13日の月曜日、そのビッグマウスは必要なのか・・・3・19棚橋弘至vs柴田勝頼、消滅
ビッグマウスラウド3・22後楽園ホール対戦カード発表の日。なのに、「3・19新日本両国での棚橋弘至vs柴田勝頼、消滅」が熱く語られた。13日の月曜日、何が起きた・・・
・ BIG MOUTH LOUD OFFICIAL SITE
・ 3.19柴田vs棚橋をボイコット!BML上井氏が断言 鈴木みのる、BML第4弾興行に参戦(スポーツナビ)
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■「BIG MOUTH ILLUSION III」
3月22日(水)東京・後楽園ホール 開始18:30
[6=メイン]柴田勝頼vs門馬秀貴
[5=セミ]佐々木健介&村上和成vs天龍源一郎&アラン・カラエフ
[4]藤原喜明vs鈴木みのる
[3]義経vsラッセ ※村上和成推薦試合
[2]X(後日発表)vs栗栖正伸
[1]臼田勝美&原学vs石川雄規&澤宗紀
※臼田勝美と原学のBML正式入団も併せて発表。
※あと1試合追加の可能性あり。
※休憩後3試合のレフェリーは和田京平氏(全日本プロレス)が務める
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3・19新日本プロレス両国国技館で棚橋弘至vs柴田勝頼が決まったとき、こんなことを書いたブログも確かにあった。
・ カクトウログ: 棚橋弘至vs柴田勝頼、再戦決定/3・19新日本プロレス両国国技館 2006.03.02
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上井文彦氏が1・4ドームのカード発表時に訴えてきた「カード発表には気遣いを」という主張は、またもかなわなかった。
これはもう、BMLとしては蹴らないとダメでしょう! 拒否しなきゃダメでしょう。いつまで新日本の言いなりになるのか。そんな“調和”なんていらない・・・。
もしくは、柴田にはノーコメントを貫き通した末の蹴殺を再び期待か。
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新日本の一方的発表に対して、2週間弱もの時間が経ってからビッグマウス側が本当に蹴った! たいがいは外交を優位に進める新日本を混迷させるには十分の策だが、罪のないファンを巻き込んでいることが大問題。
キャンセルするなら、早くしないとダメだった。なぜ、こんなことになってしまったのか。携帯サイト「プロレス・格闘技DX」から、上井氏のコメント詳細を追う。
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柴田を行かせるつもりはありません。交渉ごとはちゃんとしておりました。僕も言いたいことは言いましたし。僕の携帯が壊れていたんですが、壊れている間に『カードが決まりました』と留守電でメッセージをもらっていた。柴田も対応のしようがなかったんじゃないですか。柴田には何も責任はない。政治力の関わっているカードをファンがみたがっているかどうか。やっぱり相手が『このヤロー』ってなって、互いにコメントで言い合うような状態にならないと。今この時期にやらせるべきではない。棚橋選手は中邑選手、永田選手にも勝ちましたけど、まだG1もあるし、IWGPもあるでしょう。柴田にしてもいろんな実験をして、試行錯誤を繰り返している。その2人がお互いの感情でやりたいと思ったときにやるのが、プロレス界の将来につながる。
僕は『プロレス界の復興のため』と常々言ってきましたけど、違うことを言ってるのかもしれない。僕はフロント人生の幕引きをするときが来たかなと思っているくらいですよ。僕が死んで、この2人が生きるなら別にいい。卑怯な交渉のやり方をしたと言われるなら、それはそれで結構。
(この時期の発表というのは?)恥ずかしい話、2月26日の徳島大会が終わるまで、3月22日の後楽園大会については手つかずでした。ちっぽけな会社ですから、一人で3人分仕事しないといけない。もし、これ以前にそういった発表をしたら、22日のカード発表前に労力を使わないといけないと思った。小さなお家の事情があった。あくまでBMLの都合ですよ。新日本のプロレスのファンには申し訳ないと思っています。
ただ、本当に喧嘩しにいくんだったら行きますよ。もともと前田さんにも『結局新日本とナアナアじゃないか』と言われたことがありましたけど、本当に喧嘩できるんだったら乗り込んで行きますよ。向こうも乗り込んでくるくらいのものがあるでしょう。
僕は新日本プロレスとの交渉ごとに落ち度があったとは言いませんよ。ただ、禁を破ったのは僕かもしれない。やることで(新日本とBML)両方終わってしまうことがあるかもしれない。それは真剣に思ってます。向こうの反撃には太刀打ちできないかもしれないけど、小さいものの小さい意地だけはみせたい。
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ああ、このビッグマウスが2週間前ならば、団体の姿勢として絶賛されただろうに・・・。新日本発表後に即刻キャンセル、かつての新日本外敵軍と狼煙を上げたほうが何倍カッコよかったか。
ただ、上井氏に同情の余地があるとすれば、前田問題や新日本プロレスからのプレッシャーの中で精神的にとっても追い詰められたもののように感じられること。何気ないひとつひとつの言葉が重過ぎる。
上井氏の会見とは関係なく、新日本プロレスは同日午後4時から会見。東スポ報道を受けてのもののようだ。週プロモバイルから。
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長州力
「俺は19日は新日本の発表した通りに行われるという確信をしているつもりではありますよ。上井とは(BML)徳島の前から、つい最近まで会って、カードの確認事項はやって来たんですよ。金曜(10日)夜にも会って、新日本としての柱のカードの最終確認をした。互いが大きくなってからという考えもわからないでもないけど、棚橋は間違いなく新日本の柱だし、柴田もビッグマウスの柱だと思う。いま闘わずして(いつやるのか)。これ(上井氏の行為)はしちゃいけないことですよ。上井は(新日本の)ある人にキャンセルしたいということを伝えたって言ってるらしいけど、そんなものはない。互いに理由をつけたりしないで、互いにぶつかり合えばいい。もし柴田が上がってこなかったら、業界のイヤな部分だよね」
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棚橋もコメントを発表。
・ 3月19日、棚橋の決意!! (新日本公式 3/13)
史上最高の顔ぶれとなったBML第4弾興行。ビッグマウス代表・上井文彦氏の業界での信頼の積み重ねが生んだカードだが、皮肉にも上井氏の信頼が地に落ちるような決断と重なった。
では、現場のレスラーたちはどうする? 1・4東京ドームでやったときも、柴田と棚橋はリング上で闘いだけで“カードが組まれた意味合い”をつくっていた。「もうかんべんしてよ」なのか「またやってやるよ」なのか。柴田と棚橋の決断は?
■□T.SAKAi
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