柴田勝頼「新しい形のプロレス」、上井文彦氏「必死プロレス」/3・22BML後楽園ホール
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[写真]生観戦した「今夜が山田」さん提供・・・ブログの方はライブドアが今夜は重く更新ムリとのこと
ビッグマウスラウド第4弾興行、後楽園ホールで開催。前田日明のいない会場に、鈴木みのる、佐々木健介が参戦。天龍源一郎が挨拶。選手のコメント中心に大会を追う・・・
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観戦できませんでした。ネットで情報を集める。
・ エース柴田、強豪・門馬に勝利 健介は村上を2度にわたり秒殺(スポーツナビ)
・ 天龍が欠場のあいさつ(スポーツナビ)
・ エース柴田快勝、村上は健介に2度屈す 新生BMLが再スタート=3.22後楽園大会トピックス(スポーツナビ)
※一部携帯サイトから補足
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BIG MOUTH ILLUSION III 後楽園ホール 観衆1472人
[1]○木戸修(9分58秒、逆エビ固め)栗栖正伸×
[2]○義経(8分5秒、片エビ固め)ラッセ×
※シューティングスタープレス
[3]○石川雄規&澤宗紀(17分55秒、グラウンド卍固め)臼田勝美&原学×
[4]○鈴木みのる(11分43秒、脇固め)藤原喜明×
※鈴木ゴッチ式パイル→藤原脇固めで返す→鈴木脇固めで返す
[5]○佐々木健介(3分38秒、片エビ固め)村上和成×
※コーナー踏みつけの村上に和田京平レフェリーが注意→健介ラリアートで逆転、ラリアートたたみかけ
[5=再試合]○佐々木健介(34秒、片エビ固め)村上和成×
※逆水平チョップ→ノーザンライトボム
[6]○柴田勝頼(12分30秒、片エビ固め)門馬秀貴×
※デスバレー→PK→バックドロップ→その場式のPK→バックドロップ
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健介が村上に二度勝つ! セミで短時間勝負、メインでしっかり。理想的な形で健介はメインにつないだ。
ベテランが貫禄のある闘いを繰り広げて、新しい闘いで締める。こういう組み立てにボクはハマります。2004年8月8日、新日本プロレス大阪府立もそうだった。セミファイナルでG1ベストマッチとなった佐々木健介vs高山善廣(高山が欠場に追い込まれた試合)。「このあと、どんな試合をするんだ?」って中で繰り広げられたメイン、中邑真輔vs柴田勝頼は新しいプロレスを見せていた。あの試合順も上井氏プロデュースだったはず。
選手のコメント。
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・ 天龍(休憩後挨拶)
「格闘色が強いこのリングで、ペットボトルとイスを使ったプロレスをしたいと思います」
・ 鈴木みのる「体力とかは、なくなっても、技の切れとかは、さすが藤原喜明だった。今日は、お客さんにも、誰にも分かってもらえなくていい。俺だけがこの試合の意味を分かっていれば。今日は、力とか技術じゃなく、藤原喜明のプロレスで一本取ることに意味があった」
・ 上井文彦BML総合プロデューサー
「佐々木さん、ありがとうございました。もう一丁、もう一丁、もう一丁お願いします。俺、気持ちをもらいました。ほんとうにありがとうございます」
・ 健介「二人の間に妙な空気が流れていたのは確かだった。でも、今日は村上和成という男の、崖っぷちの生き様を見せてもらった。普通だったら、あそこでもう1回なんてありえないけど、意識がない中での、あの目の輝きを見たら受けたくなった」
・ 柴田「今日のテーマは、2006年のプロレス。具体的には言えないけど、完全に新しい形のプロレスが見え始めてきたかなと。やる前からうすうす感じていたけど、門馬は新しいものが生まれる相手だと思った」
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天龍がいうところの「格闘色の強いリング」に対して、外敵(天龍、鈴木、健介)がどれくらい食い込んでくるかは未知数。ただ、柴田がメインをつとめてひとつの方向性を追求しようとしていることへのリスペクトは持ってるんじゃないでしょうか。
徳島大会ではノーコメントだった柴田。コメントを出しているのは、よっぽど満足したんでしょう。実験には発展があった。
携帯サイト「プロレス・格闘技DX」から上井氏の総括。
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・ 門馬選手、おそるべしですよ。総合ルールだったら何本も取られていた。“プロレス適性がある”とかいうレベルじゃない、“プロレスの申し子”と呼べる格闘家だと思います。改めて入団交渉をしたい。
・ 鈴木選手の藤原戦初勝利を見ました。最後にUWFスタイルの“礼”もあって、久しぶりにプロレス見て感動、鳥肌が立ちました。
・ これからは僕の手がけるプロレス、BMLのプロレスを“必死プロレス”と名付けたい。カードを組む僕も必死、闘う選手も試合終わったら立ち上がれないくらい必死のファイトをしていく。今日はそのスタートが切れた。
・ 柴田の中で棚橋戦をやらなかったことが何かの形で残っているかもしれないですけど、やらないという決断が正しかったと思えるようにしてあげたい。
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スポーツナビの試合経過はあっさり目ですが、メインはかなり緊張感のある攻防。かつ、門馬が感情を露にする部分があった(携帯サイトから)。UWFのときのような技の競い合いに、プロレス技もミックスされたような感じでしょうか。このあたり、録画を後日観るのが楽しみになる。
“必死プロレス”というのはちょっとピンと来ない。だけれども、マッチメイカーの上井さんが“闘う”っていう発想は、ズバリそういうふうにボクらは見ちゃってます。あと、柴田が新しいプロレスを“必死で”確立しようとしているのもわかる。目標に向かって必死である点に意味がある。
新生BMLは「実験+必死」で始動した。
■□T.SAKAi
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