布施鋼治氏が回答/秋山成勲vs桜庭和志の試合リポートについて
2007.01.14付当サイト記事で、布施鋼治氏による秋山成勲vs桜庭和志の試合リポートについて取り上げました。
・ カクトウログ: 「滑らせろ!」で誤報。格闘技通信が信頼失墜の危機
この件については、自身のブログに多くの書き込みがあったことを受けて、布施氏が回答を掲載するに至っています。
・ 2007/01.15(Mon)15:47 お知らせ(Fuse Official Site DIARY)
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先日、私が格闘技通信2月8日号に執筆いたしました秋山成勲VS桜庭和志の試合リポートについての意見がこのブログに多々寄せられております。全て目を通させていただきました。ただ、中には誤解されている方もいらっしゃるようなので、事の経緯を説明させていただきます。
この原稿は12月31日の試合を現場で観戦し、1月4日早朝に書いたものです。12月31日の試合中や試合後に桜庭選手は秋山選手の体が滑ると指摘しましたが、この日の時点でFEGの発表は「検査の結果、秋山選手の体に異常は見られなかった」というものでした。ですから、この原稿では″秋山はシロ″という発表をベースにその時点ではまだ勝者だった秋山選手を中心に書かざるをえませんでした。
締め切りの都合上、その後の情報は加味しておりません。ただ、この号の発売は1月10日。地域によっては11日以降に店頭に並びました。この件に関するFEGの説明会見が行われたのは11日だったため、タイムラグが生じてしまった感は否めません。このタイムラグのせいで不快な思いをされた方には大変申し訳なく思いますが、1月4日早朝までと1月11日以降の公式見解が異なるという点は理解していただきたいと思います。
もうひとつご指摘の多い山田武士トレーナーの「滑らせろ!」発言の件ですが、蹴り足を地面に滑らせるようにして打つ打ち方は実在します。私自身、何度も選手の取材を通じて見てきました。間違っても後日意味を後付けしたわけではございません。
皆さまのご意見は参考にさせていただきますが、中には心ない書き込みをする方もいらっしゃいます。残念ながら、しばらくの間ダイアリー、ブログとも書き込み休止という措置をとらせていただきます。11日の会見を受けての続報は格闘技通信の次号で執筆する予定です。ご理解の方をよろしくお願いいたします。
2007年1月15日 布施鋼治
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書き込みに対しての回答を発信した布施氏の姿勢には、ファンとして感謝したいと思います。このようなコミュニケーションは業界発展のために有益なものです。
ただし、当サイトでも取り上げ、意見が特に集中している『「滑らせろ!」は打撃系格闘技の世界では誰もが知っている専門用語なのだ』との点については布施氏の回答を読んでもなお事実と確認できる情報がありません。
したがいまして、元のカクトウログ内原稿のタイトル中の「誤報」という言葉は現時点ではそのまま残すものとします。この点につきましては、追加情報等ありましたら当サイトで再び取り上げたいと思います。以上、ご了承ください。(この件につきまして情報をお待ちの方は参考にさせていただきたいと存じます。左サイドバーのココログマーク下からメールをいただけると助かります。)
また、秋山失格問題全般について。布施氏が次号『格闘技通信』での続報を予告していますので、主催者発表だけに頼らない検証や見解を期待したいと思います。ボク自身は、最低でも秋山成勲選手の王座は剥奪すべきだと思いますが、みなさんはどう思いますか?■□
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