもたなかった。ゴメン」
・ 試合経過(スポーツナビ)
・ カクトウログ: OH砲、大晦日にハッスル 2006.01.01
・ カクトウログ: 「ポキって音がした」島田レフェリー/小川vs吉田総括 2006.01.03
まわりの証言で今まで明かされていた情報、詳しいのはこれか。『Number』645号(2/2号)から。
##
・ セコンドについた高阪剛
「秀彦は1、2回、足技を仕掛けたんですけど、普通ならコロッといくはずなのに、さすが小川先輩、まったく動じなかった。いつ逆に足技が返されるか心配はしてました。
リーチの長い小川先輩には足関節が有利と思い最初から狙っていた。秀彦は“脇力”とでもいうのかな、相手を脇で締める力が異常に強い。田村(田村潔司)さんやシウバを凄いヘッドロックで締め上げていたことがあったでしょ? 多少ポジションがずれていても極まってしまう。けど、小川先輩を見たら平然としているじゃないですか。アキレス腱固めというのは、とにかく気の遠くなるような普通では耐えられない痛さなんです。それなのに・・・」
・ 吉田にも完全に極まったといった感触があった。さらに締め上げると脇の下にロックしていた小川の足首が『ボキッ』と鳴る不穏な音を耳にした。その瞬間、吉田は小川の表情を見たが、別段変化しているわけでもなく、関節が鳴った程度にしか思っていなかったという。まるで表情を変えることなく技を耐えしのいだ小川の精神力は特筆に価する。
##
策士、高阪剛も入っての作戦だったらしい足狙い。作戦はみごとに奏功したことになる。事前の吉田の公開練習(テレビ映像)では、パウンドのシーンばっかり強調されていたからなぁ。小川サイドに立てば、確かにやられた感もある。
骨折の瞬間。なぜ、表情を変えなかったのか? どういった感触だったのか? 小川直也本人がついに明かした。
ついてたテレビ、たまたま小川直也が出演していた。2/2(木)23:00からフジテレビで放映された『VivaVivaV6』という番組。この日のテーマは 「小川直也が超絶品焼き肉ロースでハッスル新ポーズ誕生」で、小川はゲスト。豪快に焼肉をかぶりつくプロレスラーらしい映像とともに、焼肉店でのトークシーン。
##
最初に足を持たれたときに、通常あんまりキマんないもんなんで、抜けるかなと思ってスコーンと(抜くつもりで)いったんです。楽勝だなと思ってキュッと(抜きに)いったら
といったんです。あれっ?と思って。関節鳴ることあるんで、それだろうなって思って、(でも、マットに)着いた瞬間に足の感覚がないから
って・・・コレちょっと(関節が鳴ったのとは)違うんじゃねぇか?と(笑)。
=画面には骨折シーン映像が挿入される=
大晦日ね、これだけみんなに注目を浴びてるわけじゃない? メインでしょ。プロレスラーとして出てる以上、いやー、これ(棄権したら)まずいよなと思いながら・・・。プロレスなら一種のね、こう(リックフレアーのような「ちょっとタンマ!」というポーズのジェスチャー)やれることもあるんだけど、場違いだからマズイなと(まわり爆笑)。そのままやる(続行する)しかないじゃない?
##
表情を変えなかった小川に対して吉田は「じゃあ、関節が鳴っただけか」と思い、小川自身も「関節が鳴ったんだろうな」って思ってた。ところが、マットに足がついたときに異変を感じる小川。なんとも生々しい描写。
表情を変えなかった場面は“自然体”だった。ただ、事態を飲み込んでからの小川からもそぶりは見えなかったから、そこはプロレスラーの強さは発揮したとはいえる。
話は、試合後の吉田とのやりとりへ。
##
(吉田選手について)最後ね、一緒にハッスルやってくれりゃ最高だったのに(まわり笑い)。ちょっと乗ってこなかった。
(吉田さんにも「ハッスル」に代わる新しいの考えてあげたらいいじゃないですか?)オレが? 「余計な世話」って言われちゃうでしょ。またそれで“仲悪くなった”とか言われて(まわり笑い)。
##
この番組での小川は、ハッスル代表らしさ全開というべきか、笑わせることを意識したトークのオンパレード。“折れた”シーンとトークのギャップがまわりの爆笑を誘いつつ番組は進行していた。
焼肉店に入るシーンでは、もちろん松葉杖。座敷で投げ出された足首にはギプスがハメられていた。本当は小川って、食生活に気をつかう。酒も口にしない。プロレスラーらしい食の豪快さっていうのは披露するのはちょっと不思議ではある。ただ、キャプテンハッスルとして、プロレスラーとしてのキャラクターを貫く小川。
プロレスラーモードとアスリートモードを行ったり来たり。ときどきどっちも無理してるんじゃないかとさえ思えてくる。「どっちつかず」な小川はとっても愛すべきキャラクター。だからボクらは、小川のハッスルポーズが笑いのネタじゃなく、勝利のポーズとして再び脚光を浴びる日を待ってしまうのだ。
■□T.SAKAi
[この記事に1票/人気ブログランキング]
= 事実誤認・誤字指摘メール =
左サイドバーのココログマーク下から直通メール→大変助かります。
カクトウログへの苦情やご希望もお寄せください。
===========================
[カクトウログ■TOPページに戻る▲]