グローバル・レスリング連盟(GPWA)
<再掲:8/19(土)深夜2:40テレビ朝日でG1決勝テンコジ対決!>
ノア、ゼロワンMAXを中心にした統一機構、「グローバル・レスリング連盟(GPWA)」の設立が明らかになった。早ければ9月にも活動を開始するという・・・
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気づいている読者も多いかもしれませんが、原則として当サイトは夕刊『東京スポーツ』紙記事本文については深夜まで取り上げないようにしています。プロレスの記事を取り上げてくれたときに、少しでも東スポが売れればいいなって思うんですよね。(まぁ、ウチにそんなに影響力もないけど)
でも、プロレスのブログも増えてきた。プロレスブログにも“統一機構”はないんで(笑)、もう早いモン勝ちです。
もちろん、それだけ緊急にでも取り上げたかった話題でもあるんでょう。では、遅ればせながら、東スポ8/19発売分、1面。ポイントを確認。
・ プロレスのブログ:「プロレス統一連盟」発足へ!
・ プロレス多事争論:プロレス統一連盟GPWA
・ 多重ロマンチック:“日本プロレスリング協会”、9月にも結成へ
・ 部下にプロレス技をかける:GPWA(グローバル・レスリング同盟) 他
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・ プロレスリング・ノア、ゼロワンMAX(ファースト・オン・ステージ)を中心にした統一機構、「グローバル・レスリング連盟(GPWA)」が設立されることが18日、明らかになった。
・ 国内外から十数団体が参加する予定で、初代会長にはノアの三沢光晴社長が就任。早ければ9月から活動を開始、将来的にはコミッションに発展させることを目指す。
・ 音頭をとったファースト・オン・ステージの中村祥之代表取締役
「不要な争いをなくして、協力できる部分はやっていきましょうということ。それが業界全体の発展にもつながる。3月から各団体と交渉し、賛成や反対という意見をとりまとめて一つの形が出来上がったワケです」
・ ノア 仲田龍取締役
「ウチとしては日本と韓国、欧州、米国で独自にやろうと思っていたが、重なる部分があるので一緒にやろうということになった」
・ 全日本プロレスとは交渉中だが、新日プロは参加見合わせとした。
新日プロの菅林直樹副社長
「打診はありましたが、今は自分たちの足元をキッチリするべきだと考えていますのでお断りさせていただきました。敵対するものではないので、頑張って欲しいと思います」
・ 連盟が手がけること
■参加団体の興行日程の調整
■選手管理(ルール統一、ライセンス発行、新人プロレスラーの合同トライアウト、現役引退後の支援)
■共同道場の設立
・ 活動費については、各団体の持ち寄りでは規模の違いもあり難しい。当面は連盟主管の興行をでの収益。最初は小規模会場での若手中心の試合を行うことになりそう。
・ 現在は準備委員会が活動内容など細部を煮詰めている段階で、具体的に動き始めるのは9月中旬からになる。
・ グローバル・レスリング連盟(GPWA)発起人一覧
(8月18日現在)
浅野起州(IWAジャパン)
大谷晋二郎(ゼロワンMAX)
川畑憲昭(Eldorado)
Cary Silkin(ROH)
Chris Raaber(EWA)
佐々木健介(健介オフィス)
Steve Corino(WORLD-1)
TAKAみちのく(KAIENTAI-DOJO)
高木三四郎(DDT)
高山善廣(高山堂)
Harley Race(WLW)
三沢光晴(プロレスリング・ノア)
村上和成(BIG MOUTH LOUD)
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ボクは新日本ファンなんですが、そろそろ自前主義中心での行き詰まりが新日本にあるだろうと思って、「そろそろノアに対抗するような連盟をつくりにいくべきでは」なんて考えてた。逆に、ノア側にやられちゃいましたか。
本当は、こういうことを、ドーム興行が恒例だったときの新日本プロレスがやっておけば、少しは違ったんでしょうね・・・。
とにかく、ナイスな動き。ノアとゼロワンMAXだけじゃなく、佐々木健介、高山善廣が参加しているところに、取り組みとしての本気度がうかがえる。
一方で「今は自分たちの足元をキッチリするべき」と回答した新日本は正直過ぎ。上場企業の傘下というステイタスもあるのだから、堂々と加わればよかったのに。
自団体だけでやっていけるノアが“まとめ役”を買って出たことで、ますます“盟主”としての色合い・ブランドを濃くしていく。ノアの勢いは止まらない。
プロレス業界低迷の理由は何か。やっぱり1枚のチケットでは限られたスター選手しか見れないっていうのはある。後楽園ホールクラスの興行は自由にやっていいと思うんですが、両国国技館や日本武道館クラスの試合では、団体を超えた提供試合があっていい。
その団体のストーリーだけじゃない。団体を超えたサブストーリーを育てていく。そういう切磋琢磨や緊張感があっていい。そして、違う団体の主催興行を見たとしても、安定したカタルシスが生まれる。そういうの、いいじゃないですか。
あとは選手のレベル低下にどれだけ歯止めをかけられるか。プロレスラーのライセンスはとっても難しい問題でしょうが(体力があればいい試合ができるとも限らないので)、やはり、一定以上のものは必要でしょうね。
昨今、フリーレスラーがどこにでも上がることを英雄視する向きもある。だれれども、「一定以上のレベル維持ができてない団体を締め出す、牽制する」ってことを業界としてはやらなきゃいけなかった。
かつて、新日本プロレスと全日本プロレスの2大勢力に限定されていたときは、自然とそういうことができてたんですよね。形は違えど、そういう図式に戻っていく流れもできるかな?
最後に。東スポを巻き込んでるっていうのはいい。かつてプロレスオールスター戦でアントニオ猪木とジャイアント馬場の越境タッグを実現させたのは東スポだった。情報提供したら、今回のようにきっちり一面にしてくれますもんね。
帰りのコンビニで、プロレス機構が1面の東スポ、明らかに大量に売れ残っていたことに、ボクは複雑な心境になった。プロレス界は盛り上がって東スポにも恩返ししなきゃ!
■□T.SAKAi
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