ゴッチさん訃報に関係者コメント
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8:00追加pick up アントニオ猪木「突然のことでご冥福を祈るだけです」/「具合が悪いのは聞いておりました・・・」┃カール・ゴッチ@高山善廣┃今日、7月30日が「プロレス記念日」?@ターザンカフェ
28日午前9時45分(現地時間)フロリダ州タンパにて亡くなったカール・ゴッチさん(享年82歳)。訃報に対して関係者がコメントを出している。選手の思いのみならず、ゴッチさんの近況がわかる部分もありますので、ここに紹介しておきます。
・ カール・ゴッチ氏・訃報に関して、新日本プロレス・菅林社長のコメント(新日本公式)
「新日本プロレスのストロングスタイルを築いた偉大な選手でした。ゴッチさんからは多くの選手たちが影響を受けてきました。新日本の発展になくてはならない存在でした。本当に残念です。合掌」
・ 【訃報】カール・ゴッチさん死去(プロレスリング ゼロワン・マックス/BLOG @ プロレスリング ZERO1-MAX)
・ 大谷晋二郎「面識こそありませんが、自分がプロレスファン時代からプロレスの神様としての存在感、偉大さは強烈に頭に残っています。プロレスを愛されたカール・ゴッチさんの思いを背負いながら、自分たちプロレスラーは頑張り続けます! 自分たちの偉大な大先輩、カール・ゴッチさんのご冥福を心からお祈りいたします」(週プロモバイルより)
・ 佐山聡(初代タイガーマスク)「私にとってカール・ゴッチ先生はプロレス、格闘技に限らず人生のすべてでした。本当にお悔やみ申し上げます。私を育ててくれまして、本当にありがとうございました。カール・ゴッチ先生の遺志は必ず継いでいきます。ご冥福をお祈りいたします」(週プロモバイルより)
・ リングの撤収が終わりました。|Mr.バックドロップ 後藤達俊
・ 藤波辰爾「試合前に(情報が)入ってきてね。もう随分とお会いしてなくて、西村に任せっきりだったんだけど。西村も1、2か月会ってないって言ってて、試合前にちょっと、う~ん・・・ってなったけど。いますぐにどうすることもできないん、向こう(現地)でどういうふうにするのか。向こうではマレンコ兄弟がケアしてくれていて、西村も連絡を取ってくれてるみたいなんで、ウチの名誉顧問でもあるし、オレにとっては顧問っていうことだけじゃなくて、プロレス人生のスタートがカール・ゴッチさんから来ているからね。すごくショックだね」(週プロモバイルより)
「非常にびっくりしてます。今日は大阪で興行があったんですけど、自分の試合前に話を聞いたから、目の前が真っ白になっちゃいました。それで全部の試合が終わったあと、急遽テンカウントをしたんです。
僕の技術のほとんどは、ゴッチさんから学んだものです。ドラゴンスープレックスにしたって、ほかのスープレックスにしたって、すべてゴッチさんから教えてもらったものです。それこそ、僕はカール・ゴッチ杯の第1回優勝者として、海外遠征に行けたし、ドイツに行ってゴッチさんからトレーニングを学んだ日々が、僕のプロレスラー人生の大きな転換期になった。
昨年『無我』の名誉顧問になってもらいました。本人も一時期は日本に住んでいたこともありますから、“なんとか日本に呼びたい”という気持ちはあったんですけど、もう長距離の移動は難しい身体だったんです。
僕のプロレス人生は、もちろん猪木さんというのも大きいけれど、技術面や精神面では『ゴッチさんがすべて』と言っても過言ではないくらい、ゴッチさんから学んだものは大きかった。いまは心からご冥福をお祈りします」
・ 西村修「(吉江豊とのシングルに破れ、涙を拭いながら花道を引き揚げる。涙を流しながら)試合の直前に聞いたものですから・・・試合どころじゃないですよね。6月中旬に会ったばかりで、ホントに元気そのものでしたよ。ちょっと多忙で7月は帰れなかったんですけど、ゴメンなさいって2週間ぐらい前に電話したばかりで。元気でやっているから、日本の方を元気で頑張れと。行くたびに本当にいろんなことを聞いて、いろんなことを教えてくれましたよ。
(入院していたようだが?)つい最近になって、連絡が取れなくなっちゃったんですよ。夜に電話しても、人間としては珍しいぐらいの頑固な人でしたから、夜の8時になれば電話線を外しちゃうし、留守番電話なんか置かないし、ものすごい心配してたんですけど・・・。なんか(ヒロ)マツダさんからはじまって、いろんな先輩方がどんどんいなくなっちゃって、なんかもう・・・大きな、大切な宝というか、ポッカリなくなっちゃったような気がしますよね。
本当に、さんざん日本のプロレスに貢献して、最後快く最高顧問として入ってもらってですね。藤波さんなりの、ありがとうの気持ちで、名前だけでいいからいままでありがとうっていうことで、我々が生活の面倒を見ていたんですけど。私は本当にこの6年間、本当に師匠として、教授として、いいお付き合いができたので、悔いはありませんけど・・・まずは本当に、安らかにお眠りくださいっていう、その言葉です」(週プロモバイルより)
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6月中旬に会ったばかりで、ホントに元気そのものだった・・・なのに、残念でならない。
さすがに無我勢、藤波と西村によるゴッチさんへの思いは深い。そして、西村が世話をしていることは知っていたんですが、それが6年にも及ぶものだったんですね。現地ではマレンコ兄弟がフォローに回っているとのこと。
参考:前田日明の2006年発言
・ 2006.01.27 カクトウログ: 西村修「バカになろうか」・・・新日本プロレス退団
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前田日明「(西村修に対して)西村選手とは会ったこともないし、試合も一、二回しか見たことがないんですが、色んな意味で志を感じる選手ですね。カール・ゴッチさんを大事にして、いつも面倒を見てくれているそうで、頭が下がるところがいっぱいです」
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日本に来日する体力は昨年あたりからもうなかったとのこと。それでも、ゴッチさんならではの頑固さは最後まで貫かれたようだ。ファンにも、関係者にも、イメージを変えないままに人生を全うしたゴッチさん。立派だよ・・・。
アントニオ猪木、前田日明世代で、すこしでもプロレスにハマった人であれば絶対的な存在である。Yahoo! JAPANのトピックスにも「プロレスの神 ゴッチさん死去」との文字が躍る。参院選での民主躍進に支配されるかに思えた29日の日本列島を、カール・ゴッチさんの訃報が駆け抜けた。