至宝が流出、そのとき外敵王者に立ち向かっていくのは是か非か
全日本の至宝「三冠王座」が鈴木みのるに流出。試合後、鈴木がベルトを踏んづける。なのに誰も向かっていかない状況にファンがいらだち。向かわなかった小島聡はブログで主張・・・
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9月6日に発売された『週刊プロレス』の表紙が「王道の涙」。『週刊ゴング』の表紙が「踏み躙(にじ)られた王道」。全日本プロレスファンを挑発するシチュエーションは、よくも悪くも“絵”になった。
それにしても、ベルトが崩壊するというのは、前代未聞だ。
・ みのる戴冠即ベルト破壊…3冠ヘビー級選手権試合(スポーツ報知)
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○鈴木みのる(34分52秒 レフェリーストップ)太陽ケア●(3日、札幌STV・スピカ)
伝統のベルトをここまで邪険に扱った王者はいない。鈴木は、失神した“王道の継承者”ケアを見下ろし、3本のベルトを右手で振り回した。足で踏みつけたベルトは金具が2つ、3つ破損。それでも悪びれない。「全日本。てめえらの宝はオレが頂いた。悔しいと思うヤツは取りにこい」とリング上でほえた。
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全日本プロレス、小島聡。自身のブログでオピニオン系の記事を更新してみせた。
・ 三冠ベルト移動に対する見解(コジログ 小島聡)
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鈴木みのる選手が、三冠王者になった。かなりの反響が、自分の元にも届いています。その反響で、一番大きかった部分・・・それは、【鈴木選手という、外敵にベルトが渡った】という事よりも、その【ベルトの扱われ方】。要は、踏み付けられた事による怒り。
その怒りは鈴木選手へ向けられるよりも、その時何も反応しなかった全日本側に向けられていた。自分も、リングへ行かなかった内の一人。その理由・・・。ケアの立場になって考えたら、出ないべきだと判断したから。もちろんあの場に出なかった事で、悔しい思いをしたファンの方がいっぱいいたと思います。でも一番悔しいのはケアです、きっと。
去年、自分が天山さんとのダブルタイトルマッチを終えた時もそうでした。試合終了を告げるゴングが鳴った瞬間、タナや中邑選手が自分に立ち向かってきました。それはそれで素晴らしい精神だと思うけど、その瞬間、天山の存在価値は完全に消されたのです。一時間近くも試合をしたのに、まるでどうでもいいような存在に扱われた気がして、無性に腹立だしかったのを覚えています。
札幌でのケアも、30分以上闘いました。一進一退の攻防の末、ベルトを獲られてしまったケア。そこに自分が出ていって「鈴木!今度は俺だ!」と言ったとしたら、ケアが惨めじゃないかなって。まぁ、ベルトを踏み付けるといった行動から考えれば、当然行かなければという部分もあるけど、それも鈴木選手の掌(てのひら)で踊らされてるような気がして、逆に行きたくないと思ってしまったのかも。ちょっと考えすぎだったかな。この時点で、二日後の浜頓別で当たれると分かっていたから、出なくて済んだのかもしれません(でもそれじゃ、札幌のファンの方はフラストレーションが溜まったままですよね。反省してます)。
負けた者に対して、同情の必要はないと思う人も多数いると思います。でも、俺のプロレス観はそうじゃない。それは、自分自身がたくさんの負けを経験してきてるからかもしれないけど。でも、ケアに対して同情している訳でもありません。ただ、敬意を表したいなって強く思いました。
結果的に、ベルトを踏まれた怒りを持ち越したまま、今日の鈴木選手とのタッグ戦を迎えました。ベルトを保持している鈴木組が、後から入場。手には三本のベルト。約二ヵ月前まで自分が持っていたベルト。見せびらかす鈴木選手。試合は、良くも悪くもいつも通りのあの人の試合。いろんな引き出しをフルに使ってくる。時には挑発、時にはニヤつき、時には怒り、時にはフェイント。変幻自在の試合をしていた。そしてタッグが終わり、すぐバトルロイヤルに突入。鈴木選手と揉み合ううちに、他のレスラー達に押さえ込まれ、二人共フォール負け。怒りは納まらず、揉み合いながら退場。若い選手に引き離され、この日の絡みは幕を閉じた。
この先の自分と鈴木選手の展開は、正直まだ分からない。ただ、いずれまたタッグでも当たるだろうし、シングルでも当たる時が来るはず。三冠のベルトを今すぐ獲り返したいというよりは、ベルトを踏み付けた落とし前はつけろよ!と常に思いながら、今後も鈴木選手と闘っていきたいと思います。ちょっと、まとまりのない文章で失礼しました。
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天山広吉vs小島聡・・・あのとき、小島は引き上げる際に(やさしくではあったが)、新日本のIWGPベルトをリング上にポイッと投げ捨てた。怒った中邑真輔は小島の掌で踊らされたわけである。
それを逆にやられるのは小島はイヤでしょうね、確かに。
ただ、どうなんでしょう? 全日本プロレスの場合、ハッピーエンドにこだわって、あえてチャンピオンカーニバル中もブードゥーマーダーズ相手の勧善懲悪タッグマッチをメインに据えてきた。踊らされるか否か、自団体の選手が惨めかどうか・・・それより大切なのは、団体所属選手が「次は、そうはいかさないぜ」って闘志を見せ付けて、観客の溜飲を下げるってことなんじゃないか。
小島個人を攻めようとは思わないが、誰も向かっていかなかったのはよろしくない。ボクはそう思うんですが、小島さん、いかがでしょう?
試合後にどういった光景をつくるかっていうのは、団体の姿勢も反映されるでしょうね。永田裕志が安田忠夫からIWGPを奪取したときは、試合後に入ってきた高山善廣に永田がジャーマンを食らって宣戦布告されてた。新チャンピオン台無しで、祝福ムードもしぼんじゃったもんなぁ、あのとき。
さて、今後の全日本三冠戦線。観てみたいカードがひとつ。
諏訪魔vs鈴木みのる。正規軍・ヒールを超えて、鈴木みのるのおちょくりに対しての新鮮な本気や必死を見せてほしい!
かつて新日本で短い期間ではあったが、鈴木や佐々木健介らによって中邑や棚橋が“勉強”したってことはあったと思うんですよ。中邑vs鈴木なんて面白かったですからね。
■□T.SAKAi
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