ギリギリまで闘った週刊ゴング、歴史にいったん幕
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日本スポーツ出版社のプロレス専門誌『週刊ゴング』が、3月14日発売号誌面で「一時休刊」を宣言した。3カウントが入るギリギリまで繰り広げられた攻防を追う・・・
・ 「週刊ゴング」休刊…39年の歴史に幕(デイリー)
・ プロレス雑誌「週刊ゴング」休刊 14日発売1167号で
(報知)
・ 『週刊ゴング』休刊のお知らせ(日本スポーツ出版社)
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“最終号”3月14日発売号が書店に並んだ日。スポーツ紙は前日・当日に報道。日本スポーツ出版社は当日にサイトでもお知らせを出すに至った。
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弊社発行の「週刊ゴング」は、本日3月14日発行の通算1168号をもって一時休刊のやむなきに至りました。読者、販売店、広告スポンサー各位をはじめ、長年にわたり弊社をご支援いただいてまいりました皆様に、心より感謝の気持ちを伝えるとともに、深くお詫び申し上げます。
弊社は、1968(昭和43)年、東京は千代田区神田での創業以来、皆様の温かいご援助に支えられ、プロレスを中心としたスポーツ雑誌の発行により業界の一翼を担うまでに発展させていただきました。
来年には創業四十周年を迎える予定でしたが、弊社をめぐる経済環境はバブル崩壊後より、いまだかつてない厳しさにさらされたため、経営は悪化の一途をたどってまいりました。
皆様のご協力とスタッフの努力が幸いし、「週刊ゴング」自体は購読部数を確保してまいりましたが、長引く不況の中、弊社自体の経営環境が悪化するとともに、今回すでに皆さまもご存じの通り、弊社代表前田大作の逮捕という不祥事に直面し、最悪の事態に追い込まれました。
創業と同時に創刊しました月刊誌「ゴング」は、1984(昭和59)年に月刊誌から週刊誌へと移行し、雑誌名も「週刊ゴング」と改め現在に至ったしだいです。
月刊誌「ゴング」創刊以来39年間、幸い各位のご理解ご協力を得ることができ、微力ながらも多くのプロレスファンの方々をはじめとして、社会一般の方々にもプロレスの情報をお伝えすることができたと自負しております。
来年1月には、創刊四十周年の節目を迎える予定でしたが、経営環境の悪化を克服することは容易ではなく、今回、読者の皆様をはじめ関係各位の方々の期待に添えることなく、多大なご迷惑をおかけする苦渋の選択を決断せざるを得ませんでした。
最後に、改めてこれまでのご愛読、ご支援に心からの感謝を申し上げるとともに、お詫びと休刊のご挨拶とさせていただきます。
39年間の長きにわたり、本当に有り難うございました。
2007年3月14日 株式会社 日本スポーツ出版社
取締役 内田 幸文
役員 一同
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ついに、この日が来てしまいました。
いったん流れた廃刊情報、ところが否定された段階もあった。関係者が事情を明かす。
・ ゴング休刊について(maikai 小佐野景浩)
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改めて記しておきたいのは2月27日に廃刊が決定したというのは明らかな間違い。あの日の夜、週刊ゴングを続行するか、しないかという議論になったのは事実だが、そこで決定したのは“廃刊”ではなくて“続行”だった。私は“2週間分の仕事のオファーを受けている”とダイアリーで書いたが、つまり「その先はどうなるかはわからないが、とりあえず2週は必ず出すから、手伝ってもらえないか?」という話を受けたのだ。
当時、新社長の内田氏、販売部の平川君などが資金繰りに奔走していた。そこに無責任な“廃刊決定”の記事。これを既成事実にされてしまったら、決まりかけていた融資の話が壊れる危険性もある。内田氏や平川君の努力が無駄になってしまう。だから、社員でもないのに僭越だとは思ったが、あのような表現で廃刊を否定させてもらった。本当のところはカウント2・9のプロレスがどこまで続くかという状態だった。私のダイアリーで裏切られたと思った方がいたとしたら、ここでお詫びします。
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これはいい話だ。融資話を壊さないために、あえて否定していたなんて! 思うんですよ、こういう「プロレス」は必要なんだと。
小佐野景浩氏は元ゴング編集長。真相をあからさまにすることもしなかったし、自身の情報にウソのレッテルを貼られる危険性を冒してでもゴングを守ろうとした。氏にとって“命”以上に大切なものがゴングだったんだろう。
もうひとつブログから。
・ 週刊ゴング最終号(須山浩継の身勝手日記)
