大仁田厚らの敗訴が確定
しばらく前に世間を賑わせた事件に判決が出た。
・ 大仁田議員ら場外乱闘での敗訴確定 - バトルニュース : nikkansports.com
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試合直後の場外乱闘で負傷したプロレスラーのセッド・ジニアス(本名渡辺幸正)さんが、大仁田厚参院議員とセコンドだった元プロレスラーの秘書に計1500万円の損害賠償を求めた訴訟の上告審で、最高裁第1小法廷(泉徳治裁判長)は15日、大仁田議員側の上告を退ける決定をした。
大仁田議員と秘書に計78万円の支払いを命じた議員側敗訴の判決が確定した。
昨年10月の2審東京高裁判決によると、渡辺さんは2003年4月、東京都内で大仁田議員らとタッグマッチで対戦。試合後、渡辺さんが大仁田議員をけろうとして乱闘になった際、秘書から顔をけられ、頭部外傷などと診断された。
1審東京地裁判決(昨年4月)は「秘書は倒れて無防備の渡辺さんを力任せにけりつけた。観客に見せる興行としてのプロレスとは異質な暴行で、大仁田議員にも秘書を指揮、監督する権限があり責任を免れない」として、2人に賠償を命じ、2審も1審を支持した。
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当然の判決でしょう。
相手の鍛えている箇所に打撃を仕掛けて、常人じゃないお互いの肉体の強さを引き出しつつ、技を競い合うというのがプロレスの骨格。あの乱闘はいただけなかった。
されど、この価値観を世間に問うのも難しい話。つまりは、こんな争いを起こしちゃいけないわけで、「試合を組んだ」時点で大仁田側もジニアス側も“負け”だったんじゃないかな。■□