« 「桜庭選手には裏切られた・・・」DSE榊原信行代表大会総括/5・5PRIDE無差別級GP開幕戦 | トップページ | シウバのHERO’S来場事実はなし。無差別級GPに途中参戦の可能性も・・・ »

2006.05.07

里村明衣子が吉田万里子に仙女旗揚げ戦出場を要請/5・6横浜赤レンガ「息吹」

pick up 須山浩継氏の息吹~JWP&NEO赤レンガ観戦記最後まで攻撃・・・自分の闘いができた@高阪剛吉田&藤田が一夜明け会見、高田本部長「ミルコvs吉田、ヒョードルvs藤田が見たい」新日本プロレス5・6高松結果うわさのカップル解剖:カイヤ・川崎麻世

040506kinensatsuei7・9仙台で仙台ガールズプロレスリングの旗揚げ準備を進めている里村明衣子(元GAEA JAPAN)。吉田万里子自主興行「息吹」に初参戦、吉田とのタッグ対決にのぞんだ・・・
[写真]オレンジの息吹Tシャツ。参加選手で最後にパチリ

               * * *

 このゴールデンウィーク、格闘技のビッグマッチに沸いた日本列島。これだけ面白いと、やっぱりプロレスもやばいよなぁ。そんでもって、プロレス生観戦なしでGWが終わるのも寂しいなぁ。ひとつだけ観たい大会をチョイス。「息吹」に出かけてきた。

 昨年に相次いだ団体解散により、「女子プロレス」というジャンルの存続危機が叫ばれている。そんな中でベテラン・吉田万里子が団体を超えて共鳴する若手を指導。自主興行を開きながら育成することで、女子プロレスの未来をつくろうとしている。若い選手たちの息吹を感じてほしい・・・それがコンセプトだ。

 今回の「息吹」は第7弾。仙台ガールズの里村明衣子が初参戦。以下に関連ページをピックアップしておく。

・ 息吹オフィシャルページ

・ 吉田万里子の『蜘蛛絡み雑記帳』

 7月9日(日)仙台サンプラザ 17:00旗揚げ戦
・ SENDAI GIRLS' PRO-WRESTLING「センダイガールズプロレスリング」

 携帯サイト「週刊プロレスモバイル」から対戦カード&結果を引用しました。
##
赤レンガプロレスフェスティバル2006~息吹
横浜赤レンガ倉庫1号館
5月6日(土) 13:00開始 観衆432人(満員)
[1]○市井舞(10分19秒、片エビ固め)佐藤綾子×
   ※彗星キック
[2]○闘獣牙Leon(13分8秒、片エビ固め)チェリー×
   ※マッドスプラッシュ
[3]○渋谷シュウ&吉田万里子(15分48秒、体固め)里村明衣子&中川ともか×
   ※リバース109
[4]○伊藤薫(19分46秒、体固め)夏樹☆ヘッド×
   ※ダイビングフットスタンプ
[5=イリミネーション]
江本敦子&栗原あゆみ(2-1)木村響子&バンビ
○木村(11分22秒、体固め)栗原× ※ビッグブーツ
○江本(15分23秒、エビ固め)バンビ×
   ※シャイニングウィザードをかわしてまるめ込む
○江本(22分51秒、片エビ固め)木村×
   ※垂直落下式ブレーンバスター

##

↓道路標識。「赤レンガ倉庫」「山下公園」「中華街・本町」・・・あらら、赤レンガってけっこうメジャーな場所なんだ
040506hyoushiki

↓赤レンガ倉庫1号館、外からのぞむ
040506akarengasoko

↓会場内の雰囲気。各方向5列くらいの席。会場奥センターより1本の花道あり
040506kaijyo

↓女性の浴衣リングアナ。前口上で見どころをカンタンに解説してくれる。これは助かった。「前回、○○選手と△△選手が意地の張り合いを展開」「息吹でもいちばんの成長株」といったぐあい
040506ringana

 まだまだ発展途上の大会だと思い込んでいたが、かなり洗練された選手のムーブ、そして当たりの強さに驚く。打撃も空中殺法も流れの中で積極的に出していく。威力にクエスチョンがつくような変な技はほとんどない。「プロレス」を大切にしているんだよなぁ。

 加えて選手のコスチュームやたたづまいまで洗練されている。シェイプされている選手が多い。やぼったくない。選手はもちろん、セコンド勢までも試合に真剣に向かっている。なるほど、これが「息吹」なんだ。