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様々な噂が耳に入ってくる中、アタシが「さすがにもうダメかも・・・」と思ったのは、3月4日の大日本桂スタジオ大会のこと。この大会にはゴングからカメラマンも記者も来なかった。たしかに話題性が少ない大会ではあったものの、1人も取材に来ないなど普通ならありえない事だった。
そんな思いは先週号の誌面を見て確信に変わる。誌面は首都圏の試合とインタビューで埋められており、地方大会の記事はほとんど載っていなかった。聞けば今年に入ったあたりから、記者やカメラマンにはギャラはおろか取材の際の交通費さえ満足に支払われていなかったという。そんな中でも身銭を切りながら取材を続けた、記者やカメラマンの皆さんには本当に頭が下がる。
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2か月以上、記者やカメラマンは身銭を切りながら取材を続けていた! 読者にも関係者にも記者にも愛されたゴングが、そこにはあった。カウント2.9を意地で返し続けたが、ついに・・・。
長いプロレスファンからすれば、3大専門誌(紙)が週刊プロレス・週刊ゴング・週刊ファイトであった。昨年秋にファイトがまず脱落。つづいてゴング。市場の論理ではあれど、あまりに寂しい。
なぜ、こんなことになってしまったか。
格闘技の台頭により、相対的にプロレスの中での「闘い」のリアリティは後退(暴露本が追い打ち)。新日本プロレスの分裂により、人気レスラーは分散。ネット時代の到来により、たいていの情報は無料かつリアルタイムで入手可能に。プロレス専門誌は次第に存在価値を低下させていった。
本当はプロレスは連続ドラマ。専門誌こそ力を発揮するジャンルだったはずだ。だけれども、団体の離合集散は、ドラマを次々とその場しのぎ、ブツ切れにしてしまった。
ボクはもともと『週刊プロレス』派。今はサラリーマンだが、週プロを中学生前くらいから買っている。ゴングもいつしか平行して読むようになった。ここ10年くらいは週プロ・ゴングの両方を買っていた。特に、ここ2年以上はブログをやっている。ある程度は専門誌を読んでおくのは最低限必要かなぁというつもりもあった。
ただ、感じてはいた。日々ネットを見ているため、専門誌を読む時間が圧倒的に減ってきていたことを。
かつて“最もプロレス専門誌を売った男”は何を語った?
・ 『週刊ゴング』休刊について(4)(ターザンカフェ)
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雑誌によるニュースソースはすべて映像媒体とケイタイで事足りる状況。だったら余計に専門誌は言いたいこと、書きたいことをやっていく必要があったのに、それができなかった。
腰くだけ。大本営発表プロレス。最悪である。
まあ、これもボクが『週刊プロレス』の編集長を追われてしまったのが、そもそもの始まり。
1996年の出来事である。ボクがあの時に言った〝サイレントリベンジ〟という言葉が11年後、やっと実現したというわけだ。
でも「週ゴン」の廃刊はやっぱりさびしいよなあ。
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愛が感じられない・・・。
言いたいこと、書きたいことをそのまま書くことに意味はないよ。山本氏がバリバリだった頃とは、現場も大きく違う。そんな中で、プロレス専門誌の現場は、若い力にスポットを当てて、肉体改造なども推進し、ときには主力レスラーにも噛み付き、アイディアを出しまくっていったと思う。
ターザン山本!氏が微妙な感じなんですが、これからも、元ゴングの金沢克彦氏、小佐野氏をはじめ、“活字プロレス”出身者には「ここにあり!」というレポート(ニュースサイト、携帯サイトやブログが中心になるかな)や解説を期待したい。やっぱりファイト魂・ゴング魂や活字プロレスが染み付いた人は違うなぁ、そう思わせてほしい。
ボクも活字プロレスを読み続けたクチ。週プロは続けて読んでいくつもり。そして“読み続けてきた”者だからこその切り口をときどきは出していけるサイトに、ココをしていければと思う。よくも悪くも不器用なままでいたいぞ、はっきり言って。
■□T.SAKAi
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» ゴング休刊……プロレス週刊誌の価値は? [BLAZING!!]
昨日の記事でも少し触れましたが、週刊ゴングの休刊について。カクトウログ様がその経緯について丁寧かつ明確にまとめられておりますので、参照させていただきます。
ギリギリまで闘った週刊ゴング、歴史にいったん幕
カクトウログさんが引用されている記事をさらに引用する必要はありますまい。
というか、それではここでこの件について語る意味が無いので、カクトウログさんの見解を引用させていただきます。
ネット時代の到来により、たいていの情報は無料かつリアルタイムで入手可能に。プロレス専門誌は次第に存... [続きを読む]















































