PRIDE放映中止ほぼ全報道ドキュメント 6月5日~6日
pick up ベストファーザーに坂口征二┃新日本WRESTLE LAND会見/6・30決定カード┃邪道&外道、三澤トレーナーによる6・23邪外塾┃ケンドー・カシン衝撃・秘伝書事件の“その後”┃シルバ&バボが小川&カイヤ撲殺宣言┃KR@中村祥之/7・1下北沢5vs5対抗戦┃週刊ゴング情報┃『格闘2人祭り』行ってきた@タカーシ日記さん
8:00追加pick up フジが制作会社に通達。スカパーは緊急役員会┃国内格闘家が“決起”するプランも/6日に問い合わせ電話が300本以上DSEに┃御冥福をお祈りします・・・大山倍達夫人の智弥子さん@須山浩継┃8日発売格通400号座談会@三次敏之
高田延彦は「へえ~、そうなの」と強がった。東海テレビは「ハッスル・エイド」放映中止を正式発表した。関係者はどこまで口を開いたのか。PRIDEとハッスル、どうなる?・・・
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※引用が多くなっております。見出し中心にご確認ください。
※重要記事の見落としなどのご指摘、あれば助かります。
6月4日(日)に行われたPRIDE武士道さいたまスーパーアリーナ決戦。翌5日は一夜明け会見などで次につながるPRIDEのプランが発表されていく・・・そんな日になるはずだった。
ところが・・・時系列で追う。
・ 新道場を開設発表したのが5日の午後2時。マスコミに放送中止の文書が流れたのは午後6時(内外タイムス)
・ 三崎、郷野、決勝戦は日本人対決だ=PRIDE一夜明け/PRIDE虎の穴「Dreamers」正式オープン(スポーツナビ)
・ DSEの榊原信行代表は5日、ウエルター級GP2回戦(8月26日、名古屋レインボーホール)が全米中継されることを発表した(スポニチ)
・ 道場開き会場には、フジテレビの清原邦夫担当プロデューサーも姿を見せていたが、報道陣には何も語らなかった(スポーツ報知)
東京スポーツ紙6/6発売分より。
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5日午後4時ごろにフジテレビ関係者がDSE事務所を訪れた。本来ならば、その席でPRIDE武士道のゴールデンタイム放送について話し合われるハズだった。8月26日のPRIDE武士道其の十二からはゴールデンタイム昇格が内定しており、DSEサイドは最終的な確認作業として席に着いた。
しかし、フジテレビサイドは法律担当の人間を同行させており、いきなり契約解除を切り出したという。DSEは「弁護士の先生と話して、状況を確認中です」と困惑を隠しきれない。フジテレビ上層部によって極秘裏に決定されたと考えるのが妥当だろう。
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・ 格闘技『PRIDE』の放送対応中止についてのお知らせ(フジテレビ)
・ 18:59 フジテレビ:人気格闘技「PRIDE」放送中止(毎日新聞)
FAXの時刻については、東京スポーツ紙には「午後5時半過ぎ」とあった。
・ 大打撃…PRIDE開催危機?(デイリー)
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・ フジテレビ広報部は解除の理由について「DSEによる契約違反が判明した。関係を継続するのに“不適切な事象”が起きている疑惑が強まった」と説明。「不適切な事象」の内容には「契約事なので公にできない」と明らかにしていないが、関係者は“不適切な事象”について「刑事事件に関する一連の報道で『フジテレビの社会的な信用をおとしめた』こと」と指摘した。
・ 6・17「ハッスル・エイド」の翌日に放送予定だが、主催する東海テレビ(フジテレビ系)は本紙の取材に対して「背後の事実関係を調査し、放送を検討する」とコメント。キー局であるフジテレビの方針に従い、ハッスルから手を引く可能性が出てきた。
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・ 東海テレビ|TOKAI TELEVISION
・ 番組変更のお知らせ/本日放送予定のPRIDE王は、都合により変更になりました(東海テレビ)
・ カイヤは1分で病院送り!!怒りの大巨人、浅草来襲=ハッスルエイドほか、ハッスル興行は今後も継続へ(スポーツナビ)
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・ 加藤(A)GM代行「緊急会議とかも開きましたが、みんな確認中です。現在は“待ち”の状態ですね。今も担当の人間が協議したり対応したりしていると思いますが、我々も新聞報道レベルのことまでしか分からない。(ハッスルは)これまでと同じようなペースで興行をやっていく。こういう事態だからこそ、今こそプロレスの真の力を見せる時が来ました」。
・ ハッスルを地上波で放送してきたフジテレビ系列の東海テレビからも、現在のところはハッキリとした連絡が来ていない。
