「暴力団関係者と認識して同席したことはない」PRIDEが会見。『週刊現代』記事に改めて反論
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フジテレビの放送中止で揺れるPRIDE。フジ側の理由に触れる中で、『週刊現代』などの記事を「事実無根」「捏造」と説明した。会見の模様と、該当する『週刊現代』記事を振り返る・・・
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※フジテレビによる中止発表から翌日までのドキュメントはこちらをご参照ください
・ カクトウログ: PRIDE放映中止ほぼ全報道ドキュメント 6月5日~6日
ボクはプロレスと格闘技が好きだ。だけれども、この世界を発展させていくためには、「誇るべきことを高らかに叫ぶ」のと同じように「批判されるべき点を世に問う」ことも少しばかりは必要だと思う。
プロレス・格闘技を“趣味”にしているファンが書く。たかが、ブログ。されど、ブログ。
ファンも無料参加OKとされた前代未聞の会見。ファンは600人詰め掛けたものの、定員350人で入れない人も出た。8日、午後1時30分より、東京プリンスホテル2階「サンフラワーホール」にて、PRIDEを運営するDSEが開いた。
↓集結した選手は54人
・ 【写真】フジテレビの放送中止というPRIDEのピンチに、日本人ファイターが集結し一致団結をアピール(スポーツナビ)
・ 【画像】800人を超えるマスコミ、ファンが集まり会場から人が溢れ出した(スポーツナビ)
↓選手リスト
・ 54名もの日本人ファイターが登壇!決意表明/「PRIDEは永遠に不滅です」(高田統括本部長)
↓スポーツナビのまとめ記事
・ フジテレビのPRIDE放送中止に対しDSEが会見/榊原代表「ファンの熱い声援がある限りPRIDEは生き続ける」
(スポーツナビ)
・ 吉田vsミルコ、藤田vsシウバが決定!=PRIDE無差別級GP/PRIDEのピンチに54人のファイターが一致団結
(スポーツナビ)
↓DSE榊原信行代表会見ほぼ全文
・ フジテレビ放送中止に関してDSE榊原代表が会見 「応援してくれるファンがいればPRIDEは潰れない」(PRIDE公式)
抜粋する。
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・ なぜ解除されたのか。その理由はこのようなものでした。守秘義務がある、機密事項があるのでそこには触れられませんが、フジテレビさんの主張は“フジテレビの信用、品位、イメージに対する保守・配慮をDSEが怠った”という事なんですが、私には思い当たる節がありません。
ただ、『週刊現代』を始めとする一部マスコミから、DSEが反社会的勢力と付き合っているという心無い、捏造の記事を書きたてられた事が、フジテレビさんの信用・品位・イメージを傷つけられたと思います。記事は一切、事実無根です。信用・品位・イメージの毀損は捏造によってもたらされた損失だと思っています。反社会的勢力とあたかも我々が関係してると作られた記事で契約解除されるのは、我々としては納得できません。今は弁護士同士の話し合いをさせていただいてます。今後、どう進んでいくのか、あらゆる角度を検討して進んで行きたいと思います。
ただ、フジテレビさんに対するPRIDEを育てていただいたスタッフへの熱い思いには、憎しみが沸ききっていない側面もあります。現場のスタッフにはお言葉もかけないまま今日に至っております。フジテレビさんが持っている公共性の立場を考えると、事実無根であっても無視できなかったのでは、と思います。我々もそうですが、フジテレビさんも被害者なのかもしれないと思います。
4月17日には『週刊現代』の編集長・発行人・川俣誠矢氏を告訴しておりますが、今回のフジテレビさんとの契約解除について、損害賠償も視野に入れて対応を考えていきたいと思います。
我々は現在も過去も未来も、反社会的勢力とお付き合いしていません。法も犯しておりません。ましてや犯罪も犯しておりません。強制捜査を受けたという事実もありません。逮捕状が出たという事実もありません。榊原が逮捕されるんじゃないかと言われていますが、この場で全てないという事を表明させていただきます。もし私が法を犯していれば、自らの立場を辞しても構わないと思っております。
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・ また、全ての会見が終わった時、女性ファンと思われる人から「榊原さん、本当に恐喝はしてないんですか? 大丈夫ですか?」との声が飛んだ。榊原代表は声の方を向き、「大丈夫です。していません」と答えた。
・ なお、全ての会見終了後、榊原代表はDSE顧問弁護士の谷宜憲氏と共に囲み取材に応じた。
