田村潔司「もう俺は引退まであと数試合だから」/kamipro No.110
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本日4月23日(月)は格闘技専門誌が3誌発売となる。
・ kamipro No.110 | 株式会社エンターブレイン
・ 格闘技専門誌のトップランナー『ゴン格』スタッフが早くも再始動!/eastpress/イースト・プレス
(※ 月刊誌「ゴング格闘技」タイトル変え復刊(ニッカン))
・ 『格闘技通信』5月23日号(No.421)は、4月23日(月)発売!(PRIDE公式)
『kamipro』と『GONKAKU』は早売りを土曜に買いました。
楽しめたというか、唸らされたのは『kamipro』。
前号(PRIDE終幕!!! ……そして開幕!)には榊原信行氏への独占インタビュー(PRIDEとUFCの“合体”告白)が踊った。
今号はPRIDE.34での“桜庭和志・田村潔司揃い踏み”に対する見解がこれでもかと展開されている。
スクープで攻めた前号。解釈で攻めた今号。はからずも2号セットでPRIDEとは何かを問いかけたようでもあった。
巻頭言のサブタイトルには「桜庭vs田村が重要なのではない。桜庭vs田村的価値観が必要なのだ」とある。
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ビジネスという視点だけで見れば、これらの(“桜庭和志・田村潔司揃い踏み”に至る)行為はまったくの無駄である。チケット&PPVの売れゆきにつながるわけではない。この先、実現する確証も何一つない。世界のMMAシーンに対しても、まるで不必要のいきすぎた情熱だ。
だが、プロレス興行の価値観を原点に持ち、表現を過剰にぶちまけることでようやく渦が起き、それが拡がることが問題提起となって、やがて議論がなされ、未来を案じたり、もしくは心躍らせたりする。無駄で余計な情熱があふれ出したとき、ようやく周囲に伝わっていくのだ。
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そして『kamipro』は、MMAバブルの大津波が押し寄せてもこの価値観(ジャパニーズ・スタイル)を守るべきだと説いている。
いろいろ考えさせられた。かつてプロレス界で日本のマーケットがアメリカを大きく上回っていた時代。新日本プロレスが強大だった時代。よく「日本が帰りは出世する」という言葉が使われた。観客をつかむことにも、技術の習得にも、必死になっていく。それを生もうとする熱が日本にはずっとある。
今回の桜庭と田村の揃い踏みも、同時中継されていた先のアメリカでは意味がわからなかっただろう。思い起こせば、レフェリーストップなしというルールで強行した桜庭vsホイス・グレイシー戦、サッカーか何かの余波で満員にならなかったたまアリを爆発させた高山善廣vsドン・フライ戦の殴り合い、ハッスルを広めるためという理由で小川直也が吉田秀彦と闘った一戦、公開練習でこれでもかとプロレス技を披露したジョシュ・バーネット・・・PRIDEはこれまで随所に“余計なもの”をまとってきた。
そんな中で田村は「もう俺は引退まであと数試合だから」と切り出した。だからこそ、田村的に意味がない試合はできない。あくまでも感情移入できる試合にこだわる。されど、UFCと一緒になっていくPRIDEは「グレー」と位置づけた。日本的価値観が維持されるかどうかわからないからだ。そのこだわりはMMAの潮流からすればまったく無駄なこだわりだが、それを拾って表紙にまでしていく『kamipro』とは見事にスイングしていく。
一方の『GONKAKU』にも田村インタビューあり。インタビューアーの熊久保英幸氏から「それを考えると、田村選手の現役の時間は残りわずかでしょうし」と切り出す。田村は「失礼だな!」とピシャリ。『kamipro』とは逆の展開が面白い。実際はほんわかムードなのかもしれないが、活字を追いかけているだけだとケンカ腰の問答が延々と続くのだ。
今回の桜庭・田村の登場はウエルカムではないPRIDEファンも多いだろう。その一方で、プロレスから“流れて”いったファンは、PRIDEの喪失に“プロレスの喪失”を重ね合わせてしまう。PRIDEが新プロレスと言われる所以がそこにあるのだと改めて実感させられた。
しかし・・・表紙の田村の写真。もうちょっとイイ表情は撮れなかったんでしょうか(笑)。■□
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