・ また、“キャプテン”小川直也をはじめとした各選手にもこの緊急事態はすでに伝えられているが、この件でハッスルを離脱する選手は現時点で一人もいないという。
・ なお、PRIDEに関する今後の予定や放送関係、スポンサー等のことに関しては8日に、榊原信行DSE代表が会見を行う予定となっている。
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・ 6.6.11:15(PRIDE統括本部長 髙田延彦フォトノート「日々是発見 ~毎日が人生だ~」)
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フジテレビさんがPRIDEから撤退というニュースが飛び込んできた。かなり唐突?突然なタイミングだった。私ときたら、恥ずかしながら、いまのいま、新聞に目を通したところだ。「へえ~、そうなの。」正直、これが私の感想だ。統括本部長の立場にある私も、PRIDEをずっと応援してくれている皆さんと同じタイミングで、この情報を受け取ったことになる!ただこのニュース、私にとっては格別驚くような事ではなかった。以前から言い続けてきたが、PRIDEの生命線は絶対的にライブの中で作り上げる高い熱だからね。
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11:15時点の感想が夕方に(スタッフによって?)アップされたようだ。
・ 「ハッスル」も放送中止 東海テレビ(朝日新聞)
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東海テレビ(名古屋市)は、フジテレビ系の全国28局で18日に予定していた格闘技イベント「ハッスル・エイド」の放送を中止すると、6日発表した。
ドリームステージエンターテインメント(DSE)が、格闘技イベント「PRIDE(プライド)」とともに「ハッスル・エイド」を主催しているが、フジテレビが5日、DSEの「契約違反」を理由にプライドの放送中止を発表。東海テレビは「ハッスル・エイド」の全国ネットが不可能と判断したという。DSEによると、17日のイベント自体は予定通り開くという。
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・ アゲンストの風~あるいは格闘技バブルなんかとっととハジケてもらって結構、という話 - BoutReview Blog:井田英登「時に放浪、日々朦朧」
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・ 既に4月末ぐらいの段階で「週刊現代に載ったPRIDEとヤクザの関係を暴いた記事が、フジの上層部の逆鱗に触れてプロデューサーが呼ばれ、打ち切りが決まった」「8月のトーナメント終了で契約が切られる」「今年は男祭りの放映はないらしい」といういくつかの噂を聞いていた。
・ 聞くところによれば、最新の「週刊現代」の関連記事では、PRIDEのスポンサーにいちいち質問を突きつけて「それでも付き合うんですか」と、半ば関係打ち切りを迫るようなアンケートの取り方をしたようだ。榊原社長が、「現代」の記事に対して“訴訟も辞さない”と徹底抗戦をぶちあげたのもあって、講談社サイドは追撃の手をさらに強めたのだろう。結局、そのアンケートでスポンサーの腰が引けているという現状が浮き彫りにされ、最終的にはフジの態度を決めさせる結果になったとも聞く。
・ また、この先、さらに数誌の週刊誌が、「現代」の後追いの記事を出すという話も聞いた。いよいよ、世間的には、本格的にバッシング体制が整いつつあるということだろう。
・ ただ、榊原さん。これだけは言っておきたい。
「僕たちは選手たちの熱をファンに届けたい」と言う言葉で“格闘技に愛があるからこの会社を運営しているのだ”と、いう意味の事を言い続けて来ましたね。その言葉が嘘でない事はーーあなたの熱意が見せかけの言葉ではなかったということは、絶対に証明してもらう必要があるんですよ、と。
・ バブル人気なんてものは、当然どこかでハジけるものだし、正直、僕自身は早く終わっちまえ、ぐらいに思っていたのである。このジャンルをちゃんとスポーツとして発展させる気のない奴、儲かりそうだから張り付いてるおぞましい奴、プロレスの代替物ぐらいにしか思ってない奴、なんかフンイキ盛り上がってるから混じっちゃえなんて奴、みんな吹き飛ばされてくれれば、少しは風通しも良くなるのに、とずっと思ってたもんで。
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・ PRIDEはどうなるんDA? 格闘技通信 編集長・三次敏之の書く闘日記
・ 逆境に強いのがPRIDEでR! 格闘技通信 編集長・三次敏之の書く闘日記