榊原代表は「地上波の放送中止は大きな痛手だと思いますが、今後も運営していく中で一番大事なのはチケット収入、PPVでの収入、協賛スポンサー、マーチャンダイズなどが大半なので、地上波の放映権料が根幹を揺るがすような事にはなりません。地上波の放映権料は昨年の会社利益としては全体の10~15%。韓国、ヨーロッパ、ブラジルなどワールドワイドなライツ料が伸びて高くなってきています」と、地上波の放映権料が失われても存続の危機に立たされるわけではないことを明言。
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注目されたファンからの質問コーナーは、時間の都合でなくなったようだ。
フジテレビ側の理由を「フジテレビの信用、品位、イメージに対する保守・配慮をDSEが怠った」と説明しつつ、「思い当たる節がありません」とDSEは『週刊現代』に反論した。
PRIDEと暴力団のかかわりは『週刊現代』が何度も報じてきた。きっかけは「日本テレビが中継した格闘技イベントのプロデューサー(川又氏)が複数の暴力団から恫喝され、海外に逃亡せざるを得なくなった件」。例えば、5月6日・13日合併号「独走追及第5弾」では、このようにまとめられている。
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4月13日、人気格闘技大会『PRIDE』を主催するイベント会社『DSE』(ドリームステージエンターテインメント)の榊原信行社長(42歳)は、東京プリンスホテルで記者会見を開き、
「民事と刑事で『週刊現代』を告訴します。事実無根のことをいかにも真実のように書いている。われわれにまったく取材しないで(記事を)掲載されている」
本誌はこれまで4回にわたって格闘技とテレビ局と暴力団の黒い繋がりを追及してきた。日本テレビが中継した2003年大晦日の『イノキボンバイエ2003』(通称・猪木祭)プロデューサーだった川又誠矢氏(38歳)の告発をもとに、以下の事実を報じてきたのである。
(1)DSEが“派遣”した暴力団X組幹部らに川又氏が執拗に脅されたこと。
(2)榊原社長がその恫喝の場に同席していたこと
(3)DSEの事実上のオーナーI氏は暴力団X組の企業舎弟で、DSEは暴力団と一心同体であること
(4)川又氏は、身の危険を感じて2004年1月3日以来、海外逃亡中であること
(5)フジテレビは、PRIDEに暴力団が介在していることを認知しながら、独占中継を続けていること
(6)日テレも、猪木祭の背後で暴力団が暗躍していることを知りながら、同イベントの主催・中継を強行したこと
捜査当局はこれら6点について重大な関心を持っており、事実、今年2月24日には暴力団P組のS若頭らが川又氏への恐喝未遂容疑で逮捕されてもいる(3月16日に処分保留で釈放、この時点では容疑が不十分だったという意味)。
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川又氏が神奈川県警宛に出した上申書より。
<(12月21日)X組幹部を先頭にI氏と榊原氏が部屋に入ってきました。幹部は席に着くなり私に、『PRIDEは実質ウチがやってるんや。ワシらが表に出ると色々不都合があるから、ここにいる榊原に任せてあるだけなんや』>
(※このあと、記事は川又氏が500万円をP組組長に渡した話、2004年元日にもS若頭らが川又氏を呼び出して2億円を要求した話=海外へ逃亡する直接の原因)
名だたる企業が闇勢力への利益関与を行っていたことが発覚したとき、フジテレビは報道機関としてこれを批判してきた。そのフジが暴力団の暗躍を“是認”しているのはなぜなのか? フジがこのままPRIDE中継を続け、暴力団との資金稼ぎに“加担”することなど、到底許されないだろう。
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ここまで具体的に、警察に提出された上申書に書かれているんだという。これをDSEはいったん“事実無根”と会見した。だけれども、会見後の囲み取材では弁護士が発言。
・ angle JAPAN: フジの放送がなくても大丈夫。現代の記事は事実無根。PRIDEは永久に不滅!
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榊原代表は神奈川県警から事情聴取を受けたとのことだが、これは被疑者として呼ばれたのではなく、イノキボンバイエ2003プロデューサーだった川又氏への強要容疑で暴力団幹部らが逮捕された事件に関して、「格闘技イベントに関する事件だったので、格闘技イベントの運営者である榊原代表から“参考人”として話を聞いただけだと思われる」と弁護士が説明。
さらに、「暴力団と同席して川又氏を恐喝した」という疑惑に関しても、弁護士のほうから「川又氏と会ったことはあるが、そこに(いた人物が)暴力団関係者と認識して同席したことはない。暴力団との付き合いは一切ない」という説明がされた。
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これで、榊原氏側は暴力団関係者と同席したことを明かしたことになる!
