柴田勝頼と船木誠勝が変えるべきもの
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5月13日、プロレスゲーム「レッスルキングダム2」発売記念イベントに船木誠勝が登場した。「ジョシュと船木がIGFを語る。そしてリングスは・・・」で内容の一部を紹介したが、詳報をパソコンサイトからキャッチ。
ここでは、柴田勝頼との関係についての船木発言を拾ってみる。他にも興味深い話がいくつかあり。リンク先参照を。
・ ビックカメラ新宿西口店の発売イベントに「船木 誠勝」氏が登場! ユークス、PS2「レッスルキングダム2 プロレスリング世界大戦」(GAME Watch)
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・ (柴田勝頼は)今時、本当に珍しい選手。ただ単純に強くなろうとしているだけなんで……本当に珍しい。そういうのに自分も感動しちゃって。とにかく『強くなろうとしている若者を、できるところまで強くしてあげたい』という気持ちがあります。自分が最初に入った団体の後輩ということもあり、特別な感覚がありますね。
・ 毎試合、常に100パーセントの気持ちで相手にぶつかっていくから、試合でも怪我が多い。そのぶん心配事も多いが、仮に短い選手寿命だとしても、本人がまっすぐ走ってくれれば、それはそれで自分も嬉しい。そういう選手って、あまりいないですから。何の駆け引きもなく、自分の力を100パーセント常に出せるような、そんな選手になってほしい。
・ 本能、感覚で生きている男。(総合格闘技路線をひたすらまい進中でその先のことは)本当に何も考えてない。
・ (船木と柴田、ふたりが志向するプロレスは)予定を立てたような動きがない。無理やりにでも相手に技をかけたり、かからないように防御するといった、相手の動きを手探りで確かめながら試合をする、昔のような“緊張感”のあるもの。
・ (具体的には、新日本プロレス初期にアントニオ猪木が活躍していた頃の試合。旗揚げのカール・ゴッチ戦を筆頭に、グレート・アントニオ、パク・ソンナン、ローラン・ボック……ほとんど技をかけさせてもらえない“勝負”をしているもの)ああいうものが今残っているのであれば『やりたい!』と常々ふたりでいっている。
・ アクロバット的なもの、派手な大技が乱発されすぎているような気もするが、それが今のスタイルなら、それはそれで進化してきた形。いきなり『昔に戻れ』といわれてもお客さんも驚いてしまう。パンクラスの“秒殺劇”も、唐突すぎて認知してもらえなかったら2~3試合で(未来が)終わっていたと思います。スタイルが残るかどうかは、お客さんが認知してくれるか否か。プロレスがどう進化していくかという点で、もしファッションのように回帰していくことがあるなら(初期新日スタイルの再現も)ありえるかもしれない。
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柴田と船木が理想としている「“勝負”をしているプロレス」。どこへ行っちゃったんでしょうねぇ・・・なんてボクが言ってしまうのは逃げのような気がする。
リストの奪い合いやロックアップから始まるプロレスは、前田日明や船木誠勝らが標榜したUWFが破壊した。大きく言えば、観客がリアリティを感じる瞬間は進化して、総合格闘技が誕生している現代だ。
じゃあ、総合格闘技誕生後に緊張感のあるプロレスがまったくなくなったかといえば、そうではない。藤田和之と永田裕志、鈴木みのるやケンドー・カシンと中邑真輔、鈴木みのると永田裕志、高山善廣とKENTA・・・旧新日本クラシックなスタイルではないが、随所に感じられる“摩擦”はある。
佐々木健介なんかは、打撃のハードさでとんでもない緊張感をつくり出す。丸藤正道などによるアクロバットな動きも、緊張感をつくり出す手段のひとつだといえる。
柴田を上げなくなったノア。それでも、受け入れ続ける外敵(高山やみのる)はいるし、KENTAとの攻防は凄まじい。やはり、盟主としてプロレスの緊張感をいちばん持っているのはノアというところに落ち着くんだろう。みのるや健介を上げる全日本も、いくつかの瞬間で風を吹かせる。
そして、外敵自体をほとんど上げなくなった新日本。どうしても緊張感はスケールが小さいものとなる。
思うに、アントニオ猪木が全盛だった時代。ジャイアント馬場にないものを志向して、カール・ゴッチに師事。トップレスラーで日本人唯一、レスリング・スタイルでの強さを手に入れた。“異種格闘技戦”と“キラー猪木”の両輪で幻想をふくらませた猪木は、業界随一の存在へとノシ上がっていった。新日本プロレスにしかない緊張感、新日本プロレスにしかいない強豪・・・すべてが新日本にあった。
アントニオ猪木の勢いとともに思い出は美化され、猪木の色気は時代を超えて魅力的に画面に映る。
やはり中邑真輔はK-1と両立しようとしていたときの方が魅力的だったし、柴田の総合参戦はドキドキする。磨いた刀をチラつかせながら闘う場がプロレスにあってほしいと思うが、それはもう幻なんだろうか。誰も「レスリング、表現技術、フィニッシュホールド」を兼ね備えた全盛期の猪木に追いつけない。
プロレスも格闘技も“生き物”なんであり、ボクらは連続する世界観の中でそれらを観ている。従来のプロレスの範疇にはない試合を1976年に闘ったとされるアントニオ猪木。柴田の総合格闘技参戦を、そこにオーバーラップさせるファンは偏屈だ。
偏屈で構わない。柴田と船木よ、初期新日に回帰させるのは「スタイル」なんかじゃない。ねじ伏せるくらいの実力をもって「世界観」を変えてしまえ。猪木は間違いなく一時「プロレス」を超えた。回帰させるべきはそこなんであって、柴田には「プロレス」を超えられるかが問われているのだ。
もちろん、楽なことじゃない。“ウソみたいなホント”を何度も重ねても、掴めるかどうかわからない。柴田と船木がめざすのは、それくらいのものなんじゃないかと思う。
※26:00追記 こちらにも記事
・ 船木誠勝 現役復帰を明言。ヒクソンとの再戦も?(内外タイムス)
「まあ、柴田と一緒にボクも練習してます。7年前から衰えてない・・・オファーがあったら突然復帰するかもしれませんね」と発言。■□
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