 里村と吉田は第3試合に登場。里村にタッチした瞬間、会場の歓声が2~3倍へと膨れ上がる。渋谷を攻め抜く勢い、打撃、声出しがパワフル。この役割、数年前までは豊田真奈美やアジャ・コングが担っていた。試合がグンと賑やかに。里村がやっていく時代になったのか。

 そう思っているうちに、渋谷が吉田にタッチ。吉田vs里村だ。「指導者・吉田」というキャラクターからか、一転して腕の取り合い、そしてグラウンドの攻防へ。赤レンガに見事なまでのシーン現象。里村・吉田レベルになると、これだけの緩急をつけられる。

 吉田はトライアングルアームロック(かつて船木誠勝が使用、最近になって柴田勝頼がマスター)まで繰り出す。指導者が研究熱心だからあなどれない。

 盛り上がって休憩へ。残すはセミとメイン。

 夏樹☆ヘッドはその名の通り、ヘッドバットを果敢に放つ。ただ、伊藤の巨体にはなかなか通用しない。逆エビで何度ものけぞる。キツイ攻めを受けたが、あきらめない。カウント2で跳ね返しが続く。かなりの粘りを見せつけ、根性とスタミナは十分。

 メインはイリミネーション。1人ずつ敗退し、因縁の木村と江本が一騎打ち。この2人のライバルストーリーが、現在の息吹で最も熱いもののようだ。木村の前蹴りは伸びがいい。どの選手も技に気持ちを乗っけて思い切り出していた。

 ちょっと残念だったのは、栗原のドロップキック。得意技だと聞いていたのに当たりが浅い。よく考えると、大会通じてどの選手もなぜかドロップキックが下手だった。男女問わず、ドロップキックは気持ちを見せる技として大切にしてほしいと思う。

 メインは第3試合以上の盛り上がりとなって、「息吹」の本流は守られた。この図式、ビッグマウスラウドに佐々木健介や鈴木みのるが参戦しても、必ず最後は「柴田勝頼の世界」で締めるのと同じ。これをやっておかないと、何の大会かわからなくなる。大会を大きくしようとすると、それが崩れていき、団体は方向性を失うこともあるから・・・。きちんと考えて試合順もあるんだな、そう思った。

 全試合終了後には、吉田が選手を呼び寄せて記念撮影。

 直後にサプライズか? 里村が「ちょっと時間、いいですか」とマイクを握る。
「仙台ガールズ旗揚げ戦に参加してほしい選手がいます。吉田選手、お願いします。そして、吉田選手には、若手のデビュー戦の相手をつとめていただきたい」

 返事をもらおうと里村が差し出すマイク。吉田は握らず承諾の握手の構え。里村がすぐにマイクを下に置き、両手で握り返す。里村からのリスペクトが感じられる。

 里村はびっくりしたんじゃないだろうか。かつて長与千種に鍛えられて、コアなファンの目にも耐えうる女子プロレスを標榜した「GAEA JAPAN」。似たようなことが自分が知らないうちに、東京でなされていた。里村は仙台でやろうとしている。協力したい気持ち、競いたい気持ち、いろいろ降りてきたと思う。

 メインでフォール勝ちした江本のセリフ。
「自分たちおちこぼれは、息吹で輝くことができた。でも、息吹でしか輝けないのではダメ。自分たちがこれから女子プロレスの歴史をつくります!」

 ベタなセリフだからこそ、堂々と言うのは勇気がいる。その強い意志は素晴らしい。まだまだ小さい動きだけれど、「息吹」ははっきりと感じられた。女子プロレス、芽がないわけじゃないぞ!

■□T.SAKAi
この記事に1票/人気ブログランキング


ご来場ありがとうございました!


        = 事実誤認・誤字指摘メール =
左サイドバーのココログマーク下から直通メール→大変助かります。
カクトウログへの苦情やご希望もお寄せください。
===========================
                 [カクトウログTOPページに戻る▲

|

« 「桜庭選手には裏切られた・・・」DSE榊原信行代表大会総括/5・5PRIDE無差別級GP開幕戦 | トップページ | シウバのHERO’S来場事実はなし。無差別級GPに途中参戦の可能性も・・・ »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/50765/9933987

この記事へのトラックバック一覧です: 里村明衣子が吉田万里子に仙女旗揚げ戦出場を要請/5・6横浜赤レンガ「息吹」:

« 「桜庭選手には裏切られた・・・」DSE榊原信行代表大会総括/5・5PRIDE無差別級GP開幕戦 | トップページ | シウバのHERO’S来場事実はなし。無差別級GPに途中参戦の可能性も・・・ »