『週刊現代』記事の中では、川又氏に榊原氏を紹介したのがフジテレビAプロデューサーであり、A氏は“暴力団とDSEが一心同体”という内情を知っていたとされている。ならば、当事者の榊原氏が“暴力団関係者と認識して同席したことはない”というのは不自然に思えてしまう。
かなりギリギリの攻防。事実無根とし「大丈夫です。(恫喝は)していません」と榊原氏は言いながらも、“真実”へと少しばかり近づいた。そんな会見日だった。
さらに、対戦カード発表など、記事を紹介。
・ ファンが最も観たかった4試合が決定した 吉田VSミルコ、藤田VSシウバ発表に大歓声!(PRIDE公式)
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吉田秀彦vsミルコ・クロコップ
藤田和之vsヴァンダレイ・シウバ
アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラvsファブリシオ・ヴェウドゥム
ジョシュ・バーネットvsマーク・ハント
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↓足を運んだファンのブログ、ひとつ紹介
・ MMA The Orange:【PRIDE】詳細版!公開記者会見体験記
↓こんな記事も出てました
・ 高田が俳優転向?(内外タイムス)
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某テレビ局関係者は言う。「3月ごろでしたかね。長谷川京子が在籍する中堅プロダクションに高田延彦の所属が決定したんです。それからまもなくしてNHKから民放各社にあいさつ回りが行われたんです。その折に『これからは俳優としてやっていきますので、ぜひよろしく』とのことでした。もとより、高田はPRIDEを放送するフジ専属タレントみたいなものでしたからね。担当者は軒並み首をかしげてましたよ。しかも『俳優に本腰を入れていく』というふれ込みでしたから、『格闘技の方はもう身を引くつもりなのか』という憶測まで飛び交いましたよ」
3月といえば、一部週刊誌によるPRIDEの黒い疑惑報道が熱を帯びてきた時期と合致する。自ら経営する高田道場の唯一のドル箱スター、桜庭和志もHERO’Sへ移籍。道場の維持、運営も苦しくなった。俳優宣言は、先細りとなるのが目に見えている収入面の不安からか、はたまたPRIDEにかかわる”最悪の事態”を想定した上での”保険”なのか。各局への大ローラー作戦のかいあって、高田はNHKの大河ドラマ「功名が辻」への出演を見事にゲットしたという。
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↓ミルコ・クロコップ公式サイト更新
・ @nifty: ミルコ・クロコップ公式サイト: 6月8日
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なぜ、フジテレビがこんな決断をしたのか、俺には理解しがたい。
しかし、俺たちファイターにできることは、たった一つしかない。
世界中のどこのリングに行っても見られない、究極の真剣勝負、心技体全ての面でまさに世界最高峰のMMA(総合格闘技)を見せる事。
そこにドラマが生まれ、見に来てくれた人たちが感動してくれて、そのドラマが次につながっていく。
そのすばらしい連続ドラマが、まさにPRIDEなんだ。
そこに出演する俺たちが、本当に自身のプライドを懸けて、筋書きのないドラマの作り出してきたという事は、紛れもない事実なんだ。
その素晴らしい究極の連続ドラマを、もう放送しないと決断した人たちには、後で心の底から後悔させてやろうじゃないか。
これまでより更に極上のドラマを、俺たちの手で作り出していく。
ただ、それだけだ。
誤解しないで欲しい。
俺は、フジテレビのスタッフの人たちには、本当に感謝をしている。
K-1から、PRIDEに飛び込んできた俺を、フジテレビは、本当に暖かく見守ってくれ、いつもサポートをしてくれてきた。
挫折をするたびに、俺の背中を力強く押してくれるような紹介ビデオをいつも作ってくれたディレクターのDaisuke Sato。ヒョードルがやきもちを焼いたに違いない、あのヘビー級タイトルマッチの時のビデオを、俺は一生忘れない。
マネージャー経由で俺のわがままを聞いてくれたプロデューサーのMr. Kiyohara、ジャンクスポーツに出してもらった時はとても楽しかった。
Kyoko-san(ウッチー)には、結婚おめでとうも言い忘れた・・・。
みなさん、ありがとう。
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7・1さいたまスーパーアリーナは文句なしの好カード。会見場にあらわれた選手たち、士気が上がった・・・と言いたいところだけれども、本心は誰もが不安いっぱいだと思う。
フジテレビのPRIDE放送中止問題、決着はなかなか着きそうにない。それでも、選手は闘うしかない。闘いでしか主張できないのである。
■□T.SAKAi
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