柴田勝頼「負けました」
7・16HERO'S横浜アリーナ決戦。プロレスラー・柴田勝頼は、総合格闘技デビュー2戦目でハレック・グレイシーと対戦した。
・ 試合経過&試合後コメント
(スポーツナビ)
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――今の気持ちは?
悔しいの一言です。全部がダメでした。パンチも押し出す感じだったし、悪いところがはっきりしていた。全身に力が入りすぎていました。反省点は全てです。
――フックの手応えは?
相手がよろけたので距離を詰めたけど、その後は1番ダメなパターンにはまってしまいました。脇を差されてロープを背負ってしまった。マウントを取られてからは相手に密着されて返せなかった。あれがグレイシーの上手いところですね。
――船木さんは何と言っていたのか
「狐につままれた感じだろ。それがグレイシーだ」と言ってました。
――3月の試合とは違ったか
3月の試合も力んでいました。まだ自分がコントロールできていない。これからどんどん総合格闘技の感覚を味わっていければと思います。
――腕は大丈夫か?
今は大丈夫です。すぐ入れてもらいました。
――相手の力強さは感じたか
そういうのはないですね。ただ、いつの間にか相手の形になっていました。
――リベンジは考えている?
はい、もちろん。
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携帯サイト「プロレス・格闘技DX」での毎週水曜、柴田勝頼の連載コラム。7/18更新分にアップされたメッセージ。
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負けました。
今日は総合格闘技のリングで“負ける”ということを学んだ一日。当然なんですが、やる前から“負ける”という事を全く考えてなかったので、ここまで気分が落ちるとは思いませんでした。しかも“タップ”をして、完全に相手に負けを認めました。正直、人前に出られないくらい恥ずかしいと思ったのですが、今日の敗北をしっかりと受け止めて、今後トレーニングをして行きたいと思います。
応援して頂いた皆様、ありがとうございました。
2007 7/16 23:40
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ファンは柴田とともに悔しさを味わった。ただ、これまでの柴田の苦悩に比べたら“健全”だ。思うように闘える場所さえなかった葛藤はもうない。環境がある。舞台がある。仲間がいる。
弱いところから始めましょう、上等じゃないですか。ボクは、柴田勝頼とともに歩きます。
柴田選手、復帰宣言の船木さんとともに、改めて叫んでください。
ARMS始動!■□