桜庭和志に謝罪。清原和博選手が下柳剛選手を通じて/秋山成勲には追加処分か
2006年、大晦日の桜庭和志vs秋山成勲。試合結果をネットの主要ニュースサイトは、きっちり遡って「ノーコンテスト」に修正している。
・ 「K-1 PREMIUM 2006 Dynamite!!」(スポーツナビ)
・ バトル詳細速報<K-1 12・31大阪>(ニッカン)
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▼メーンイベント HERO’Sルール 1R10分・2R5分・延長1R5分 85kg契約
秋山成勲(ノーコンテスト)桜庭和志
※試合後、秋山に不正が発覚したため失格
秋山のマイクパフォーマンス
「まず、今日ここに来られた皆さん、ありがとうございます。そして入場に参加してくれた柔道家の少年少女、柔道ってなかなか強いやろ。ここで“柔道、サイコー!!”って言いたいところだけど、ここに清原さんが居てます。今日もし勝って勝利者インタビューするなら、“泣ける話をしろ”って言われてました。だけど、死に物狂いで頑張ってる清原さんに、この勝利を捧げたいと思います。ボロボロになってグラウンドに立っている清原さんを目に焼き付けたいと思います」
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勝利を捧げられた、プロ野球・清原和博選手。されど、捧げられた勝利が「不正」によるものとなり、本人も複雑な心境だろう。ただ、そこは清原選手、さっそく行動をみせた。
・ 失格秋山のセコンド清原が桜庭に謝罪(ニッカン)
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オリックス清原和博内野手(39)が、昨年大みそかの「K-1 Dynamite!!」で秋山成勲(31)がルール違反を犯した件で、対戦相手の桜庭和志(37)に謝意を伝えたことが13日、分かった。事態を知った11日に自主トレ先の米アリゾナ州から、桜庭のセコンドだった阪神下柳に電話。「下柳選手を通じて『桜庭選手にも謝っておいてください』と伝えました」と明かした。
試合は秋山が一方的に桜庭を殴って1回TKO勝ちした。秋山のセコンドを務めた清原も当時、勝利の美酒に酔いしれ、最高の年越しを迎えた。だが11日、秋山が全身にクリームを塗っていたことが確認されて失格に。「アキ(秋山)が故意にやったのではないにしろ、おれもセコンドを務めた立場で責任がある」。清原自身のショックも大きかったが、少しでも早く桜庭にわびたかったという。
秋山本人にもメッセージを送った。こちらも同11日に本人に国際電話をした。「ミスはミスとして認め、謝罪して、また出直そう」と激励。秋山は追加処分が検討される見込みで、再起の道は厳しいが、必死で支え続ける構えという。
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さらりと書かれているが、「秋山は追加処分が検討される見込み」って!? 何に基づく情報なんだろう?
電話での伝言ではあるが、清原選手は阪神・下柳剛志選手に謝罪の意志を伝言した。プロ野球選手であるから“セコンドとしての責任”を問われることは、競技としては基本的にはないと思う。ただ、そこは本人としては責任を感じたということ。知名度がある立場で秋山を応援したことの影響力もあった。その気持ち、そして迅速さは大人の対応といえるでしょう。
秋山成勲も清原選手からメッセージを送られている。ただ、順番としてどうなんだろう? 秋山本人は清原選手ら関係者に、そして桜庭本人に直接の謝罪意志はもう伝えたんだろうか。報道されている情報からは確認できない(知っている方、教えてください)。そちらが先に実行されて報道されるべきであって、会見を通じての謝罪しかなかったとしたらいただけない。
こちらは関係者による働きかけ。
・ 清原、秋山成勲と再合体プラン!秋山が“みそぎ”訪問予定(サンスポ)
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宮古島が、2人の戦う“漢(おとこ)”の再起の場となるか。今季、改めて進退をかけて挑む清原は、2月1日からスタートする宮古島春季キャンプに参加。そこを、盟友である秋山が訪問するプランが急浮上した。
「落ち込んでいるようだったので、一緒に宮古島へ行かないかと勧めました。前向きに考えているようでしたよ」
“再合体”を勧めたのは、清原、秋山ともに親交が深い平石クリニック(東京・六本木)の平石貴久院長(56)だ。
試合(秋山vs桜庭)直後、「この勝利を死に物狂いでがんばっている清原和博、あなたに捧げたい」と、セコンドについた清原に感動のメッセージを贈ったが、本人の不注意でブチ壊しになってしまった。「関係者に謝罪したい」と秋山。その中にはもちろん、清原も入っている。
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2月に入ってから・・・ここで初めての謝罪だとしたら遅すぎる。「再合体」というプランはさすがに秋山の方が自粛するんじゃないでしょうか。そんなに“軽い”話じゃないよ。■□