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2006.05.13

ノアが新日に絶縁宣言。仲田龍取締役「いわゆるバーターがある・・・」

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“選手は派遣しないが、ゲームには協力してくれ”との理不尽要求を受けたノア。新日本プロレスおよび親会社ユークスへの不信感を高め、絶縁宣言が飛び出した・・・

               * * *

 5/12発売分『東京スポーツ』紙がスクープとして報じる。
見出しは「ノアが新日に絶縁宣言 ノア仲田取締役が洗いざらいぶちまけた 元凶はサイモン社長だ!!」

060512tosupo

 記事をまとめる。
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・ 対抗戦は2005年7月(力皇猛vs棚橋弘至)以来途絶えている。一時は蜜月関係にあったノアと新日に亀裂が入ったのは昨年5月、サイモン猪木(新日)社長就任と時を同じくする。
・ ノア・仲田龍取締役「(新日との対抗戦には)日本テレビさんとテレビ朝日さんの間に覚書があり、いわゆるバーターがある。日テレ側にまだ解消されていないことがあるのにサイモン社長は就任会見で“ノアとやるつもりはない”とおっしゃった。日テレに対してウチの立場もない」。新体制になってからの新日本にノアは距離を置くようになる。
・ そんな中、ゲームソフトを制作販売する新日プロの親会社ユークスが、ゲームソフトの次回作にノアを使いたいと打診。ノアはユークス制作ソフトに協力したことはあるが、新日買収以前にまとまった話であり、話が異なる。
・ 仲田氏「4~5日前に話があった。でも巨人の選手が中日新聞の仕事に協力することはないでしょう。ウチは辞退しました。ウチは信用できる人と話をしていきたい。絶縁? サイモン社長に絶縁宣言をされたのはウチの方ですから」。
・ 今の新日プロと対抗戦を行ってもメリットはあまりないという計算も含まれているのは言うまでもないだろう。藤波とレスナーの問題が解決しないままノアに決別宣言された新日はまさに泣きっ面にハチ。ユークスにとってもプロレスオールスターがウリのソフトに最大勢力・ノアを取り込めないのは大打撃となる。

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 サイモン猪木社長&ユークスの“新日サイド”はどのくらい“対抗戦の覚書”を認識しているのだろうか。新日・ユークス・テレビ朝日三者の連携体制のまずさを感じてしまう出来事だ。

 東スポにはこれまでの対抗戦の歴史も記事にあった(網羅性は不明)。一部補足して、まとめておく。
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▼2001年
・ 10・8新日東京ドーム 永田裕志[新]&秋山準[ノ]タッグ結成
▼2002年
・ 1・4新日東京ドーム 永田裕志[新]vs秋山準[ノ]
・ 5・2新日東京ドーム 蝶野正洋[新]vs三沢光晴[ノ]
・ 8・29新日両国 金丸義信[ノ]&菊池毅[ノ]参戦。交換トレードで西村修[新]が同日8・29ノア長野参戦
▼2003年
・ 5・2 新日東京ドーム 蝶野正洋[新]vs小橋建太[ノ]
・ 8月新日G1クライマックス 秋山準[ノ]参戦、準優勝
・ 12・9大阪 棚橋弘至[新]vs丸藤正道[ノ]U-30戦
▼2005年
・ 4月 新日東京ドーム 藤波辰爾[新]&三沢光晴[ノ]タッグ結成
・ 7・18 ノア東京ドーム 力皇猛[ノ]vs棚橋弘至[新]GHCタイトル戦

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 “対抗戦”というよりも、“夢の対決”というニュアンスが強かった両団体の交流。さらに言うなら、新日のビッグマッチでの集客はノア勢参戦なしにはあり得なかった。一方のノアは大会場で新日勢に勝ち続けて、業界盟主団体としてのイメージを新日から奪っていく。

 ある意味、WIN-WINの関係だった。ただ、ノアは未来につながるWINであり、新日は目先だけのWIN。ここに新日の悲劇がある。

 今回の件では、新日やユークスのことを心配しなければいけないんでしょうが、ボクの関心はちょっと違うところに。

 ひとつは、新日との対抗戦の覚書とは何だったのかということ。両団体の本格的な交流は2003年までだったから、いちどリセットして何かをやろうとしていたと捉えるのが妥当でしょう。つまり、新日からノアへの派遣だけじゃなく、「新日、ノア双方に両団体の選手が登場して何かが行われようとしていた」のではないか。イメージはあまり沸かない。永田vs秋山、蝶野vs三沢、蝶野vs小橋といったひと通りのビッグカードをやったからなぁ・・・。

 もうひとつは、なぜ仲田氏はこんな会見をしたのか。ノアは「いわゆるバーターがある」などといった舞台裏をけっして口にはしない団体。だけれども、今回は自ら掘り起こした格好。スキャンダルとは無縁だったのに、違和感がある。

 2005年の交流戦交渉経緯についても、もう活字になっているのでここで書いてもいいでしょう。

 『新日本プロレス「崩壊」の真相』(宝島社)から。(一部は、草間政一著『知りすぎた、私』東邦出版からの孫引き)。
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・ 草間政一氏「三沢さんとは、今年の4月新日本のドーム大会に出てもらったときに、接触した。当初、三沢さんが出場の条件として提示したのは、ギャラの金額もそうだったが、もうひとつ、中邑真輔をノアのドーム大会にバーターで出場させてほしい、というものだった。いったんは、新日本としてはそれは飲めないということで話は流れ、再度の交渉でノア側が出してきたのは、棚橋弘至をバーターで出してほしい、というものだった。新日本のドーム大会には三沢さんが必要だと判断し、棚橋をノアに出場させることで話はまとまったのだが、あの力皇選手と棚橋のGHC戦は、そういう経緯で実現したものだったのである。」
・ この部分、決してノアを中傷するものではないし、バーターうんぬんレベルなら専門誌にいくらでも載る話ではある。しかし、ノアとしては看過できなかったらしく、「おたくを辞めた草間氏が勝手にウチのことを話しているが、今後、秘密保持をどう担保するのか」と言う意味の文書がノアから新日に送りつけられているというのだ。これについて新日がケジメを示さない限り、ノア選手は新日マットに上がらないという意味である。

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 このときも、ノアは舞台裏は水面下のものに保とうとしてきたのだが・・・。

 新日ファンとしては、ノアとの対抗戦で気になっているのは“ラスト試合”。せっかく育ててきた棚橋を「GHC王者・力皇」(当時)に“差し出す”結果となってしまったこと。このときの新日本の決断には、ボクも怒りを感じていた。関係者もそうだったに違いない。藤波&三沢タッグと棚橋挑戦は、まったくバーターにはなっていないのだから。

 ただ、断った中邑、引き受けた棚橋という構図は興味深い。中邑と棚橋の「新日本の守り方」が異なるわけで、2人の性格やこだわりが深く理解もできるのである。

■□T.SAKAi
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