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今のところ、昨日の一件に関するPRIDEの情報は我輩のもとには入ってきていないのDA。メジャー格闘技が地上波放送されるというのは、今は当たり前の世界になっている。だが、1993年にフジテレビとK-1が『ライブUFO』というイベントの一環としてスタートしたのが、現在の格闘技の地上波放送の走りでR。ただ、これは90年以降の話であり、70年代にはキックボクシングがフツーにゴールデンタイムで放送されていたのDA。PRIDEは97年10月にイベントがスタートし、スカイパーフェクTVがペイパービュー中継した。そして、フジテレビもディレイ放送していくようになったのでR。
そして、今回の一件でR。まだ何が起こっているのか分からない。ただ、これだけは言えるのDA。PRIDEは常に逆境に打ち勝ってきたと!03年に森下直樹社長が亡くなって存続の危機が騒がれた時も、イベントの主役が急きょ欠場した時も、桜庭和志が去った直後も、とにかくどんな状況でも逆境に立てば立つほど、打ち勝ってきた実績はR。だから、今回もと祈りたい次第でR。
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・ 拳論★取材戦記 フジがPRIDEとの契約解除 その真相とは
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・ タイミング的には例の暴力団との密接な関係が大きく報道されたばかりで、PRIDE主催のDSE側が提訴する意向を表明、この件にまつわる事が原因であるのは間違いないが、表向きの理由は「契約違反」として「放送を継続することが不適切な事象が、イベント会社内であった」となっている。当のDSEが「確認中」と理由を把握してない振りをしているのもキナ臭いが、今日時点で私が関係者を取材して分かったのは他局との水面下交渉があった模様。
・ ポイントは「武士道」大会終了の直後に発表されていること。私は数ヶ月も前にフジがPRIDEを切るらしいことを耳にしていたし、少なくとも4月末の時点でそれはほぼ確定していたはずだった。なのに、それが5月4日の大会直後というギリギリに発表されたということは……勘のいい人は察してください。PRIDEを裏で操っていた人間がいまやライバルのK-1側に付いているのも偶然ではないはず。この件でカギを握るのはズバリ、フジの清原邦夫プロデューサー。この件はさらに取材を進め、近日、某月刊誌で書く予定…ですが、その前後で決定的な事が起きてしまうかもしれない。
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格闘技ファンの長い一日。
けっきょく公式に契約解除理由が明らかにされることはなかった。8日(木)に予定されているDSE榊原信行代表の会見を待つことになる。もちろん、そこでどこまで明かされるかはわからない。
16:00にDSEに法律担当同伴で契約解除切り出し。18:00にマスコミFAX送信。フジテレビの行動は、突然かつ迅速なもの。発表がタイミングと段取りを計画してのものだったことが生々しくわかる。それだけデリケートな問題でもあった。
ただ、デイリー報道から推測できるように、不適切な事象が暴力団とのつながりにあることはほぼ間違いないだろう。
PRIDEがやって来たこと。理想の闘いを実現させるために、そう“夢を買う”ためにお金が集められた。やっていることはビジネスでもある。だけれども、いつしか「お金を集める」ことが目的になってしまったことはなかったか。
表裏一体なんだけれども、今までは・・・少なくともファンの眼からは“リング上の熱”の方がビジネスを上回っていたように思う。だけれども、どこかでやり過ぎがあったということなんだろうか。
ファンに罪はない。されど、不適切なやり方がDSEにあったとしたら、社会から締め出されてしまう。そんな中で、PRIDEは大きくリボーンできるか?
プロレス・格闘技にコンプレックスを持ちながら追いかけて来たボクらは、「大晦日に複数テレビ局が紅白と渡り合う」という異常なバブルに熱狂しながらも違和感を感じていた。本当の魅力がやっと伝わったんだと都合よく解釈していたが、いったん“戻るべき場所”へと引っ込むときが来たのだろう。
ここ数年が“バブル”だったのか、それとも“本来”だったのか。さらにもう数年経たないとわかりそうにない。
ただ、こんなシーンもひとり想像してしまう。
会場の規模はわからない。選手の顔ぶれも縮小はしているだろう。なのに、(お金のかかった)煽りVTRなくとも自然と巻き起こる地鳴りのような歓声。本当に好きなファンが集まった中で行われる至高の闘い。じっと見守った末のリングで、勝者が手をあげる。音楽だけはPRIDEの勝利のテーマであって・・・。
※追記 DSEが8日に会見
・ カクトウログ: 「暴力団関係者と認識して同席したことはない」PRIDEが会見。『週刊現代』記事に改めて反論
■□T.SAKAi
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