資本金1億円。猪木新団体IGF、4月1日に営業スタートへ
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何度もイノキゲノム興行を延期してきたアントニオ猪木陣営。興行さえできないのに団体設立といっても本気にできない。されど、動きは本格的になってきたとも言える。いったんおさらい。
・ 猪木がIGF本格始動へ意欲(3/16 デイリー)
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猪木が15日、米国から帰国。14日に資本金1億円で会社登記を済ませた新団体「イノキ・ゲノム・フェデレーション(IGF)」の本格始動に向けて意欲を語った。
関係者によると、IGFは東京・銀座に事務所を構え、4月1日から営業をスタートさせるという。参加選手や、猪木VSアリ戦の記念日6月26日が有力と見られている旗揚げ戦の会場などは未定だが、中東のテレビ局や米国の団体など、猪木自身が持つパイプなどを活用する考えだ。
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エイプリルフールの始動は、ウソのような本当の話のようだ。選手に当てがあるんだろうか。ついていきそうな選手はまったく思い浮かばない。だけれども、1億円の資本金・・・お金だけはある。いったい何が行われようというのか。
こちら、3/15発売分の『東京スポーツ』紙にスポンサーについての情報あり。
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・ 資本金はプロレス団体としては破格の1億円で、代表取締役は猪木自身が務める。東京・中央区銀座に事務所を構えて、4月1日から旗揚げに入る予定だ。
・ また、公表された新団体の所在地から、IGFの有力スポンサーは「株式会社ジー・コミュニケーションズ」とみられている。同社は学習塾や居酒屋をFC展開して業績を伸ばしており、昨年5月には新日本プロレスから猪木の肖像権仕様許諾を得ている。すでに「アントニオ猪木酒場」を東京・池袋と沖縄で運営し、大成功を収めている。
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↓ホームページはこちら
・ FC ジー・コミュニケーショングループ
・ "ANTONIO INOKI"foods business project|アントニオ猪木酒場
アントニオ猪木酒場、成功してたんですね! 団体運営というよりも、猪木肖像権ビジネスが狙いではと、やはり思ってしまう。肖像権は新日本プロレスにあり、買うには数億必要だといわれている。また、パチンコ機の絡みもあって、新日本が手放すかは不明。
・ 子会社(新日本プロレス株式会社)のアントニオ猪木氏の肖像権取得に関するお知らせ(平成18年3月29日 ユークス)
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新日本プロレスは、アントニオ猪木氏に関する著作権、肖像権、商標権、ノウハウ実施許諾権等を全世界において所有するIEAから取得しました
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肖像権はそんなに儲かるのか。
・ ヨン様 42億円の荒稼ぎ (2007年1月29日 ゲンダイネット)
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韓国の人気俳優ペ・ヨンジュン(34)の05年の所得が329億ウォン(約42億円)に上ったことが明らかになった。
所属事務所によると、ヨン様は06年の所得税として97億5000万ウォン(約12億5000万円)を納付。韓国の芸能人ではトップの納税額で、収入のうち9割以上が日本での“稼ぎ”だったことが判明した。
ヨン様は日本ではロッテやセコムのCMに出演。「冬ソナ」パチンコのヒットも収入を押し上げた。
ちなみに、日本のタレントの高額所得者(04年)はみのもんた(62)が5億5000万円(推定)でトップだった。
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いやはや、日本トップ芸能人の8倍の所得。05年のヨン様所得42億円、このうち9割が日本での収入。うち多くがパチンコだとも言われている。パチンコ店に「チャラララ~」と例の音色が流れる。これは主婦層に受け、市場拡大に貢献したようだ。TVCMとしても、パチンコ店を宣伝するより冬ソナパチンコ機を宣伝したほうがイメージがよい。
猪木となるとスケールダウンするだろうが、確かに儲かる。IGFが取得して、パチンコ機の権利も持てば怖いものなしとなりそう。アントニオ猪木のパチスロからは、やはり「炎のファイター」が流れてくるんだろうか。ボクはパチンコとかやらないので不明。ただ、あの音楽が鳴ると闘争心はいやがおうにも高まる。
デイリーの記事の続き。
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猪木は「オレこそが天下を取ってやるっていう選手が現れればいい。巡業もやる。オレ自身が行かないとダメだね」と国内外問わず選手発掘に乗り出す構えで「でっかいことをやりますよ」とニヤリ。“燃える闘魂”が雑草魂で世界中を飛び回る。
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ただでさえ厳しい業界だ、志のない団体にファンは付いてこない。そんなこと、猪木なら百も承知だろう。猪木は何らかの野望を達成するのか、ビジネスの道具となるのか。とにかく、まだまだ団体としては何も見えていないんである。■□