ホンマン「この判定はこれから頑張れという意味」、シュルト「負けた理由がわからない」/6・3K-1韓国
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2005年3月にデビューしたチェ・ホンマン、地元・韓国の声援を受けてK-1王者セーム・シュルトに挑戦。6・3K-1 WORLD GP 2006 in SEOULで何が起こった?・・・
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・ ホンマン、母国韓国で05年王者シュルトから大金星/アジアGPは日本のブンブン丸・藤本が制覇(スポーツナビ)
・ FieLDS K-1 WORLD GP 2006 in SEOUL(K-1公式)
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K-1 WORLD GP 2006 IN SEOUL 6月3日(土)開始15:30
会場 ソウル・オリンピック第1体育館
[オープニング]○パク・ヨンス(1R 2分21秒KO)力丈×
[アジアGPリザーブ]○イ・ミョンジュ(2R 2分45秒KO)李凱×
▼アジアGP1回戦
[1]○藤本祐介(3R判定3-0)キム・ドンウック×
[2]○中迫強(3R判定3-0)ガオグライ・ゲーンノラシン×
[3]○ムラッド・ボウジディ(3R判定3-0)
メハディ・ミルダブディ×
[4]○キム・ミンス(3R判定3-0)キム・ギョンソック×
▼スーパーファイト
[5]○ピーター・アーツ(2R 1分23秒)堀啓×
▼アジアGP準決勝
[6]○藤本祐介(3R判定2-0)中迫強×
[7]○キム・ミンス(3R判定3-0)ムラッド・ボウジディ×
▼スーパーファイト
[8]○レイ・セフォー(1R 1分42秒)ルスラン・カラエフ×
▼アジアGP決勝
[9]○藤本祐介(2R TKO)キム・ミンス×
▼スーパーファイト
[10]○チェ・ホンマン(3R判定2-1)セーム・シュルト×
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出かけていまして、ギリギリ最後の試合のちょっと前あたりから地上波(フジテレビ)で見ました。
ダイジェストぎみだったんですが、中迫強、藤本祐介の日本勢活躍、リングス・コリアのキム・ミンス決勝進出・・・これらは嬉しいなぁ。特に、キム・ミンス。前田日明に“発掘”されて、目立った活躍は初めて。よかった、よかった。
なんて思わせてくれて、いよいよシュルトvsホンマンへ。
シチュエーションとしては、「新鋭が王者を追い込む」ってことで、ボブ・サップvsアーネスト・ホーストを思い起こさせた。しかも、舞台はホンマンの地元・韓国。試合途中にはウエーブが起こるなどの熱狂が。
されど、シチュエーションに「試合内容」が伴わない。最初からスタミナ温存なのか、ホンマンは慎重。ラッシュももうひとつ続かない。シュルトも相手の巨体を攻めきれず。とにかく両者に“気持ち”が見えなかった。
これは、評判が悪いでしょうね。判定・・・素人目には、ホンマンが押していた。だけれども、ローキックなどの的確さはシュルトには少しあったか。ただ、キャリア差がありながらこのような展開を許したシュルト、負けもやむなし。
ホンマンとシュルトのコメント、スポーツナビより。
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▼チェ・ホンマン コメント
──勝った気分は?
「韓国の人が応援してくれて、今でも緊張している。とにかく勝ててうれしい。これからも一生懸命頑張れという意味だと受け止めている」
──シュルト対策のアイディアを考えたというが?
「試合前に準備した技術を出そうとしたが、シュルトの顔を見たら躊躇してしまった」
──その技術とは何か?
「ニーキック。体がついていかなかった」
──判定を聞いて意外な顔をしたが?
「延長になると思っていた。この判定をこれから頑張れという意味だと考えている」
▼セーム・シュルト コメント
──表情がよくないが?
「不満を感じている。勝てると思ったし、なぜ負けたのか今でも理由がわからない。もちろんチェ選手は良い選手だと思うが・・・。チェ選手との対戦は難しかった。審判も前回不正な判定をした審判だった。また、体も動かなかった」
──判定に不満はあるか?
「判定に対して不満は言ってはいけないものだと思っている」
──チェ選手との再戦の意思は?
「ぜひ、再戦したいと思っている」
──再戦するとしたら戦略は?
「ムーブコンビネーションを変えたい」
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両者とも、判定に納得していない。まるで地元有利の判定であることを肯定したようにも受け取れる言い回し。
ホンマンが狙っていたのは、試合を見る限りニールキックではなく飛びヒザ蹴り(誤訳?)。だけれども、全然当たりそうになかった。再戦するなら、ホンマンはラッシュができるように作戦を変えてほしいし、シュルトにもベテランならではの技を見せてほしい。
谷川貞治プロデューサーの総括。
・ 谷川氏「チェ・ホンマンは予想以上」/「K-1 WORLD GP 2006 IN SEOUL」大会統括(スポーツナビ)
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チェ・ホンマンは予想以上に頑張りました。3ラウンドの戦いを通して、改めて進化を感じました。シュルトにも相手に攻撃をさせない上手さを感じました。レイ・セフォー、ピーター・アーツの試合は10年戦ってきた選手たちの本当のK-1の試合だったと思っております。反面、トーナーメントのレベルが低かったが、キム・ミンスに韓国人の魂を感じました。
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やはりK-1はセフォー、アーツという“盟友”たちにしかつくり出せないものなのか。トーナメントのレベルが低い? 谷川さん自身が言ってるんですから、ファンにとっても当然そう感じられたことでしょう。そして、メインも低調だった大会。
観戦記をふたつ紹介。
・ これもきになる♪: K-1 WORLD GP 2006 IN SEOUL 観戦記
・ 格闘技徒然草:K-1WORLD GP 2006 in SEOUL テレビ観戦記
とにかく、先につながるものがつくれていないK-1。ちょっと寂しい・・・。
■□T.SAKAi
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