柴KEN、理想のプロレス探しの行方
pick up 10・27(金)19:00ゼロワン後楽園カード┃初代レザーフェイス存命情報@須山浩継┃風邪に注意@船木誠勝┃来春計画中のHERO’S米国大会にブロック・レスナーを出場させる意向┃所英男 大みそかでなんと年間10試合┃ベルト奪取、桜庭戦・・・秋山成勲が本音を激白!!【前編】┃HG、勝負服を公募だフォ~ッ!┃サトエリ、HGに勝った!?┃高田総統が会見ドタキャン┃大晦日に社長バトルロイヤル┃11月11日(土)16時からアリストトリスト下北沢店にて中邑真輔サイン会┃二審も大仁田氏の責任認定┃週プロ┃ゴング
試合からやや遠ざかりつつある柴田勝頼。週末のvs丸藤正道に向かって臨戦態勢のKENTA。柴KENタッグがくしくも同じ水曜日に「プロレス観」を披露し合った・・・
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毎週水曜は柴田勝頼の日。今週はフリー転向の理由に触れている。
・ 週刊OCNスペシャル:youknow:いまだから語れる、柴田勝頼のフリー再出発秘話!:ブログ人
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・ 実は自分、高校3年生の段階で大学への推薦入学が決まっていました。しかし、当時の「新日本 VS U-インター」の対抗戦に触発され、気持ちが固まり「やるならいましかない!?」と、小さいころからの夢であったプロレスラーを目指した少年の一人です。
・ 「新日本プロレス」「B.M.L」と二度にわたる退団…方向性の違いではなくひとつ言える原因はズバリ、価値観の違い! 価値観というのは大事です! プロレスは相手がいてはじめて試合になるので、とくに。相手がいたとしても、意識を高いところに置く人間ばかりではないのでナカナカ難しいです…プロレス。
・ どうすればプロレスを世間に響かせる事ができるのか? ソウルメイトの小林さん(ノアのKENTA選手)と焼肉を食べながらした会話なのですが・・・そこで出た答え(?)がひとつ。「要は、だれも真似できないスゲー事を、プロレスのリングで表現するしかない!」と。この辺の意識や価値観、お互いに通じ合うものがあるので、「ソウルメイト」でいられるのでしょう。
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「新日本vsUWFインターの興奮」が柴田の価値観としてひとつはあるんでしょう。それができなくなった新日本。それができなくなったビッグマウスラウド。気がついてみれば、高山善廣や鈴木みのるのようなフリーレスラーがいちばん“新日本vsUWF”的足りえるように思えてきたのではないか。
その点を「だれも真似できないスゲー事」とざっくりしか語れない正直さが、実に柴田らしくも思えてしまう。
柴田の“舌足らず”な点は、パートナーのKENTAがフォローする。水曜発売、『週刊プロレス』No.1340(11/8号)から。
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・ 昔は変に飛んでたりしてたんですよ、ジュニアっぽい動きを。でも、今のスタイルになって、自分の感情や気持ちをストレートに出してぶつかるスタイルを見つけて、「これだな!」っていう(手ごたえをつかんだ)。
・ 厳しい攻撃っていうか、気持ちを出していくプロレス。華麗さどうのこうのっていうよりも、やっぱり気持ちを出して、それをお客さんに伝えていきたい。そういう気持ちの部分が伝わると「また足を運んでプロレスを生で見たい」って思ってくれるはず。
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感情や気持ちをストレートにぶつけるスタイル。特別な言い方ではないが、KENTAのプロレスを言い当てている。“それだけでは言い切れないんじゃないか”というのが柴田で、“いったん言い切らなきゃインタビューにならんでしょ”というのがKENTA。そんなところか。
新日本プロレスvsUWFインターナショナル。ストロングスタイルと格闘技プロレスのイデオロギー闘争が抜群に面白かった。どっちが勝つための技術として上なのか。さんざん盛り上げた末のラストシーン、「武藤敬司が高田延彦を4の字固めで破る」はサプライズとなる。
ただ、結末以上にあの興行を盛り上げたのは、お互いの技術を駆使しながらの“感情のぶつけ合い”だったのも確か。長州力あるいは永田裕志や大谷晋二郎が、自らのバックボーンや練習成果からくる自信を前面に押し出してUの技術をなぎ倒して行った。
プロレスとは難しいもので、感情と技術の追っかけっこである。どちらかが欠けていると、観戦してても乗れない。先だってのノア大阪、KENTA&齋藤彰俊vs高山善廣&佐野巧真などは、「感情と技術の追っかけっこ」が面白すぎて急造タッグというマイナス点を帳消しにした典型的な試合だったのだ。
そして、今週末10/29(日)日本武道館。
・ 2006年10月29日(日) 東京 日本武道館全対戦カード(ノア公式)
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▼GHCヘビー級選手権試合 60分1本勝負
丸藤正道vsKENTA
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KENTAは丸藤よりも感情寄り。丸藤はKENTAよりも技術寄り。プロレスの答えを出さんとする闘いが行われる。勝敗だけじゃない、プロレス観のぶつかり合い。
携帯サイト「プロレス・格闘技DX」によると、10月29日(日)深夜の日本テレビで丸藤vsKENTA即日放送が予定されているという。
だけれども・・・これは会場で観るべきでしょうね、ダイジェストもイヤだし。なんとか当日は会場に行きたいとボクは思っています。
団体は変わるが、先週・今週と、週プロもゴングも新日本プロレスの上昇気流(盛り上がり)を取り上げ続けている。確かに“いい試合”が増えた新日本なんだが、感情と技術の追っかけっこは弱い。なんだか「いい試合しました」みたいに見えることもあって、もうひとつ乗れない試合もあるんですよね。水を差すつもりはないんですが、まだまだやれるでしょ、新日本プロレス!
■□T.SAKAi
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