PRIDE身売り騒動の真相、その続編
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ミルコ・クロコップを引き抜いたUFC。PRIDE潰しは進行していたはずだったが、一転してPRIDEと提携。この急転直下の結末に至るプロセスを追う・・・
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3月27日の会見は、もう1週間前の話になる。
・ 2007.03.27 PRIDEとUFCが提携発表! 対抗戦が本格開戦/榊原社長が辞任へ、全権は新会社に移行(スポーツナビ)
・ 2007.03.27 カクトウログ: 重大発表公開記者会見/3・27PRIDE六本木ヒルズアリーナ速報まとめ
会見後、多くのメディアが“提携”までの経緯を記事化していた。しかし、どれも会見以上に突っ込んだ検証とは言いがたいものだった。
当サイトでも「買収する必要がない。主力選手を引き抜けば済む話で、実際にUFCはミルコ・クロコップは抜いた」という見方を会見前に記したまま。
・ 2007.03.23 カクトウログ: PRIDE身売り騒動の真相、その解説
この検証続編は、宿題になっていたともいえる。
UFCとPRIDEの仲はむしろよろしくなかったわけであって、それが急転直下した背景は、もし世の中に出ている情報があるのであれば整理しておきたいところ。
4/2(月)発売分、夕刊紙『夕刊フジ』に「総合格闘技大再編の舞台裏<上>」と題された連載が。記事タイトルには「PRIDE『身売り』で最後の意地」とある。記事一部を紹介。
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榊原社長とロレンゾ氏の接触は昨夏に始まった。だが実は、榊原社長はUFCだけでなく、プロレス団体のWWEや、前出のSHOWTIMEグループにも身売りを打診。その過程で噂は広がり、米国の格闘技サイトなどできは「75億円」といった売値が一人歩きしはじめた。
2月24日のPRIDEの2度目のラスベガス大会直後、榊原社長は「10億ドル(1200億円)でも売らない」と強弁。だが、単独での米国進出が大赤字に終わったこともあり、舞台裏での言い値は30億円に下がっていた。
それでも、UFC側にすれば、PRIDEから有力選手を一人ずつ引き抜く方が安上がりだった。UFC幹部は当時、筆者の取材に、「PRIDEが潰れるまで待つ」と断言していたのだ。
それが急転直下、「買ったほうが得!」となったのは、売値がDSEの債務超過分相当といわれる「十数億円」にまで下落したからにほかならない。UFC幹部は「急に言い値が半分に落ちた」と証言するが、なぜPRIDEは身売りを急いだのか。
理由の一つはK-1に対する意地だったようだ。27日の会見を先に設定したのはK-1側。榊原社長は、最後に捨て身でK-1総合部門の世界進出発表にPRIDEの重大発表をぶつけたといえるのだ。
(格闘技ジャーナリスト タダシ☆タナカ)
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タナカ氏の一連の情報には、氏のUFC幹部との懇意な関係があったもよう。「PRIDEが潰れるまで待つ」と2月に断言。それが急転直下、「買ったほうが得!」となった・・・生々しい経過。一方、3月27日には、ロレンゾ・フェティータ氏はPRIDEへの「愛」を力強く、感慨深く会見で語っていたのだが・・・。
愛情だけではお金は出せなかった!
いや、資産を維持・拡大していくために正確なジャッジが必要なのは当然なんだろう。“大金持ち”のイメージにとらわれがちだが、現実はシビアなんである。
会見日に関しても、3月27日はK-1にぶつけたのかな?とは確かに推測できた。されど、PRIDE・UFC連合のホンモノ感にかき消された感があった。このタイミングに合わせるように“急に言い値を半分にした”というのが真相なんだろう。
SHOWTIMEグループに断られた後、K-1と結びついたことに焦った。だから、K-1会見に先を越された印象を持たれたくなかった。意地でもUFCと提携しなければいけない。滑り込みセーフが、あの重大発表記者会見であったのでしょう。
その証拠であるかのように、会見後もUFCとの本格的な対抗戦は「来年」というワーディングで語られることが多い。日本での組織も、アメリカでの体制も、はっきりした情報が出てこない。これは本当に何も決まっていないということなんでしょう。「年末にミルコvsヒョードル」などといった報道は、現時点ではイメージ先行で煽っているだけではないでしょうか。
買収金額について、少し話題になっている。コメント欄。
・ 悲しきアイアンマン: 週刊現代がPRIDE叩きを再開・・・というよりも清原邦夫叩きでした
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>売却額にもツッコミ
ダナは買収にバリー・ボンズのギャラと同じくらいのお金がかかったと言っていますからね。海外でも7000万ドル前後というのが定説です。
そういや、買収が10数億円というネタはタダシ☆タナカも引っかかっていましたね。
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バリー・ボンズの年棒のことでしょうか。2007年度の年俸1600万ドル(約18億6000万円)。7000万ドルとはほど遠い・・・何かの間違い?
知ってる人の話によると、大口の買収では、いったん「10~15億円で購入」(価格は例)などと幅を持って契約してその後のdue diligence(詳細調査)の結果いかんで減額されて「10億円」になる、ということが多いそうです。“バリー・ボンズ”クラスと“10数億円”のズレは、このあたりか。どうでしょう、スポーツ報知等の報道にもあった10数億円は確かなんではないでしょうか。(追加情報あったら訂正しますね)
そのPRIDE。成功のカギは、やはりUFCの手法を追随すること。
・ 高田氏自らが米国版“モーレツ!!しごき教室”の鬼教官。「PRIDEリアリティーショー」構想(デイリー)
・ 世界最大の格闘技団体UFCが、現在の人気を獲得したドキュメント番組と同じ手法で、格闘技未経験者らがPRIDEのリングに立つまでを追う(ニッカン)
“素人”との絡みには一戦を引くようにして築いてきたPRIDEというブランド。されど、背に腹は変えられない。本当は、定期的に行われるUFCとの闘いを「全勝」していく、勝つことでアピールということだけでのしあがったら素晴らしいんだが・・・もう、UFCには大きく水をあけられてしまっているのだ。
以上、PRIDE身売り騒動の真相、その続編をお届けしました。
だからといって、PRIDEの世界最高峰のリングが損なわれるわけではけっしてない。むしろ、DSEはギリギリの攻防を繰り広げて、土俵際に残った。
格闘技はリスクの高いジャンル。今後はフェティータ兄弟を、UFCとPRIDEの交互で支えていくことになるかもしれない。最高峰がより輝くために、UFCは最大の味方となった。PRIDEは日米を股にかけて、その世界観を観客にぶつけていく。スタッフも、選手も。その「愛」は揺るぐことがなく、より大きなものとなっていくことを期待したい。
■□T.SAKAi
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